注目アイテム詳細

オランダのカウンターテナー、マールテン・エンゲルチェスの新録音!『忘れられたアリア集~J.S.バッハ:カンタータ・アリア集』

エンゲルチェス

2018年トリフォニーホールでのコープマンの「ロ短調ミサ」で日本の聴衆の度肝を抜いた、オランダの美声カウンターテナー、エンゲルチェス、ソニー・クラシカル・デビュー。

今、オランダで最も注目されているカウンターテナー、マールテン・エンゲルチェスによる、バッハのカンタータからアルトのためのアリアを集めたものです。

エンゲルチェスは1984年に生まれ、4年間聖歌隊でボーイ・ソプラノを担当。1995年にはハーレム少年合唱祭にて、ヘンデルの「戴冠式アンセム」でソロを歌い注目を浴びました。また、リガの大聖堂で行われたアレグリ「ミゼレーレ」の録音ではソリストとして参加し、ここでも素晴らしい歌唱を披露しています。

16歳の時にカウンターテナー歌手へと転向し、マタイ受難曲のアルトでデビュー。その後バッハの数々の作品をはじめ、バロック期のオペラなどでも幅広く活躍し、トン・コープマンと共演を積み重ね、その名声を飛躍的に高めています。
2018年秋のコープマン指揮アムステルダム・バロック管&合唱団来日時にバッハのロ短調ミサ曲でアルト・ソロを担当し、やわらかく繊細で伸びやかな声で魅了してくれました。
アルトのためのソロ・カンタータは近年しばしばカウンターテナーで歌われるようになりましたが、カンタータ1曲全曲では出てきても単独として歌われることはあまりありません。
しかしこのアルバムでは、非常に全体にしっとりと歌いあげるような音楽作りがされていて、それらによってひとつの流れを作りだした見事な選曲プログラムにより、新鮮でかつ感動的な仕上がりとなっています。
「PRJCTアムステルダム」は、エンゲルチェスによって2017年に結成されたピリオド楽器アンサンブルで、若手バロック奏者によって構成されています。
(ソニーミュージック)

『忘れられたアリア集~J.S.バッハ:カンタータ・アリア集』
【曲目】
J.S.バッハ:
1. カンタータ『ああ永遠の炎、愛のみなもと』BWV.34よりアリア「幸あり、汝ら選びぬかれた魂」
2. カンタータ『わがもとにとどまれ、はや夕べとなれば』BWV.6よりアリア「いと高き祝福された神の御子よ」
3. カンタータ『備えて怠るな、わが霊よ』BWV.115よりアリア「ああ、眠れる魂よ、どうしたのだ?」
4. カンタータ『われは善き牧者なり』BWV.85よりアリア「イエスは善き羊飼い」
5. カンタータ『されど同じ安息日の夕べに』BWV.42より「シンフォニア」
6. カンタータ『されど同じ安息日の夕べに』BWV.42よりアリア「二人あるいは三人が集まり」
7. カンタータ『片足は墓穴にありてわれは立つ』BWV.156よりアリア「主よ、あなたの定めを喜んで受け入れましょう」
8. カンタータ『イエス眠りたまえば、われ何に頼るべし』BWV.81よりアリア「主、イエスは眠り、いかにすべき我が望み」
9. カンタータ『来たれ、汝甘き死の時よ』BWV.161よりアリア「来たれ、汝甘き死の時よ」
10. カンタータ『わが心には憂い多かりき』BWV.21より「シンフォニア」
11. カンタータ『心と口と行いと生活で』BWV.147よりアリア「恥じるな、おお私の魂よ」
12. カンタータ『喜べ、救われし群れよ』BWV.30よりアリア「来なさい、悩む罪人たち」
13. カンタータ『主、かたき望み』BWV.197よりアリア「この世の気遣いも苦労もみな」
【演奏】
マールテン・エンゲルチェス(カウンターテナー)
PRJCTアムステルダム (ピリオド楽器アンサンブル)
【録音】
2019年 オランダ エルブルグ グローテ教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年01月28日 00:00