エンゲルチェス&PRJCTアムステルダム(バロック・オーケストラ)/ペルゴレージ:スターバト・マーテル&ヴィヴァルディ:ニジ・ドミヌス
大活躍のカウンターテナー、
エンゲルチェスが結成したピリオド楽器オーケストラによる
ペルゴレージの「スターバト・マーテル」!
世界的な活躍を見せ、高い実力を示している1984 年生まれのオランダのカウンターテナー、マールテン・エンゲルチェスが若手ピリオド楽器奏者たちと2017年に結成したバロック・オーケストラ、PRJCTアムステルダムがPENTATONEレーベルに初登場!これまでSONY CLASSICALに2枚のバッハ・アルバムを発表していましたが、PENTATONEデビューとなるこのアルバムには、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」とヴィヴァルディの「ニジ・ドミヌス」を収録しています。
エンゲルチェスとPRJCTアムステルダムにとって2017年の最初のプロジェクトで取り上げたプログラムとのことで、まさに満を持してのリリースとなります。
26 歳で夭逝したペルゴレージが死の年に作曲した「スターバト・マーテル」。ソプラノとアルトの二重唱で歌われる、言わずと知れた18 世紀の宗教音楽の傑作です。18 世紀で最も出版を重ねた作品とされ、ペルゴレージの死後もヨーロッパ各地で数多く演奏されました。フランスの定期演奏会コンセール・スピリチュエルでは、最も頻繁に取り上げられたレパートリーの一つとなり、あのバッハも歌詞をドイツ語の詩篇に変え、編曲した作品を残しています(BWV1083)。天才ペルゴレージの表現力が遺憾なく発揮された傑作を、美声と高い表現力で世界の注目を集めるエンゲルチェスが、1993 年生まれの若きイスラエル人ソプラノ、シラ・パチョルニクと、どのように聴かせてくれるか、楽しみな録音です。
またカップリング曲はヴィヴァルディの「ニジ・ドミヌス」。詩篇127 篇「主が家を建てられるのでなければ」に付けられたアルト独唱の宗教音楽です。各楽章が多様な様式で書かれたドラマティックな作品で、ヴィオラ・ダモーレの響きが印象的なヴィヴァルディの意欲的作品です。名歌手たちが歌ってきたカウンターテナーの試金石ともされるこの楽曲でのエンゲルチェスの表現力にも期待が高まります。
18世紀イタリアの傑作宗教曲を、若き才能たちの歌唱・演奏で聴くことのできる注目の1枚です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ペルゴレージ:スターバト・マーテル P.77(1736)*
ヴィヴァルディ:ニジ・ドミヌス RV608(ca.1713-1717)
【演奏】
マールテン・エンゲルチェス(カウンターテナー&指揮)
シラ・パチョルニク(ソプラノ)*
PRJCTアムステルダム(バロック・オーケストラ)
【録音】
2023年4月23、24、26日/スヘリングヴァウデ教会(アムステルダム)
カバー絵画:ローザ・シュヴェニンガー(1848-1918):期待
DDD
ディジパック仕様
57'17
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年01月31日 00:00