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聖フローリアン・ライヴ!ゲルギエフ&ミュンヘン~ブルックナー:交響曲第2、8、9番

ゲルギエフのブルックナー

ゲルギエフ&ミュンヘン・フィルの、
リンツ、聖フローリアン修道院でのブルックナー・ライヴ

ミュンヘン・フィルの自主レーベルより首席指揮者ゲルギエフとの、リンツ、聖フローリアン修道院での2018年のブルックナー・ライヴ3タイトルが一挙発売となります。同コンビのブルックナーは2015年ガスタイク・ライヴの第4番、2017年聖フローリアン・ライヴの第1番、第3番に続くもので、都合6タイトルとなりました。
(タワーレコード)

 

ミュンヘン・フィル自主制作録音盤、2015年9月より首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフとミュンヘン・フィルならではの重厚なパワーときらめくような優雅さ、美感をも引き出す練達のゲルギエフの熱血指揮に応えるべく、弦も管も打楽器ももてる最高のものを出し尽くした集中力と緊迫感によって、深く熱く濃密となったこの新コンビの音楽は非常に高い評価を得ています。前年に収録され発売済みの「交響曲第1&3番」では、「伝統的なブルックナー特有の神秘性や宗教性を抜けだし、素朴な美しさと推進力が融合された画期的な解釈」。また「教会の残響と各楽器が絶妙なバランスで、まったく混濁することのない録音」と演奏・録音の面でも高い評価を得ています。この録音では、CPO や BIS などのレーベルで高い評価を受けるエンジニアStephan Reh 氏が担当。マスタリングは、ECMの監修の下で新マスタリングを担当し、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル氏が担当しています。
(ワーナーミュージック)

ワレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル/ブルックナー:交響曲第2番

「交響曲第2番」は、第1番の作曲から3年後の1869年に、ブルックナーは本来第2番とするつもりだったニ短調の交響曲を完成させています。しかし完成度に満足できなかったのかはわかりませんが、番号を付けずに封印してしまいます。これが現在「第0番」と呼ばれている作品です。しかし、1872年にあらためて「交響曲第2番ハ短調」を作曲。ブルックナーの交響曲中では、残念ながらあまり人気が高いとは言えない作品が、美しいメロディが次々に登場する魅力的な交響曲です。要所要所をしっかりと固め、メロディの引き継ぎを弦と管の意味深い組み立てによって一元化された演奏です。
(ワーナーミュージック)

【収録曲】ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調
【演奏】ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】2018年9月24-25日、リンツ、聖フローリアン修道院でのライヴ
【演奏時間】17:50 – 14:04 – 06:56 – 16:38

ワレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル/ブルックナー:交響曲第8番

「交響曲第8番」は、1892年ハンス・リヒター指揮によってウィーン・フィルが初演し、そのスケールの大きさと均整のとれた構成力によって、ブルックナーの最高傑作としてのみならず、ロマン派の交響曲を代表する名曲との評価も得ており、これまでも数多くの名指揮者が演奏し、数多くの名演が生み出されています。大きな編成による雄大な作品を、聖フローリアン修道院の多い残響の中で演奏をコントロールするのは至難の技ですが、全ての楽器の深く多彩な響きを余すことなくはっきりと映し出されており、豊麗極まりない響きの美しさと多様な表現が見事な演奏です。
(ワーナーミュージック)

【収録曲】ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
【演奏】ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】2018年9月26日、リンツ、聖フローリアン修道院でのライヴ
【演奏時間】15:53 - 15:56 – 27:37 – 21:15

ワレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル/ブルックナー:交響曲第9番

「交響曲第9番」は、第3楽章までの未完に終わっており、ブルックナーは献辞として楽譜に「愛する神に捧ぐ」(Dem lieben Gott)と記載しました。未完成ながら、この曲はまるで宇宙の音楽のような圧倒的世界が展開されています。ゲルギエフは、ブルックナー自身がオルガニストを務めた聖フローリアン教会のオルガンと合唱の響きとオーストリアの豊かな自然が反映された敬虔としていることを映し出しています。この壮大なサウンドによる音楽絵巻を、緊張感を保ちながらスケール豊かに演奏されています。

【収録曲】ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
【演奏】ワレリー・ゲルギエフ(指揮)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】2018年9月26日、リンツ、聖フローリアン修道院でのライヴ
【演奏時間】25:39 – 11:34 – 25:29

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER

掲載: 2019年03月08日 12:00