ハンガリーの現代音楽作曲家ジェルジ・クルターグの初録音も含む歌曲と室内楽作品集
ツィンバロンも多用したクルターグの歌曲と室内楽
2019年に93歳を迎えたルーマニア生まれのハンガリーの作曲家による6つの作品を収録したアルバムの登場です。
ブダペストで学び、のちにパリでミヨー、メシアンに師事したクルターグは1960年代の前衛音楽を吸収し、ヴェーベルンの音列技法の発展的一翼を担いました。ハンガリー動乱後も祖国にとどまり、現役作曲家として現在も活躍しております。
クルターグといえば打弦楽器ツィンバロン(ツィンバロム)を多用し、ハンガリーをはじめとする中欧・東欧地域らしさを示した作品を作曲しております。
なお、ここに収録された「7つの歌」と「ある冬の夕暮れの想い出に」はCDとしては初録音となります。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ジェルジ・クルターグ(1926-):
1.ある小説からの15の情景 Op.19
~ソプラノ、ヴァイオリン、ツィンバロンとコントラバスのための
2.8つの二重奏曲 Op.4
~ヴァイオリンとツィンバロンのための
3.7つの歌 Op.22
~ソプラノとツィンバロンのための
4.「ある冬の夕暮れの想い出に」 Op.8
~ソプラノ、ヴァイオリンとツィンバロンのための
5.ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの「スクラップブック」Op.37aより
~ソプラノとコントラバスのための
6.「フェレンツ・ベレーニ70歳へのオマージュ」
~ツィンバロンのための
【演奏】
ヴィクトリア・ヴィトレンコ(ソプラノ)
ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン)
ルイージ・ガゲーロ(ツィンバロン)
ニーク・デ・グロート(コントラバス)
【録音】
2018年12月9-12日、ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)[セッション録音]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年06月06日 00:00