『室内合唱団 日唱による伊福部昭個展』~北海道出身・ゴジラ音楽の巨匠・伊福部昭の合唱CDが登場!(2枚組)
北海道讃歌、全開発の歌、シレトコ半島漁夫の歌、オホーツクの海、そして映画音楽の豊穣なる作品群が合唱と共に甦る!
伝統あるプロ合唱団「日唱」がスタートさせた日本の巨匠シリーズ第1弾「伊福部昭」。
独自なる伊福部ワールドが鳴り響いた伝説のコンサートの完全CD化!
伊福部門下の和田薫による師の十年祭へ捧ぐ無伴奏合唱曲からコンサートは幕開ける。
音を穿ち、響きを創出するピアノによる透徹した世界とエレクトーンオーケストラによる熱狂の歓喜へ至る伊福部合唱個展!
2時間半に及ぶ重量級コンサートを2枚組CDとして完全収録
伊福部昭の愛弟子である和田薫の指揮で、「大楽必易」なる伊福部の重厚で雄々しい音楽性をクローズアップ。
和田薫の音楽テーマである「喚起」の世界が伊福部の根源的エネルギーを呼び起こす!
DISC1は「ピアノ:藤井麻理」によって研ぎ澄まされた響きと炸裂するピアニズムによる、DISC2は「エレクトーン・編曲:竹蓋彩花」によって伊福部映画音楽をアレンジして極彩色のダイナミズムとともに鳴り響くエレクトーンによる。いずれも指揮:和田薫、合唱:日唱による確かな譜読みと伊福部への深い理解が隅々まで伝わった演奏となっている。
ピアニストの藤井麻理、エレクトーンの竹蓋彩花は、オーケストラ・トリプティークのメンバーとして、伊福部昭や日本人の様々な作品を演奏する奏者としても好評を得ており、その入魂の演奏が記録されたCDが発売される。
(スリーシェルズ)
『室内合唱団 日唱による伊福部昭個展』
【収録曲目】
伊福部昭:
[DISC 1]『合唱とピアノによる伊福部昭個展』
01.和田薫 谷神不死-無伴奏混声四部合唱のための-伊福部昭十年祭へ寄せる
(委嘱初演・この曲のみ和田薫作曲)
02.『北海道讃歌』(1961)作詞:森みつ
03.全開発の歌(全北海道開発局労働組合の歌)作詞:沢谷純一
04.『シレトコ半島の漁夫の歌』(1966)作詞:更科源蔵 ピアノリダクション
05.合唱頌詩『オホーツクの海』(1958)作詞:更科源蔵 ピアノリダクション
[DISC 2]『合唱とエレクトーンによる伊福部昭個展』(編曲:竹蓋彩花)
01.『わんぱく王子の大蛇退治』(1963)No.6
02.『わんぱく王子の大蛇退治』(1963)No.63
03.『セロ弾きのゴーシュ』(1953)No.11
04.『セロ弾きのゴーシュ』(1953)No.19
05.『イワンと子馬』(影絵劇『せむしの子馬』より 1953) 子馬の唄
06.『イワンと子馬』イワンの唄
07.『イワンと子馬』No.36
08.『イワンと子馬』No.44
09.映画『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』(1962)
10.映画『鯨神』(1962)
11.映画『反逆児』(1965)
12.映画『ひろしま』(1953)
13.『ゴジラ』(1954)メインタイトル(エレクトーンのみ)~『大怪獣バラン』(1958)
14.『海底軍艦』(1963)ムウの祈り
15.『モスラ対ゴジラ』(1964)メインタイトル(エレクトーンのみ)~マハラ・モスラ
16.聖なる泉~『キングコング対ゴジラ』(1962)メインタイトル~眠れる魔神~メインタイトル
17.『ゴジラ』エンディング
【演奏】
室内合唱団 日唱
【ソプラノ】片山沙緒里、鏑木綾、上出朝子、高麗文江、品川 更紗
【アルト】佐藤智子、宍倉淑子、菅沼安佐代、柳田文子、湯田佳寿美
【テノール】荻島寛樹、草原哲広、坂口寿一、坂口義行、根岸一郎
【バス】阿部大輔、石井義典、植田真史、白井智朗、富塚研二
和田薫(指揮)
藤井麻理(ピアノ)
竹蓋彩花(エレクトーン)
西耕一 企画・構成プロデュース
録音・編集:磯部英彬
【収録】
2016年9月2日渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
<室内合唱団 日唱(一般社団法人 日本合唱協会)>
1963年に設立され1966年から25年 間山田一雄のもとで音楽的基盤を作り上げ た日本合唱協会の意思を継承し、その演奏は透明なハーモニー、 緻密なアンサンブル、美しい音色、豊かな音楽性を有し、他の追随 を許さない評価を得ている。 年間5回の定期演奏会、日唱コーラスサロン、特別演奏会、地方公 演の他TVラジオ出演、CM、CD録音、また全国の小中高校および 施設での音楽鑑賞教室への出演等、音楽普及に努めている。
<和田薫(作曲・編曲・指揮・プロデュース)>
映画・TV・舞台等の音楽から現代音楽まで、幅広いフィールドで活躍。東京音楽大学で作曲を伊福部昭に師事。日本交響楽振興財団作曲賞やニューヨーク国際現代音楽作曲家コンクール等に入選。オーケストラを中心とした作品を日本・欧米で発表するとともに、アニメ「金田一少年の事件簿」、「犬夜叉」などアニメの音楽も多数担当。1995年には松竹映画「忠臣蔵外伝四谷怪談」で、日本アカデミー賞音楽賞を受賞。NHK「名曲アルバム」、「題名のない音楽会」、「KINGDOM HEARTS」、「モンスター・ハンター4」等のオーケストラ編曲も数多く手掛け、国内外の演奏活動は熱烈な支持を集めている。伊福部作品の校訂、編曲、指揮等、伊福部音楽の普及と継承に努めている。
<藤井麻理(ピアノ)>
神奈川県鎌倉市生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院修士課程修了。奨学金を得て、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と室内楽を共演するなど、共演者としても活躍中。第46回 鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール 総合第1位、鎌倉市長賞、野村光一賞受賞。第17回 かながわ音楽コンクール 神奈川県教育委員会教育長賞受賞。第27回 ピティナピアノコンペティション コンチェルト部門 全国決勝大会 奨励賞受賞。第1回 Miyoshi Netピアノコンクール 第1位、カワイ賞受賞。他、受賞歴多数。現在、東京音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師。オーケストラ・トリプティーク団員。
<竹蓋彩花(エレクトーン・編曲)>
千葉県船橋市出身。国立音楽大学演奏学科(電子オルガン専攻)を首席で卒業。同時に作曲コース、作曲応用コース修了。卒業時に武岡賞受賞。2009年ジュニアエレクトーンフェスティバル全日本大会 高校生部門において金賞受賞。同年、ヤマハエレクトーンコンクール第5位。2015年にエレクトーン演奏グレード2級を取得。これまでにエレクトーンを平部やよい、岩崎孝昭、足立淳の各氏に、作曲を北爪道夫、斉木由美の各氏に師事。アコースティック楽器との共演、またオーケストラの一員として数多くの本番に出演し、クラシックを得意としながらもさまざまなジャンルに対応できる演奏家として活動。アレンジや作曲でも楽曲提供を積極的に行う。ヤマハ音楽院エレクトーン競演特別コース1期生。オーケストラ・トリプティーク団員。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年07月01日 00:00