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ポルノグラフィティと洋楽について

神vs神が終わってしまった。1曲目から盛大に涙を流したとかその辺の話はいつか出来たらします。今はクリスマスに発売されるDVDを楽しみに生きるしか、ない。
20周年を盛大にお祝い出来たのでここで一度ポルノグラフィティが影響を受けたであろう洋楽について考察したい。
これを聞けば今よりもっとポルノグラフィティの曲がわかるかも!?

エリック・クラプトン

新藤晴一氏が尊敬するギターヒーローとして挙げているスーパーギタリストでブルースの名手。5th アルバム『THUMPχ』の「何度も」ではエリック・クラプトンの「Tears in heaven」からの影響を感じ取れる。イントロのギターのフレーズや曲全体の雰囲気がまさに「Tears in heaven」。
デビュー15周年をお祝いするライブ「"ラヴ・E・メール・フロム・1999"」のアンコール1曲目「Sweet Home Chicago」はクラプトンもカバーしている(原曲はロバート・ジョンソン)ことから、やはりクラプトンからの影響が伺える。
今年の6月に行われた「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」での新藤晴一氏のトークイベントでもギターを1本作ってもらえる際にエリック・クラプトンと全く同じ仕様にしてもらうかそれとも違うかで悩んでいた。

ガンズ・アンド・ローゼズ

岡野昭仁氏が高校時代、Vo.アクセル・ローズに憧れ父親の釣り用のベストを着て文化祭に出た話はあまりにも有名。岡野昭仁氏のシャウト、特にライブDVD『15thライヴサーキット “BUTTERFLY EFFECT” Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018』の「THE DAY」での間奏前の高音シャウトはまさに「Welcome To The Jungle」でのアクセル・ローズのシャウトだ。本当に魂から鳥肌立つ。この曲のタイトルも5th アルバム『THUMPχ』収録「Let's go to the answer」のサビ歌詞にも使われている。
また、17th シングル「ネオメロドラマティック」を初披露した「5th Anniversary Special Live "PURPLE'S"」 ではGtスラッシュモデルのギターを弾いており、同ライブDVD『5th Anniversary Special Live "PURPLE'S" IN TOKYO TAIIKUKAN 2004』の副音声でも「You Could Be Mine」のPVが話題に上がっている。また、『ギターマガジン 2007年10月号』でも影響を受けたCDで真っ先に、デビューアルバム『Appetite for Destruction』を挙げていることから強く影響を受けていることは間違いないでしょう。

ジョン・メイヤー

上記のガンズ・アンド・ローゼズで述べた『ギターマガジン 2007年10月号』でも「現代のギターヒーロー」と賞賛している。楽曲にもその影響が色濃く感じられるのが29th シングル『アニマロッサ』のカップリング、「邪険にしないで」である。楽曲の雰囲気が「Waiting on the World to Change」を思わせる。どちらとも暖かい雰囲気の名曲なのでこれを機に是非ラバッパーの皆さんには聴いてほしいです。

レッド・ツェッペリン

インディーズからの曲であり1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』収録の「ライオン」イントロはまさに「ディジャ・メイク・ハー」。また7thシングル『ヴォイス』に収録されている「ライオン (LIVE!)」の間奏、ドラム連打からのギターソロは「Whole Lotta Love」を彷彿とさせます。まさに胸いっぱいの愛のあるオマージュだ。

エクストリーム

皆さんご存知、名前の由来となったのはこのバンドの2ndアルバム『Pornograffitti』から。ちなみにグラフィティの正しい表記は「graffiti」だが何故「t」が多いのだろうか。わかる方教えてください。
このアルバムの「More Than Words」というアコースティックギター1本で弾いている曲は新藤晴一氏に「アコギもいいよな」と思わせた曲。この曲がなければポルノのアコギの曲もなかったのではないでしょうか。ちなみに「FANCLUB UNDERWORLD 2」でもカバーされている。こちらも是非聴いてほしいです。美しい曲。また、新藤晴一氏はこのバンドのギタリスト「ヌーノ・べッテンコート」のモデルギター「Washburn N3」を持っており、誕生日も同じ9/20。

以上5バンドを挙げさせていただきましたが、他にもまだ影響を受けた洋楽は多いのです。ポルノグラフィティの楽曲の幅広さは影響を受けたアーティストの幅広さに直結するのでしょう。これを機に聴き始めてより音楽との出会いが広がれば幸いです。

タワーレコード オンライン みき

タグ : スタッフコラム

掲載: 2019年10月15日 19:00