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シャニ・ディリュカ~ベートーヴェン生誕250年記念!“月光”と“熱情”にシタールの旋律を融合!『コスモス~ベートーヴェン&インディアン・ラーガ』

シャニ・ディリュカ

インド哲学とベートーヴェン!アニヴァーサリー・イヤーに贈る衝撃的なアルバム!

カトリックでありながらも、あまり敬虔なキリスト教徒とは言えなかったというベートーヴェン。ホメロスやプラトンなどの古代ギリシア思想に共感するとともに、1816年にドイツで出版されたウパニシャッド(サンスクリットで書かれたヴェーダの関連書物。一般には奥義書と訳される)を読み込むなどしてインド哲学にも深く没頭したといわれています。

ここで演奏しているピアニスト、シャニ・ディリュカはスリランカ出身の両親のもとモナコで生まれ育ち、グレース王妃に見出されて英才教育を受け。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもたびたび来日し、その力強いタッチと豊かな語り口の音楽で聴衆を魅了しています。

彼女はこのアルバムで、そんなベートーヴェンに敬意を表し、名作「月光ソナタ」と「熱情ソナタ」にシタールの旋律を挿入。人類の歴史と宇宙の神秘に思いを馳せるというユニークなアルバムが完成しました。
2つのピアノ・ソナタ「月光」「熱情」は、ベートーヴェンの死の考え(ハイリゲンシュタットの遺書)に対抗した、高揚する美しさの概念としています。インドのラーガは地上と天との関係が反映されたもの。そのベートーヴェンの崇高な精神と、自然と時間のリズムに彩られたインド哲学が見事に融合した新しい感覚の1枚です。
(ワーナーミュージック)

『コスモス~ベートーヴェン&インディアン・ラーガ』
【曲目】
1) ベートーヴェン:『月光ソナタ』第1楽章と、ラーガ・ジョーンプリの序章によるアラープ
2) ベートーヴェン:『月光ソナタ』第2楽章と、ラーガ・ダルバリの序章によるアラープとガット
3) ベートーヴェン:『月光ソナタ』第3楽章と、ラーガ・シュヤーム・カリヤーンの序章によるアラープとガット
4) ラーグ・ビハーグによるアラープとガット
5) ベートーヴェン:『熱情ソナタ』第1楽章
6) ラーガ・テイラク・カーモーダによるアラープとガット
7) ベートーヴェン:『熱情ソナタ』第2楽章と、ラーガ・キルワーニーによるアラープ
8) ベートーヴェン:『熱情ソナタ』第3楽章

【演奏】
シャニ・ディリュカ(ピアノ:1-3, 5, 7-8)
メーブーブ・ナディーム(シタール:1-4, 6-8)
ミテル・プローヒト(タブラ:2-4, 6-8)

【録音】
2019年11月7-9日、ドイツ、バイエルン州、エルマウ城

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2019年12月20日 00:00