クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団~カプースチン:サクソフォンのための室内楽作品集
1930年代からソビエト連邦でビッグバンドの一員としてジャズを演奏、アレンジしていたカプースチンですが、彼が興味を抱いていたのは「クラシック音楽」であり、ジャズのイディオムを取り入れることで、次々と新たなスタイルが生まれ、このジャズ風のクラシック作品は現在世界中で高い人気を誇っています。
このアルバムにはサクソフォンを効果的に用いた3つの作品を収録。2つの編曲作品は、どちらもカプースチンが認めたという出来栄えであり、素晴らしいアンサンブルで高く評価されるクレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団の闊達な演奏でお楽しみいただけます。
また五重奏曲には、ロシア近代作品の見事な解釈で知られるピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナが参加、二重奏では名手ペーター・ブルーンスがチェロを弾くなど、素晴らしいゲストにも注目です。
(ナクソス・ジャパン)
『カプースチン:サクソフォンのための作品集』
【曲目】
ニコライ・カプースチン(1937-):
サクソフォン四重奏とピアノのための五重奏曲 Op.89a
(C.エンツェルによるピアノ五重奏 Op.89からの編曲)
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Presto
3.第3楽章:Lento
4.第4楽章:Allegro non troppo
4台のサクソフォンのための四重奏曲 Op.88a
(C.エンツェルによる弦楽四重奏曲 Op.88からの編曲)
5.第1楽章:Allegro
6.第2楽章:Largetto
7.第3楽章:Allegretto
8.第4楽章:Fuga
アルト・サクソフォンとチェロのための二重奏曲 Op.99
9.第1楽章:Allegretto
10.第2楽章:Grave
11.第3楽章:Animato
【演奏】
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団
[メンバー]
ヤン・シュルター=ブネルト(ソプラノ・サクソフォン)
マイケ・クルマン(アルト・サクソフォン)
クリストフ・エンツェル(アルト・サクソフォン…9-11),(テナー・サクソフォン)
カティー・ヴァーグナー(バリトン・サクソフォン)
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)…1-4
ペーター・ブルーンス(チェロ)…9-11
【録音】
2017年5月15-18日…1-8
2018年3月22日…9-11
ベルリン、イエス・キリスト教会
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年01月08日 00:00