ポール・メイエ、ミシェル・ポルタル、クラリネットの2人の巨匠が共演!『《DOUBLE》 - 2つのクラリネットのための協奏曲集』
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
夢のような顔合わせ!いずれ劣らぬクラリネットの大御所がAlphaで「古典」と向き合う
Alphaレーベルではシュポアの協奏曲全曲録音やエリック・ル・サージュとのフォーレやシューマンの室内楽録音で名演を聴かせたフランス随一のクラリネット奏者ポール・メイエ。
確かな歴史を持つベルギー屈指の室内管弦楽団とともに彼が新たに録音した新譜はなんと、ジャズや現代音楽にも通じながら古典的レパートリーでも抜群の解釈を聴かせつづける同業の異才ミシェル・ポルタルをゲストに迎えてのヴァラエティ豊かな協奏曲集!
両者の共演はもちろんこれが初めてではなく、すでに10年以上前にEMIで無伴奏二重奏のアルバムも制作しているほどではありますが、互いのキャリアがなお深まった今、丁寧な音盤作りで知られてきたAlphaというカリスマレーベルでこの二人が相まみえ、このように多彩なプログラムを提案してくれるのは実に嬉しい驚きです。
ワロニー室内管弦楽団は、古楽大国ベルギーにあって現代楽器でのみずみずしい演奏を続けてきた知る人ぞ知る実力派集団。
今回はクラリネット黎明の時代にあたるバロック期のテレマン(中低音を活かした両ソリストの音作りが絶妙)、古典派のC.シュターミッツなどのほかメンデルスゾーンの隠れ名作2曲、チャイコフスキー作品の武満編曲版……と、緩急自在のプログラムが心を捉え続けます。作品の美しさを隅々まで引き出す、圧倒的なブレスコントロールの妙と、積年の解釈の深み。Alphaならではの素晴らしい録音です。
(ナクソス・ジャパン)
『《DOUBLE》 - 2つのクラリネットのための協奏曲集』
【曲目】
カール・シュターミッツ (1745-1801):
1-3. 協奏曲 第4番 変ロ長調-2本のクラリネットと管弦楽のための
テレマン (1681-1767):
4-7. 2本のシャリュモー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 TWV52:d1
8-11. ソナタ ホ短調 TWV40:102
チャイコフスキー (1840-1893)/武満徹 (1930-1996) 編曲:
12. 秋の歌 -クラリネットと弦楽四重奏による (独奏: ポール・メイエ)
メンデルスゾーン (1809-1847):
13-15. 2本のクラリネットと管弦楽のための小協奏曲 第1番 ヘ短調 Op. 113
16-18. 2本のクラリネットと管弦楽のための小協奏曲 第2番 ニ短調 Op. 114
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714-1788):
19-20. 2本のクラリネットのための二重奏曲 ハ長調 H.636
【演奏】
ミシェル・ポルタル(クラリネット)
ポール・メイエ(クラリネット/指揮)
ベルギー王立ワロニー室内管弦楽団
【録音】
2018年1月 モンス(ベルギー南部エノー地方)、アルソニック音楽堂
[日本語解説付き]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年04月20日 00:00