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宇田川貞夫~J.S.バッハ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲II(HQCD)

宇田川貞夫

ゆったりとした時空ガンバ奏者、宇田川貞夫が紡ぐバッハ

ヴィオラ・ダ・ガンバによってふくよかにゆったりと紡ぎだされる時空。静かに熱く語る音楽が豊かな音でとらえられています。宇田川氏が考える「J.S.バッハはもっと本当はヴィオラ・ダ・ガンバのための作品を書いていて、しかしそれらは音楽史の中で失われてしまったのではないだろうか」という壮大な物語が生んだバッハ作品集の第2弾の登場です。

第1弾(WAONCD-310)では、無伴奏チェロ組曲第2番および第5番(バッハがリュート用に編曲したものをさらに宇田川氏が編曲)をヴィオラ・ダ・ガンバで演奏。この第2弾では、無伴奏チェロ組曲第1番および第3番を、アレンジして演奏しています。

J.S.バッハが書いたヴィオラ・ダ・ガンバのための作品で現存するのは、13。しかし実際には、「バッハが編曲した無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲の楽譜が、バッハの息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハから王様フリードリッヒ・ウィルヘルム2世に献上され、王様からフォルクレーへ提供され演奏されたという、途方もない空想の結果として、音楽史の中で失われてしまったのかもしれない、無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲をフランス・ロココ風に再現してみたい。」とは演奏者の宇田川氏がライナーノートに寄せた言葉。

ベルギー・ブリュッセル王立音楽院に学び、ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケンに師事し、各地で多彩な演奏活動を展開している宇田川貞夫が永年あたためてきた思いのこもった、音楽の愉悦のきわみの1枚です。氏の熱き魂が生みだした音楽を余すところなくとらえた、電流伝送型マイク(ピュアートレコーズ製)を使用したペアマイクステレオDSD録音。
(キングインターナショナル)

『J.S.バッハ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲II』
【曲目】
J.S.バッハ:
無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲第1番 ト長調 BWV1007(無伴奏チェロ組曲第1番から編曲)
1. プレリュード
2. アルマンド
3. クーラント
4. サラバンド
5. メヌエットI,II
6. ジーグ

無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲第3番 ニ長調 BWV1009(無伴奏チェロ組曲第3番から編曲)
7. プレリュード
8. アルマンド
9. クーラント
10. サラバンド
11. ブーレI,II
12. ジーグ

【演奏】
宇田川貞夫(ヴィオラ・ダ・ガンバ/アドレア・カスタニェリ、パリ、1720-30年作)

5.6MHz DSD Recording
日本語解説・帯付き

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年07月15日 00:00