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クレーメルの新録音はベートーヴェン三重協奏曲のピアノ・トリオ版(ライネッケ編)&ショパンのトリオ!

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2020年07月30日 18:00

クレーメルの三重協奏曲

クレーメル最新盤はなんとベートーヴェンとショパン!
三重協奏曲のピアノ・トリオ版登場!!

クレーメルがベートーヴェンとショパンに取り組みました。もちろんベートーヴェンの協奏曲やアルゲリッチと共演したソナタのディスクはロングセラーとなっていますが、今回は三重協奏曲に初挑戦。ヴァイオリン、チェロ、ピアノを主役とする協奏曲ですが、カール・ライネッケがピアノ三重奏のみに編曲した興味深い版によるのがクレーメルならでは。またショパン作品もクレーメルがほとんど手掛けないため、誰もが非常な興味をそそられるはずでしょう。
ライネッケは1866-7年にベートーヴェンの三重協奏曲を室内楽に編曲しました。原曲のソロ部分は尊重し、オーケストラ部分をヴァイオリン、チェロ、ピアノの3つの楽器に見事に振り分け、それぞれの楽器にふさわしい奏法に直しました。その結果、オリジナルのピアノ三重奏曲と見まごう新たな作品に生まれ変わりました。
この珍しい版をクレーメルの名演で聴くことができるのは贅沢な限り。現在の夫人であるディルヴァナウスカイテのチェロ、2015年のショパン国際コンクールのファイナリストで、同年来日し東京ニューシティ管弦楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番を披露したラトヴィアの若手ゲオルギス・オソキンスとの共演も息があい、魔術のような世界へと誘ってくれます。
もうひとつ嬉しいのはショパンのピアノ三重奏曲がクレーメルの演奏で味わえること。ショパン19歳の作であまり演奏、録音に恵まれていませんが、協奏作品を除けば彼自身がヴァイオリン・パートを書いた唯一のもので貴重。ワルツやノクターンなどの甘美で華やかなイメージからすると辛口なのもクレーメル向きですが、彼が現在執心しているヴァインベルク作品の祖先的要素が垣間見れる点で選ばれたのかと思わせます。またショパンはチェロを嗜むリトアニア系貴族ラージヴィウ公に献呈しましたが、この演奏のディルヴァナウスカイテはまさにリトアニア人、クレーメルならではの細部のこだわりが感じられます。説得力満点で曲の真価に気づかされます。
(キングインターナショナル)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)

【曲目】
(1)ベートーヴェン(ライネッケ編):三重協奏曲ハ長調Op.56(ピアノ三重奏版)
(2)ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
【演奏】
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、
ギャドレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ)、
ゲオルギス・オソキンス(ピアノ)
【録音】
2019年5月/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール

輸入CD

 

輸入盤・日本語帯・解説付