オーストリアの名ソプラノ、ロッテ・シェーネ(1891-1977)の全録音集が登場!(5枚組)
marstonの新刊は、オーストリアの名ソプラノ、ロッテ・シェーネ(1891-1977)の全録音集。ロッテ・シェーネはウィーンの生まれ。ウィーン国立歌劇場で人気を博した後、ベルリン国立歌劇場のプリマドンナとして大活躍。ユダヤ系だったためナチを嫌ってパリに移住し、第二次世界大戦中は身を潜めて活動ができなかったため引退同然になった。やや古風な発声だが美声かつ表現力が豊かで、何より愛らしい魅力に溢れている。この5CDには彼女のそう多くはない商業録音に加え、パリでの放送録音、さらには私的録音まで加えて、まさに全録音集というべき見事な内容になっている。
(東武ランドシステム)
「ロッテ・シェーネ全録音集」
録音:1921~50年ADD、349'05
「Vox 機械式吹き込み録音」 1921年12月頃 ベルリン
ヴェルディ:「仮面舞踏会」―知りたいのなら(ドイツ語)
トマ:「ミニョン」―私はティターニア(ドイツ語)
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」―少し前の声は(ドイツ語)
マイヤベーア:「ユグノー」―高貴な紳士たちよ、ごきげんよう!(ドイツ語)
プッチーニ:「ボエーム」―私が街を歩くと(ドイツ語)
管弦楽伴奏
「Odeon 機械式吹き込み録音」 1924-1926年 ベルリン
・1924年5月5日
モーツァルト:「フィガロの結婚」―恋とは何かご存じのあなた方
J.シュトラウス2世:「こうもり」―私の侯爵様,田舎娘を演じる時は
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」―少し前の声は(ドイツ語)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―あなたは見るでしょう、いとしい人よ(ドイツ語)
フェリックス・グンター(指揮)管弦楽団
・1924年5月6日
R.シュトラウス:荒天 Op.69-5,セレナード Op.17-2
フェリックス・グンター(ピアノ)
・1924年5月6日
プッチーニ:「ボエーム」―私が街を歩くと(ドイツ語)
ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村燕 Op.164
フェリックス・グンター(指揮)管弦楽団
・1925年6月11,12,13日
ジョーンズ:「芸者」―ああ、踊りませんか?(ドイツ語)
ツェラー:「小鳥売り」―私は郵便配達人のクリステル
ツェラー:「抗夫長」―ええ、あそこの山々の中で
ジョーンズ:「芸者」―大きなガラス鉢の中で金魚が泳いでいた?(ドイツ語)
ジョーンズ:「芸者」―愛、愛、あなたは優しく呼んでいる(ドイツ語)
スッペ:「美しいガラテー」―グラスの中に明るく
J.シュトラウス2世:「陽気な戦い」―キスに何があるのだろう
J.シュトラウス2世:「インディゴと40人の盗賊たち」―バッカナーレ
スッペ:「美しいガラテー」―あなたは何を言っているの?
ミレッカー:「哀れなヨナタン」―ああ、私たち哀れなプリマドンナたちは
J.シュトラウス2世:「ウィーンのカリオストロ」―ジプシーの子よ、あなたの髪は何と輝いていることか
ツェラー:「小鳥売り」―喜ばしいプファルツよ
ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮)管弦楽団
・1926年5月3日
シューマン:くるみの木 Op.25-3/月の夜 Op.39-5
ブラームス:乙女は語る Op.107-3/セレナード Op.106-1/旋律のように Op.105-1
ヘルマン・ヴァイゲルト(ピアノ)
・1926年5月4日
J.シュトラウス2世:美しく青いドナウ/ルビンシテイン(ブロスマン編):謝肉祭
ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮)管弦楽団
「Odeon 電気録音」 1927年9月16日 ベルリン
ブラームス:旋律のように Op.105-1/シューベルト:愛の使い D550-1 ピアノ伴奏
「Vox 電気録音」 ドイツ 1927年4月
ベネディクト:ヴェネツィアの謝肉祭 管弦楽伴奏
「The Gramophone Company」 1927-1934年
・1927年6月20日 ロンドン
ヴェルディ:「リゴレット」―それは魂の太陽 ジョゼフ・ヒスロップ(テノール)、ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団
・1927年11月11日 ベルリン
ヴェルディ:「リゴレット」―祭日はいつでも寺院で ヘルベルト・ヤンセン(バリトン)
プッチーニ:「トゥーランドット」―氷のような姫君 フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1928年1月25日 ベルリン
プッチーニ:「トゥーランドット」―旦那様、お聞きください
モーツァルト:「魔笛」―ああ私は感じる/モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」―15歳の女は(ドイツ語)
フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1928年9月25日 ベルリン
J.シュトラウス2世:ウィーンの森の物語 Op.325/プッチーニ:「蝶々夫人」―ある日、私は見るでしょう(ドイツ語)
レオ・ブレッヒ(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1928年10月22日 ベルリン
プッチーニ:「蝶々夫人」―お前の母さんは(ドイツ語)/
J.シュトラウス2世:「こうもり」―あなた様、私について何をお考えですの?
レオ・ブレッヒ(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1929年5月4日 ベルリン
シューベルト:岩の上の羊飼い D965/ヴェルディ:「仮面舞踏会」―土色の顔を星に向けて(ドイツ語)
マスネ:「マノン」―さようなら私たちの小さなテーブル,彼等の声が甘い恋に誘う時(ドイツ語)
プッチーニ:「ボエーム」―私が街を歩くと
レオ・ブレッヒ(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1930年5月16日 ベルリン
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」―さあこちらに急いで来なさい
エーリヒ・オルトマン(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
1930年12月11日 ベルリン
J.シュトラウス2世:「ヴェネツィアでの一夜」―アンニーナ!カラメッロ!,私の言うことを聞きなさい、アンニーナ
マルセル・ヴィットリシュ(テノール) クレメンス・シュマルスティヒ(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1931年3月20日 ベルリン
モーツァルト:「魔笛」―ああ私は感じる/プッチーニ:「ボエーム」―あなたの愛の呼ぶ声に/ロッシーニ:誘い
エーリヒ・オルトマン(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1931年3月24日 ベルリン
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」―私は用意ができたわ/「ドン・パスクワーレ」―私は用意ができたわ(ドイツ語)
ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー(バリトン) エーリヒ・オルトマン(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
・1934年9月14日 ウィーン
ヴォルフ:遠いところへ旅立つと/私の恋人はとても小さくて/私にはペンナに住んでいる恋人がいる/私の恋人が歌っている/ああ、あなたの家がガラスのように透明だったらいいのに/緑と緑を身に付けた人に祝福があるように/愛を信じてはいけないわ、私の恋人よ、気を付けて!/進軍ラッパが鳴っている/夜明け前の心地よい一とき/妖精の歌
ピアノ伴奏
「私的録音 収録日不明」
J.シュトラウス2世:酒、女と歌,わが人生は愛と喜び,アンネン・ポルカ
レーガー:マリアの子守歌 Op.76-52/クリスマスの歌:山の上のマリア
「フランスでの放送録音」
・1948年2月2日 パリ
シューマン:リーダークライス Op.39―見知らぬ土地で,間奏曲,静けさ,月の夜,美しい異郷,異郷にて,春の夜
ドレル・ハンドマン(ピアノ)
・1948年2月8日 パリ
シューマン:ミルテの花 Op.25―誰かが,山の人の離郷,ヴェネツィアの歌1,ヴェネツィアの歌2,遠くに
シューマン:祈り Op.135-5/メンデルスゾーン:ヴェネツィアのゴンドラの歌 Op.57-5
ドレル・ハンドマン(ピアノ)
「RIAS放送録音 ベルリン」
・1950年5月14日
ルーセル:光 Op.19-1,サラバンド Op.20-2/ショーソン:イタリアのセレナーデ Op.2-5,静けさ Op.13-1
ラヴェル:魔法の笛/ドビュッシー:やるせなく夢見る思い,緑,操り人形,ピエロ
ヘルタ・クルスト(ピアノ)
・1950年5月16日
シューマン:君は花のよう Op.25-24/雪の鈴花 Op.79-26/三月スミレ Op.40-1/時は春 Op.79-23/ジャスミンの茂み Op.27-4/薔薇よ、かわいい薔薇よ Op.89-6/私の薔薇 Op.90-2/蓮の花 Op.25-7/ああ、殿方たちよ Op.37-3/海の妖精 Op.125-3/私の馬車はゆっくりと行く Op.142-4/眠りの精 Op.79-12
ヘルタ・クルスト(ピアノ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2020年08月06日 00:00