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Ammar 808(アマール・808)|ワールド・ミュージック・シーンの新旗手による新作『Global Control/Invisible Invasion』

Ammar 808(アマール・808)『Global Control/Invisible Invasion』

快進撃を続けるアマール808が南インド古典音楽との融合を目指した会心作!

2018年に発表した“近未来マグレブ音楽作品”『マグレブ・ユナイテッド』が世界的なヒットとなり、一躍ワールド・ミュージック・シーンの新旗手としてその動向に注目が集まるようになったのが、“アマール808”ことシンセ奏者/プロデューサーのソフィアン・ベン・ユーセフ。数々のプロジェクトで大きな成功を収めてきたソフィアンが、この世界的なコロナのパンデミックの中、大注目の新作を発表してくれることになりました。

チュニジア出身のソフィアン・ベン・ユーセフは、このアマール808以外にも、デザート・ロックの最新型バンド“ケル・アスーフ”や、チュニジア北西部の音楽タルグを紹介する“バルグー08”といったプロジェクトへの参加、さらには様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュース、レコーディングへの参加など、近年のワールド・ミュージック・シーンの中で大車輪の活躍をみせている音楽家のひとりです。そんな彼がもっともアーティスティックな姿勢で臨んでいるのがこのアマール808のプロジェクトですが、そのセカンド作がいよいよリリースされることになりました。

今回ソフィアンが選んだテーマは、南インド古典音楽として知られるカルナータカ音楽でした。ソフィアンは若い頃インドに音楽留学していたこともあり、インド音楽にも大変精通しているのだそうです。本作制作のためベンガル湾に位置する都市チュンナイのスタジオに赴き、地元の実力ある歌手や演奏家とコラボレーションを行いました。ここでは紀元前に作られたという古代インドの叙事詩“マハーバーラタ”をモティーフにしたものをはじめ、南インド文化を深く取り入れた楽曲などを取り上げていて、伝統的な歌声や楽器演奏はもちろん、ソフィアンによるエレクトロニックなデヴァイス類を駆使ししたパーカッシヴなアンサンブルをふんだんに組み込んで2020年仕様に再構築しました。本来伝統的なものとは相反するエレクトロなサウンドをここでは見事に融合させ、最先端のダンス・フロアでも通用するディープなカルナティック・エレクトロ・グルーヴを存分に楽しませてくれます。

ソフィアン自身「本作は長年カルナータカ音楽を考え聴くことから生まれた。私にとってここでのすべては大きなトピックだ」と、その出来映えにかなり手応えを感じています。カルナータカ音楽の未来を見据えたこのクリエイティヴな本作を、伝統性と先進性を好む全ての音楽ファンにお勧めいたします。

●日本語解説/帯付き


・輸入盤国内仕様CD


・輸入盤CD


・輸入盤LP


【収録曲】
1. Marivere gati (feat. Susha)
2. Ey paavi (feat. Kali Dass)
3. Mahaganapatim (feat. K.L.Sreeram)
4. Duryodhana (feat. Thanjai Nayandi Melam)
5. Geeta duniki (feat. Susha)
6. Arisothari yen devi (feat. Kali Dass)
7. Pahi jagajjanani (feat. Susha)
8. Summa solattumaa (feat. Yogeswaran Manickam)

タグ : クラブ/テクノ 世界の音楽

掲載: 2020年09月10日 17:40