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Roisin Murphy(ロイシン・マーフィ)|DJ Parrotとの長年のコラボレーションが新たな花を咲かせた最新アルバム『Roisin Machine』をリリース

私は止まることを知らないエレクトロ・ディスコ・マシーン。ロイシン・マーフィが奏でる恍惚のディスコ・ファンク。DJ Parrotとの長年のコラボレーションが新たな花を咲かせた最新アルバム『ROISIN MACHINE』発売!

Molokoなどでの活躍で知られる、アイルランド出身の個性派アーティスト、Roisin Murphy。ソウルフルなヴォーカルに、ハウスやディスコ、ファンクの要素などを取り混ぜたエレクトロ・サウンドで、独自の世界観を作り上げている彼女が、2016年の『TAKE HER UP TO MONTO』以来約4年ぶりとなるアルバムを完成させた。

これまでの彼女の作品の多くがそうであったように、今作も長年ともにコレボレーションを行ってきたCrooked Man、またの名をDJ Parrotと一緒に作り上げたアルバムとなる。80年代、シェフィールドでDJとしてそのキャリアをスタートさせたDJ Parrotは、英国エレクトロ・ミュージックのパイオニアあり、イギリスのクラブ・シーンに初めてハウスやテクノを持ち込んだ先駆者の一人でもある。Roisin曰く、彼は「20年以上に亘ってずっと、私の人生に関わってきた人物」であり、シェフィールドのエレクトロ・ミュージック・シーンに大きな影響を与えてきただけでなく、彼女にとっても素晴らしい師範であり、コラボレーターでもあるという。

「彼と直接仕事をしていないときも、彼に制作しているものをすべてを聞かせて情報を共有しているし、彼のアドバイスやサポートには常に耳を傾けているし、感謝もしている。だから彼と再び仕事をするのは、自分のルーツに戻ることでもあるの」そう彼女は今作でのコラボレーションについて語っている。

またアルバムには、ニューヨークを拠点に活躍するミュージシャン、Amy Douglasによる楽曲「Something More」も収録されている。Roisinが彼女に出会ったきっかけは、昨年ロンドンで開催された”ダブの心理学と科学“というテーマの、きわめて興味深いトーク・イベントだった。二人はたちまち意気投合し、RosinはAmyに「決して満たされることがない、満足することも、急激な欲求もない」そんな感情をテーマにした曲を作って欲しいと頼んだそう。それを受けてAmyは彼女自身がピアノで弾き語っているシンプルでありながらも素晴らしいデモを送ってきた。そうして生まれたのが、この思い焦がれたり、悲しい気分に浸ったりして過ごす長い夜にぴったりなソフトでグルーヴィーな楽曲である。

他にも、歌詞的には失恋アンセムでありながらも、聴けば身体を揺らさずには居られない、すでにこの夏のクラブ・ヒットとなっている8分以上にもわたるハウス・チューン「Incapable」や、ストリングスを取り入れたディスコ・ナンバー「Narcissus」、スムースでファンキーなダンス・トラック「Murphy’s Law」など、はじめから終わりまで継ぎ目なく、魅惑のエレクトロ・ミュージックが止まることなく、めくるめく陶酔感を作り出している。聴くものを終わることのない恍惚のディスコ・ファンクへと誘う1枚――それが『ROISIN MACHINE』なのだ。


輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. Simulation
02. Kingdom of Ends
03. Something More
04. Shellfish Mademoiselle
05. Incapable
06. We Got Together
07. Murphy's Law
08. Game Changer
09. Narcissus
10. Jealousy

タグ : UK/US INDIE クラブ/テクノ

掲載: 2020年10月14日 14:24