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アルゲリッチ&ヌトコウ/ ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(4手ピアノ版)&テンペスト


[Warner Classics公式YouTubeページより]

マルタ・アルゲリッチと、彼女が認めたピアニストのテオドシア・ヌトコウによる、
連弾版『ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」』

ゼルマール・バッゲ(1823年6月30日-1896年7月16日)は、ドイツの作曲家、オルガニスト、音楽ジャーナリスト、音楽学者でした。バッゲはコーブルクで生まれ。父親のヨハン・バッゲはそこでラテン語学校の校長をしていました。1837年にプラハ音楽院に入学し作曲とチェロを学び、1840年から2年間レンベルクの市立劇場(現在のウクライナのリヴィウ)のチェロ奏者となりました。後にウィーンに移り、そこでポーランドの貴族で、音楽や美術収集で有名なアダム・イエジィ・チャルトリスキとコンスタンティ・アダム・チャルトリスキに出会い、オーストリアの音楽家ジーモン・ゼヒターに音楽理論を学びました。1851年にゼヒターを通じて、ウィーン音楽院の作曲教授に就任。1853年、彼はウィーン近くのグンペンドルフにあるプロテスタント教会のオルガニストに就任しました。1859年にドイツ音楽協会の編集者となり、ウィーンで最初にシューマンとブラームスの音楽を宣伝した人物の1人となりました。1863年に彼はライプツィヒに移り総合音楽新聞の編集、1868年にバーゼルの総合音楽学校で音楽学の講義を提供しました。
 「バッゲは非常に保守的で有能な作家です。ベートーヴェンとシューマンは彼の芸術のモデルであり、それとは異なる考えの違う人たちには容赦ありませんでした。彼は4つの交響曲、1つのピアノ協奏曲、2つのミサ、室内楽と合唱作品など、ベートーヴェンやシューマンの伝統に基づく歌曲とピアノ曲を作曲しています。彼の音楽は非常に正しく流暢だが、その作曲法とメロディは貧弱だ」とグローヴ音楽事典には記載されています。しかしバッゲは、ベートーヴェンの音楽の研究、出版、校訂、そして編曲を行っています。ここに収録された「田園」も、交響曲からの編曲のひとつで、連弾用ということもあり、できるだけもとの管弦楽の楽譜の音をピアノ用に効果的に編曲されています。
 ここでアルゲリッチと共演しているギリシャ生まれの「テオドシア・ヌトコウ」は、12歳で初めてのソロリサイタルを行い、アテネ国立音楽院の教授兼院長であるアリス・ガルファリス氏の指導の下、首席で卒業。さらにベルリン芸術大学でハンガリーのピアニスト、ラースロー・シモンに師事し、同時にブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学(フランツ・リスト音楽院)で大学院の学位を取得しました。その後、テオドシアはアメリカに移り、ジュリアード音楽院でオクサナ・ヤブロンスカヤに学び修士号を取得し、ハートフォード大学で助手も務めています。またニューヨーク市に留学中、ヤングアーティスト国際ピアノコンクール(2006)とブラッドショー&ブオーノ国際ピアノコンクール(2007)の最優秀賞を受賞し、カーネギーホール(2006、2008)デビュー。ベルリンフィルハーモニー(2007)。テオドシアは、ドイツ、フランス、ギリシャ、イタリア、そしてアメリカとアジアを含む世界中のホールでも演奏しています。また2009年よりマルタ・アルゲリッチに師事し、数多くの音楽祭にも参加し共演を行っています。
 2020年のベートーヴェン生誕250年を記念し、アルゲリッチとヌトコウの共演によって、ゼルマール・バッゲ編曲による交響曲第6番『田園』を録音。そしてピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』は、ヌトコウによるソロ演奏ですが、「情熱、強さ、火を称賛した作品」として、圧巻の演奏が収録されています。
(ワーナーミュージック)

【収録曲】
ベートーヴェン:
1) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』(ゼルマール・バッゲによる4手ピアノ版)
2) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調『テンペスト』

【演奏】
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
テオドシア・ヌトコウ(ピアノ:1, 2)

【録音】
2020年7月30-31日(1)、2020年2月24-29日(2)、
ルガーノ、Auditorio Stelio Molo RSI


[Warner Classics公式YouTubeページより]

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2020年10月23日 12:00

更新: 2021年01月15日 00:00