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イダ・ヘンデルのサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番秘蔵ライヴ登場!カップリングはモーツァルト“トルコ風”(UHQCD)

イダ・ヘンデル

イダ・ヘンデル追悼盤。壮年期の情熱!
サン=サーンス3番の秘蔵ライヴ登場!
カップリングはこれまた唯一の録音、モーツァルトの5番《トルコ風》

2020年6月末に亡くなったイダ・ヘンデル追悼盤。サン=サーンス3番の秘蔵ライヴ登場、唯一の録音、世界初出の音源!
イダ・ヘンデルは1928年12月15日生まれのユダヤ系ポーランド人。3歳でヴァイオリンをはじめ、7歳でワルシャワの音楽院入学、同郷のフーベルマンに認められ、フレッシュ、エネスコに師事。60-80年代の録音が少なかったこともあり、「幻のヴァイオリニスト」と呼ばれてきましたが、98年のラトルとの来日以降はたびたび来日。日本に多くのファンをつくってきたのはおなじみのところです。1699年製の愛器ストラディヴァリウスから繰り出される知的センスと卓越した技巧、そして何と言っても情熱みなぎる官能的な美音が魅力的。このサン=サーンスは彼女33歳のときの録音です。第2楽章は抒情性豊かに歌い、第3楽章は緊張感あふれる出だしから情熱が一直線!この名曲をヘンデルが商業録音で遺さなかったのは不思議でありません。バックをつとめるのは1957年に首席指揮者となったハイティンクとオランダ放送フィル。この録音は放送用ライヴで、音はテープヒス・ノイズ等あるものの、オケの音を含めしっかりとらえられています。
カップリングのモーツァルト5番の協奏曲もイダ・ヘンデル唯一の録音。こちらは2009年にターラからTAH670「ストラディヴァリウスの饗宴」(2CD)のなかで発売されたことがあります(現在廃盤)。もちろん音源出所は別、音の傾向も違います(ターラ盤はレンジを広くとっているのに対し、本盤は中音、ヴァイオリンの"肉声"を重視しています)。ノイズもほとんどなくしっかりした音質で、ヴァイオリンの音色は豊か。第2楽章ではヘンデルの吸引力強い美音に引き寄せられてしまいます。
余白の小品2曲はイダ・ヘンデルが19歳のときに、ジェラルド・ムーア(ピアノ)とともにHMVに入れたSPから復刻(初復刻!)。2曲とも62年にスプラフォンへスタジオ録音しており、同年のプラハの春音楽祭ライヴもあります。ブラームスにおける憂愁の表情、母国の大作曲家ヴィエニャフスキによせる情熱の発露、いずれもすばらしく、後年のレパートリーとして定着しただけのことはあります。
(キングインターナショナル)

【曲目】
1.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
2.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219《 トルコ風》
3.ブラームス:ハンガリー舞曲第17番 嬰ヘ短調(クライスラー編)
4.ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番ニ長調

【演奏】
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
(1) ベルナルト・ハイティンク(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
(2) フェルッチョ・スカーリア(指揮)
ローマ・イタリア放送交響楽団
(3,4) ジェラルド・ムーア(ピアノ)

【録音】
(1) 1961年12月19日 コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
(2) 1958年1月11日 RAIオーディトリウム(ホール) 、ローマ(ライヴ)
(3,4) 1948年9月21日 HMV SP録音 (SP No.=C.3818)(Matrix No.= 2EA13271/2)

Produced by Epitagraph
(原盤:エピタグラフ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年12月01日 00:00