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盲目のオルガニスト、ガストン・リテーズによるヴィエルヌの貴重なオルガン録音集(4枚組)

ガストン・リテーズ

盲目のオルガニスト、ガストン・リテーズによるヴィエルヌの貴重なオルガン録音

ガストン・リテーズは、1909年8月11日生まれ、仏・ヴォージュ出身のオルガン奏者、作曲家。生後まもなく失明し、ナンシーの青年盲学校からパリの国立青年盲学校、さらにパリ音楽院へ進学。マルセル・デュプレ、ジョルジュ・コサード、アンリ・ビュッセルおよびモーリス・エマニュエルらに師事。さらに、ルイ・ヴィエルヌの個人教授も受けました。1936年に『フラ・アンジェリコ』でロッシーニ賞、1938年にカンタータ『王の指輪』でローマ大賞第2位を獲得。これは、盲者がローマ賞を受賞した最初の例でした。1939年より国立青年盲学校教授として30年以上にわたり教壇に立ち、1946年にはパリの聖フランソワ=ザビエル修道院のオルガニストの地位につき、また国立青年盲学校のオルガン教師も務めることとなりました。オルガニストとして多くの演奏旅行を行い、フランスの教会音楽を広く知らしめました。1975年からは聖モーデフォッセ音楽院オルガン科教授として後進の育成に尽力。また、メニルモンタンの聖ノートルダム・ドラクロワ教会、聖ザビエル聖堂の終身オルガン奏者を務め、仏国営放送宗教音楽部門ディレクターとしても活躍。1991年8月5日に死去。

ノートルダム寺院のオルガン奏者で、オルガン独奏のための交響曲の巨匠であるルイ・ヴィエルヌの作品は、詩的な「自由な様式による24の小品」など、その豊富なバリエーションがここに反映されています。彼の最後の傑作であるオルガン交響曲第6番は、最も幻想的な作品のひとつです。
すべて、サン・フランソワ・ザヴィエ教会のオルガンで演奏されており、ヴィエルヌに師事したガストン・リテーズの名演が、2020年オリジナル・マスターテープより、24bit/192kHzリマスターされ、初CD化で発売となります。
(ワーナーミュージック)

『ヴィエルヌ:オルガン作品集』(4枚組)
【曲目】
ルイ・ヴィエルヌ:
1) 24の幻想的小品集 Op.51-54
2) 自由な様式による24の小品 Op.31 ※初出音源
3) オルガン交響曲第6番 ロ短調Op.59
4) 逝ける子のための墓碑 Op.58-3

【演奏】
ガストン・リテーズ(オルガン)

【録音】
1970-1978年、パリ、サン・フランソワ・ザヴィエ教会
2020年オリジナル・マスターテープより、24bit/192kHzリマスター

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2020年12月11日 00:00