Mats Gustafsson(マッツ・グスタフソン)、Otomo Yoshihide(大友良英)|居合術の如き“タイミング”がせめぎ合う最高のデュオ・インプロヴィゼイション作品『TIMING(タイミング)』
いつでも俺は名前のない音楽が聴きたい。それはこういう音楽だ。(湯浅学/ライナーより)
居合術の如き“タイミング”がせめぎ合う最高のデュオ・インプロヴィゼイション! これが、今一番必要な音!!!
吉祥寺GOKサウンドで公開レコーディングされた強力なデュオ、2年後の2020年、やっとCD作品として日の目を見ることになりました!
マッツの、音圧最強のバリトンと、フルートにリードを付けた自作楽器「フルートフォン」、そして近年力を入れているエレクトロニクスに、大友のターンテーブル、ギター、バンジョーがきわめて有機的に絡み合う名演!大友のターンテーブルによる作品も実に久しぶりです。一発録り。エディット、オーバーダブ一切なし。タイトルに込められた「タイミング」(マッツの命名)は、まさにこの音楽を象徴するタイトルです。
出来れば大きめのスピーカーで爆音で聴いていただきたい大胆かつ綿密な音楽!
【収録曲】
1. 429 ( bs + tt )
2. 709 ( elec + g )
3. 533 ( flutephone + banjo )
4. 516 ( bs, flutephone + tt )
5. 544 ( bs, elec + tt )
6. 531 ( flutephone + banjo )
7. 930 ( bs + elec + tt, g )
8. 511 (bs, flutephone + tt )
( bs = bariton sax, tt = turntable, elec = live-electronics, g = guitar )
【演奏】
マッツ・グスタフソン=バリトン・サックス、フルートフォン、ライブ・エレクトロニクス
大友良英=ターンテーブル、ギター、バンジョー
【作品データ】
録音:GOKサウンド/近藤祥昭
ミックス:大友良英
マスタリング:中村茂樹
カバーデザイン:鈴木聖
ライナーノーツ:湯浅学、マッツ・グスタフソン、大友良英、沼田順(全て英訳/邦訳付き)
掲載: 2020年12月21日 16:45