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アメリカの伝説的ヴァイオリニスト!マイケル・レビンの全商業録音と放送録音を初集成!(14枚組)

マイケル・レビン

「瑕疵のない、生まれついての完璧なヴァイオリニスト」
― イヴァン・ガラミアン

第2次大戦後に一世を風靡したアメリカが生んだ天才ヴァイオリニスト、マイケル・レビン(1936~1972)のセッション録音全てと放送録音を14枚組の1BOXまとめた初のアンソロジーが英Scribendum Argentoより登場します。

レビンは1936年5月2日、ニューヨーク・マンハッタン生まれ。5歳でピアノを始め、7歳のときにヴァイオリンへの適正が発見されて転向。1944年(8歳)より名教師イヴァン・ガラミアン(1903~1981)に師事し、短期間で飛躍的な向上を見せ、1947年に僅か10歳でデビュー・リサイタルを開きました。1950年、13歳でフランスの名ヴァイオリニスト、ジノ・フランチェスカッティに認められ、彼の推薦で同年5月米コロムビアにパガニーニのカプリース集(ピアノ伴奏版)をセッション録音。同年8月には人気テレビ番組「ベル・テレフォン・アワー」に出演しました。1951年3月(14歳)には前年に録音したパガニーニのカプリース集が10インチLPで発売されレコード・デビュー。1954年(18歳)には初のヨーロッパ・ツアーを成功させ、英EMIに録音を開始するなど、天才少年レビンの名はアメリカだけではなく世界に轟くこととなります。その後も世界的な演奏活動を続けましたが、過酷なツアー生活やステージママだった母親との不和から度々精神的に不安定となり、その活動はキャンセルや復帰を繰り返す途切れがちなものとなりました。 1972年1月19日、自宅で転倒し頭部を強打し僅か35歳で亡くなった悲劇のヴィルトゥオーゾでした。

今回のアンソロジーは彼が13歳だった1950年4月から亡くなる2年前の1970年1月まで、彼の演奏活動の全ての年代の音源がセッション録音、ライヴ録音で含まれており、彼の芸術を振り返る上で欠かすことのできない一組となっています。歴史的録音のリマスターで定評のある英Scribendum Argentoからのリリースだけに音質面でも期待できます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

【曲目】
[Disc 1]
・パガニーニ:24のカプリース, Op.1
録音: 1958年9月5&8日
Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City

[Disc 2]
・ドヴォルザーク:スラブ舞曲 ホ短調, Op.72 No.2 (編曲:クライスラー)
・カール・エンゲル (1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト)
・ウィリアム・クロール (1901-1980):バンジョーとフィドル
録音: 1952年3月5日

・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)
・ビゼー (サラサーテ):カルメン幻想曲, Op.25 ~終曲
・クライスラー:狩り
録音: 1952年3月18日
Columbia 30th Street Studio, New York City
アルトゥール・バルサム(ピアノ)

・ドビュッシー :レントよりも遅く(編曲 :ロケ)
録音: 1959年4月30日
Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City

・ラヴェル :ハバネラ形式の小品
・サラサーテ:サパテアード イ長調, Op.23 No.2
・サラサーテ:ハバネラ ニ短調, Op.21 No.2
・ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調, Op.27 No.2 (編曲 :ヴィルヘルミ)
・モンポウ :庭の乙女たち(編曲 :シゲティ)
・プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」~行進曲 (編曲:ハイフェッツ)
・スーク:ブルレスカ, Op.17-4
・スクリャービン: エチュード 変ニ長調, Op.8 No.10 (編曲:シゲティ)
・エルガー:気まぐれ女, Op.17
・カール・エンゲル (1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト)
・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)
録音: 1959年3月23&25日 (stereo)
Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City
レオン・ポマース(ピアノ)

・オトカル・ノヴァーチェク(1866-1900):常動曲
・パガニーニ:常動曲, Op.11 (編曲:クライスラー)
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン, Op.20 No.1
録音:1953年1月29日
Columbia 30th Street Studio, New York City
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、コロムビア交響楽団

[Disc 3]
・ウィリアム・クロール (1901-1980):バンジョーとフィドル
・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)

チャイコフスキー:
・なつかしい土地の思い出, Op.42 No.1
・瞑想曲「アンダンテ・カンタービレ」

サラサーテ:
・カルメン幻想曲~終曲, Op.25
・マラゲーニャ ニ長調, Op.21 No.1
・ハバネラ, Op.21 No.2
・スペイン舞曲集 Op.23~第2番「サパテアード』

録音:1969年6月12日 (Stereo)
RIAS Radio, Studio Lankwitz, Berlin
ローター・ブロダック(ピアノ)

・クライスラー:ウィーン奇想曲, Op.2
・ディニク:ホラ・スタッカート, (編曲:ハイフェッツ)
・マスネ:「タイス」より瞑想曲
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン, Op.20 No.1
・パガニーニ:常動曲, Op.11 (編曲:クライスラー)
・ヨハン・ブランドル (1835-1913):オールド・リフレイン (編曲:クライスラー)
・リムスキー・コルサコフ:熊ん蜂の飛行
・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
録音: 1959年9月10-11日
Capitol Studios, Hollywood
フェリックス・スラトキン(指揮)、ハリウッド・ボウル交響楽団

[Disc 4]
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調, BWV 1005

イザイ:
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27 No.3
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調, Op.27 No.4
録音:1955年9月30日
Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City

・フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調, Op.13
録音:1961年10月17日放送 - RIAS Radio, Berlin

・サン・サーンス:ハバネラ, Op.83
録音:1962年10月30日 (mono)
RIAS Radio, Studio Lankwitz, Berlin
ローター・ブロダック(ピアノ)

[Disc 5]
・パガニーニ:カプリース第 1, 5, 9, 11, 13, 16 & 18番
録音:1950年5月19日
Columbia 30th Street Studio, New York City


・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
・サン・サーンス:ハバネラ, Op.83
録音: 1956年6月12-13日
United Kingdom

・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.35
録音: 1956年6月11-12日
United Kingdom
アルチェオ・ガリエラ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

[Disc 6]
パガニーニ:
・カプリース第 14, 17, 21 & 24番
録音:1950年5月25日
Columbia 30th Street Studio, New York City

・ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調, Op.6
録音:1955年1月1日
United Kingdom

・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.82
録音:1954年12月17日
United Kingdom
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

[Disc 7]
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64
録音:1957年1月2&4日
United Kingdom

・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14
録音:1957年1月3&4日
United States

・ブルッフ:スコットランド幻想曲, Op.46
録音:1957年1月4日
United Kingdom
エードリアン・ボールト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

[Disc 8]
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調, Op.30
録音: 1962年10月30日放送
RIAS Radio, Berlin
ローター・ブロダック(ピアノ)

・ラヴェル:ツィガーヌ
録音:1957年1月1日
United Kingdom
エードリアン・ボールト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調,Op.6
録音:1960年5月14日

・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調, Op.22
録音:1960年5月13日
No.1 Studio, Abbey Road, London
ユージン・グーセンス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

[Disc 9]
・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調, Op.4
・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
録音:1952年7月2日

・パガニーニ :カプリースNos. 21, 11 & 16
・スクリャービン:エチュード 変ニ長調, Op.8 No.10 (編曲 :シゲティ)
・レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):懐かしきウィーン(編曲 :ハイフェッツ)
・クライスラー:中国の太鼓, Op.3
・ラヴェル :ツィガーヌ
・チャイコフスキー :秋の歌, Op.37b No.10
録音:1952年7月8日
Australian Tour, Sydney Town Hall
レイモンド・ランバート(ピアノ)

・ミヨー:ブラジルの郷愁より第8番ティジューカ
・シマノフスキ :神話Op.30よりアレトゥーサの泉
録音:1962年10月30日 (ライヴ放送)
Berlin
ローター・ブロダック(ピアノ)

・アルバート・スポルディング:無伴奏ヴァイオリンのためのトンボー
録音: 1962年10月30日 (ライヴ放送)
Berlin

・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27 No.3
・パガニーニ:カプリース第 5, 9, 13, 14, 17 & 24番
録音:1961年10月17日 (ライヴ放送)
Berlin

[Disc 10]
・パガニーニ:カプリース No.17
録音:1950年8月7日 (ライヴ), NBC Radio
The Bell Telephone Hour - Introduction

・ブラームス :瞑想(編曲 :ハイフェッツ)
・クライスラー :ウィーン奇想曲, Op.2
・サン・サーンス :序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
録音:1951年12月17日 (ライヴ)

・J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043より第1楽章
録音:1952年4月28日 (ライヴ)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン・アワー管弦楽団

・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64よる第3楽章
・マスネ:エレジー
録音:1955年5月16日 (ライヴ)
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン・アワー管弦楽団

・カール・エンゲル(1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト)
・メンデルスゾーン:無言歌, Op.19/1 (甘い思い出, 編曲:ハイフェッツ)
・プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」~行進曲 (編曲:ハイフェッツ)
・サン・サーンス :ワルツ形式の練習曲による奇想曲, Op.52 No.6
録音: 1956年6月18日
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン管弦楽団,

・ポール・クレストン(1906-1985):ヴァイオリン協奏曲第2番, Op.78
録音: 1962年3月19日 (ライヴ)
Town Hall, New York
トマス・シャーマン(指揮)、リトル・オーケストラ・ソサエティ

[Disc 11]
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.35
録音: 1964年10月29日
エイヴィン・フィエルスタート(指)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.82
録音:1968年3月3日
エーリヒ・シュミット(指揮)、チューリヒ・ベロミュンスター放送管弦楽団

・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調, Op. 26
録音:1969年6月15&17日 (ライヴ) mono, Berlin
トーマス・シッパース(指揮)、ベルリン放送交響楽団

[Disc 12]
・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14
録音:1950年4月7日 (ライヴ)
Carnegie Hall, New York
チャールズ・ブラックマン(指揮)、ニューヨーク・ナショナル・オーケストラ・アソシエーション

・リヒャルト・モーハウプト (1904-1957):ヴァイオリン協奏曲
録音:1954年4月29日 (ライヴ)
Carnegie Hall, New York
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック

・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14~第1楽章
録音: 1953年 (ライヴ) (「スタンダード・アワー」放送録音)
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)、ロサンジェルス・フィルハーモニック

[Disc 13]
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調, K.218
録音:1960年2月9日 (ライヴ)
ソール・カースタン(指揮)、デンヴァー交響楽団

ポール・クレストン (1906-1985):ヴァイオリン協奏曲第2番, Op.78
録音:1960年11月17日 (World Premiere)
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団

・パガニーニ:カプリース No.9
録音: 1970年1月20日
WQXR Radio, The Listening Room, New York

[Disc 14]
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.77
録音:1967年8月3日 (ライヴ)
Ravinia Festival, United States
ラファエル・クーベリック(指揮)、シカゴ交響楽団

・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調, Op.63
録音:1968年7月 (ライヴ)
Ravinia Festival, United States
アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)、シカゴ交響楽団

タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2021年01月13日 00:00