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ソーニャ・ヨンチェヴァの新作はアラルコン&カペラ・メディテラネアとの共演で、初期バロックの作品を中心としたアルバム!『リバース(再生)』

ソーニャ・ヨンチェヴァ

コロナ禍で録音され、「音楽は生きるエネルギーを与えてくれる」ことを実感させてくれるヨンチェヴァのエモーショナルなアリア集。バロックからABBAまで、400年の時空を横断する多種多彩な歌心。共演は才人アラルコン指揮するカペラ・メディテラネア。

コヴェント・ガーデン王立歌劇場、パリ・オペラ座、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場などでのオール・スター・キャストを揃えた新演出の常連で、現在最もまばゆい輝きを放つソプラノ歌手、ソーニャ・ヨンチェヴァ。

ソニー・クラシカルへの4枚目のソロ・アルバムとなるこの新録音は、2020年のコロナ禍による都市封鎖中に録音されました。これはヨンチェヴァが「私たちの世界が現在切実に必要としているもの、人間の精神の最も深い部分に触れることで辿り着けるもの」を希求するべく構築したプログラムで、17世紀前半の初期バロックの作品を中心にしながらも、その時代を俯瞰するように、イギリスのルネサンス期の作品やパーセルのオペラ、さらにはイタリアやスペイン歌も交え、17世紀のヨーロッパの旅のような多彩なプログラムになっています。
さらに「最も美しいメロディは悲しいものだ、ということを思い起こさせてくれる忘れ難い体験となった」と絶賛された、ヨンチェヴァの母国ブルガリア民謡のほか、歌の魂は20世紀にも脈々と受け継がれており、ベネズエラのシンガー、シモン・ディアスや、さらにはアンコールではABBAまで、400年を超えてつながる時空旅行をイメージされプログラミングされています。

このプログラムによるリサイタルは、2020年コロナ禍により縮小して開催されたザルツブルク音楽祭のハウス・フュア・モーツァルトでも行われ、「バロックのディーヴァはABBAもスゴイ・・・ヨンチェヴァの素晴らしいソプラノ歌唱のセンシュアルな温かみは、聴く者を深く感動させた」(『ザルツブルク新報』)、「最も美しいメロディ・・・忘れることのできない感動的な体験」(『フランクフルト総合新聞』)、「ヨンチェヴァは現在から過去への架け橋を築いた。ファンタスティックなABBAのナンバーをバロック様式で包み込むさまは、まるで楽譜の保管庫で歴史的なオリジナルに出くわしたかのよう。そしてその芸術が極めてシンプルに聴く者の心を何と大きく揺り動かしたことか!・・・オペラや舞台で経験できる現在最も美しい声と言ってもよい彼女の歌声が呼び起こす賞賛は、この『ルネッサンス』をモットーにしたイタリア、イギリス、スペインの作曲家の作品で構成されたプログラムで、さらに燃え上がることだろう。ホールの空間に、数えきれないほどの音が、魔法のじゅうたんのように果てしなく浮かび上がったのだ」(ウィーン『ディ・プレッセ』紙)と絶賛されました。

器楽アンサンブルは、アルゼンチン出身の古楽指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコンが率いるカペラ・メディテラネア。ヨンチェヴァとは17年来の仲間というアラルコン。伴奏だけでなく、初期オペラの時代のリトルネッロと同じような役割で、歌と歌の間を実にいきいきとした器楽合奏で繋ぎ作品の性格を鮮やかにさせています。
(ソニーミュージック)

『リバース(再生)』
【曲目】
1. アレッサンドロ・ストラデッラ:オラトリオ『洗礼者ヨハネ』~「この涙とため息は」
2. クラウディオ・モンテヴェルディ:『音楽の戯れ』~「おお、薔薇よ」
3. フランチェスコ・カヴァッリ:歌劇『セルセ』~「E te pur vero … Luci mie, voi che miraste」
4. オーランド・ギボンズ:『白銀の白鳥』
5. クラウディオ・モンテヴェルディ:『音楽の戯れ』~「死んでしまいたい」(器楽演奏)
6. クラウディオ・モンテヴェルディ:『S'apre la tomba』
7. ホセ・マリン:『そのように私を軽蔑する目を』
8. レオナルド・ガルシア・アラルコン:歌劇『エル・プロメテオ』~「あなたとあなたの美しさに」
9. シモン・ディアス:『忘却のパサーヘ』(器楽演奏)
10. ブルガリア民謡:『子羊が泣き始めると』
11. フランチェスコ・カヴァッリ:『エギストス~夜のシンフォニア』(器楽演奏)
12. クラウディオ・モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』~「すべてをお忘れなさい」
13. バルバラ・ストロッツィ:『カンタータ、アリエッタと二重唱集Op.2』~「恋するヘラクレイトス」
14. サンティアゴ・デ・ムルシア & ディエゴ・フェルナンデス・デ・ウエテ:『スペインのタランテラ』(器楽演奏)
15. アルフォンソ・フェッラボスコ2世:『4つの音によるパヴァン』~「主よ、私の祈りをお聞きください」
16. ジョン・ダウランド:『さあ、もういちど愛が呼んでいる』
17. トマス・デ・トレホン・イ・ヴェラスコ:『褒めそやす必要はない』
18. ABBA:『部屋を天使が通りぬけたように』

【演奏】
ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
カペラ・メディテラネア(ピリオド楽器アンサンブル)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮、オルガン、チェンバロ)

【録音】
2020年6月24-28日、スイス、ラ・ショー=ド=フォン、サル・ド・ムジーク

<ソーニャ・ヨンチェヴァ プロフィール>
1981年ブルガリア生まれのソプラノ歌手。2010年のプラシド・ドミンゴ主宰の「オペラリア」コンクールで優勝。2013年パリ・オペラ座の『ランメルモールのルチア』で注目を浴び、2014年にロンドンやウィーンで『ファウスト』のマルグリートを歌って大きな成功を収めて、その評価を世界的なものにしました。ソニー・クラシカルでは3枚のソロ・アルバムをリリース。デビュー・アルバム「パリ、私の愛~オペラ・アリア集」での鮮烈な歌唱には、彼女の才能と美声が遺憾なく発揮され、2枚目の「ヘンデル・アルバム」では、美しい声を生かしヘンデルが描き出した「強く、独立した女性像」をくっきりと表現してきました。3枚目の「ヴェルディ・アルバム」でも、豊かな表現力を有した歌唱と凛とした強さのある美声が見事。世界のオペラハウスが出演を請い願い、「現代の世界最高のソプラノ!」との呼び声も高いヨンチェヴァは、美しい声と舞台での類まれな存在感で、バロックからモーツァルト、ベルカント・オペラ、ヴェルディ、プッチーニまで広く活躍しています。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年02月09日 00:00