ファンタズムによるヴィオール合奏によるJ.S.バッハ作品集第2弾~“平均律クラヴィーア曲集第2巻”からの作品を中心に
[Linn Records 公式チャンネルより]
英国式ヴァイオル・コンソートの味わいが浮かび上がらせる、バッハの新鮮な魅力
バッハの鍵盤作品を英国ルネサンス風のヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏)で演奏するアルバムの第2弾。
原曲の造形を損ねることなくその魅力の思わぬ側面に光を当てることに成功した前作(CKD618)の好評を受けて、英国のファンタズムが新たなバッハ録音を届けてくれました。
『平均律クラヴィーア曲集』第2巻からの作品を中心に、第1巻の曲も適宜取り入れ、プレリュードとフーガを自由に組み合わせたプログラムは曲順も丁寧に考えられています。
その穏やかな響きの味わいもあり流して聴くにも絶好ですが、さらに聴き深めれば聴き深めるほど、巧みな演奏が浮き彫りにするメロディラインの複雑な絡み合いの虜になってゆくことでしょう。
前作が黒を基調としたジャケットだったのに対し、今回は白いイメージが目をひくデザインも秀逸。2巻をペアで揃えたくなるプロジェクトです。
(ナクソス・ジャパン)
『The Well-Tempered Consort - II ~ よく整えられたヴィオール合奏曲集 第2巻』
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):『平均律クラヴィーア曲集』第1巻、第2巻 より
1. プレリュード 第16番 ト短調 BWV885
2. フーガ 第16番 ト短調 BWV885
3. フーガ 第1番 ハ長調 BWV870
4. フーガ 第2番 ハ短調 BWV871
5. プレリュード 第4番 嬰ハ短調 BWV873
6. フーガ 第4番 嬰ハ短調 BWV873
7. プレリュード 第12番 ヘ短調 BWV857
8. フーガ 第12番 ヘ短調 BWV857
9. フーガ 第13番 嬰ヘ長調 BWV882
10. フーガ 第11番 ヘ長調 BWV856
11. フーガ 第21番 変ロ長調 BWV890
12. フーガ 第7番 変ホ長調 BWV876
13. フーガ 第17番 変イ長調 BWV862
14. フーガ 第4番 嬰ハ短調 BWV849
15. フーガ 第14番 嬰ヘ短調 BWV883
16. フーガ 第23番 ロ長調 BWV868
17. プレリュード 第9番 ホ長調 BWV878
18. フーガ 第9番 ホ長調 BWV878
19. プレリュード 第19番 イ長調 BWV888
20. フーガ 第19番 イ長調 BWV888
21. フーガ 第8番 嬰ニ短調 BWV853
22. フーガ 第6番 ニ短調 BWV875
23. プレリュード 第5番 ニ長調BWV874
24. フーガ 第5番 ニ長調 BWV874
【演奏】
ファンタズム(古楽器使用)
[メンバー]
ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル&ディレクター)
ジョナサン・マンソン(テナー・ヴァイオル)
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)
エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴァイオル)…2、12-14、16、24
ハイディ・グレーガー(ベース・ヴァイオル)…1、4、7、8、14、18
a’=415Hz
※ 5、6、9、21は原曲より半音低く移調して演奏、他は全て原調通り
【録音】
2020年8月4-7日、モードリン・カレッジ、オクスフォード
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年02月19日 00:00