人気の「メルビッシュ湖上音楽祭」シリーズからレハールのオペレッタ(ハイライト)を集めたBOXが登場!(5枚組)
オーストリアのメルビッシュ・アム・ゼーで毎年夏に開催される「メルビッシュ湖上音楽祭」。その名の通り、ノイジードル湖上に設えられた舞台でウィーンのオペレッタをはじめ、オッフェンバック作品や、ドイツ語訳のブロードウェイ・ミュージカルなどが上演される"夏の風物詩"です。
日本からも多くの見物客が押しかけることで知られ、1957年に第1回音楽祭が開催され、以降ほぼ毎年熱い舞台が繰り広げられています(2020年はコロナ禍のための残念ながら中止)。
1993年にバリトン歌手ハラルド・セラフィン(このセットでも出演あり)が総監督に就任し、指揮者、音楽監督をオペレッタの巨匠ルドルフ・ビーブルが担うことで高水準の上演を維持していましたが、ビーブルは2008年に退任、セラフィンも2012年で勇退。その後は一時期、ドイツ人ソプラノ歌手ダグマール・シェレンベルガーが総監督を務め、2018年からは名歌手オットー・エーデルマンの息子ペーター・エーデルマンが総監督に就任。音楽祭は国際的な知名度を獲得しています。
それぞれのアルバム、実は上演時のライヴではなく音楽祭のお土産用に毎年事前に製作されているもの。基本的に本番の出演者を揃え、作品の聴きどころのみを1枚のアルバムに収めるという画期的なシステムで、音楽祭を楽しんだ聴衆はこれをお土産にし、舞台の感動を思い起こすことができるというわけです。
これまでの上演曲目からレハールの良いとこどりをしたこのBOXは、歴史ある音楽祭の雰囲気を存分に味わえる最強アイテムです。
(ナクソス・ジャパン)
『レハール:オペレッタ・エディション~メルビッシュ湖上音楽祭』
【曲目】
レハール:
[CD1]
1-19. 喜歌劇《微笑みの国》ハイライト
リヒテンフェルス伯爵…ハラルド・セラフィン(バリトン)
リーザ…エリザベート・フレッヒル(ソプラノ)
グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵…ディートマール・ケルシュバウム(テノール)
スー・チョン…チェ・サンホ(テノール)
ミー…三谷結子(ソプラノ)
チャン…田辺とおる(バリトン)
宦官長…ギデオン・シンガー(台詞)
[CD2]
1-20. 喜歌劇《ジュディッタ》ハイライト
ジュディッタ…ナタリア・ウシャコヴァ(ソプラノ)
オクターヴィオ…メールザード・モンタゼーリ(テノール)
ピエリーノ…マルクス・ハインリヒ(テノール)
アニータ…ユリア・バウアー(ソプラノ)
[CD3]
1-22. 喜歌劇《メリー・ウィドウ》ハイライト
ミルコ・ツェータ男爵…アルフレート・スラメーク(バス)
ハンナ・グラヴァリ…マルガリータ・デ・アレリャーノ(ソプラノ)
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵…マティアス・ハウスマン(バリトン)
ヴァランシエンヌ…ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)
カミーユ・ド・ロジョン…マルワン・シャミーヤ(テノール) 他
[CD4]
1-23. 喜歌劇《ルクセンブルク伯爵》ハイライト
ルネ・ルクセンブルク伯爵…ミヒャエル・ズットナー(テノール)
バジル・バジロヴィッチ侯爵…アルフレート・スラメーク(バス)
シュターザ・ココゾフ伯爵夫人…マリカ・リヒター(ソプラノ)
アルマン・ブリサール…マルコ・カトール(テノール)
アンジェール・ディディエ…ルート・オールマン(ソプラノ)
ジュリエット・ヴェルモン…アナ=マリア・ラビン(ソプラノ) 他
[CD5]
1-17. 喜歌劇《ロシアの皇太子》ハイライト
ロシアの皇太子アリョーシャ…ティベリウス・シム(テノール)
ソーニャ…アレクサンドラ・ラインプレヒト(ソプラノ)
大公…ハラルド・セラフィン(バリトン)
イヴァン…マルコ・カトール(テノール)
マーシャ…ジークリンデ・フェルドホーファー(ソプラノ)
バルドロ…チロ・デ・ルカ(テノール) 他
【演奏】
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団
ルドルフ・ビーブル(指揮)…CD1-CD4
ヴォルフディーター・マウラー(指揮)…CD5
【録音】
2002年3月2-4日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)…CD1
2003年2月2-5日 ORF ウィーン放送(オーストリア)…CD2
2005年2月12-14日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)…CD3
2006年3月19-21日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)…CD4
2010年6月26-27日 Seefestspiele Mörbisch, Stage(オーストリア)…CD5
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2021年05月14日 13:30