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デニソワが弾くヴァイオリン協奏曲版ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番&“フィデリオ”世界初録音!

デニソワのベートーヴェン

「21世紀のフンメル」が、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番とフィデリオをヴァイオリン協奏曲に変身させた!驚愕の世界初録音。

現在オーストリアで活躍するロシア出身のヴァイオリニスト、エレナ・デニソワのソニー・クラシカル第2弾。デニソワは4歳から演奏活動をはじめ、11歳で初のレコーディングを行ったほどの神童で、多くのコンサート、音楽祭に出演し、その高い音楽性で聴衆を魅了しています。これまでエームス・クラシック、DEKAクラシック、アルテ・ノヴァ、コントラプンクトなどのレーベルから30枚以上のアルバムをリリースしており、ヴィヴァルディ、ハイドンやモーツァルトのほか、レーガーの協奏曲、指揮者として知られているパウムバルトナーのピアノ三重奏曲、20世紀ロシアの知られざる作曲家の作品集など、独自のディスコグラフィを築き上げてきた個性派ヴァイオリニストです。
このアルバムは、ベートーヴェン・イヤーとなった2020年初頭、全世界がコロナ禍に見舞われる直前に制作されたもので、1939年生まれのドイツの現代作曲家・ピアニスト、フランツ・フンメルが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と「フィデリオ」の3曲のアリアを、ヴァイオリンとオーケストラ用に編曲した作品を収めたもので、いずれも世界発録音となります。個性派デニソワらしいアルバムと言えましょう。
F.フンメルは幼少時からベートーヴェンの作品に魅せられ、ピアニストとしてピアノ・ソナタの演奏に取り組むのみならず、作曲家としては、ピアノ・ソナタ第14番「月光」や第17番「テンペスト」にヴァイオリン・パートを加えてヴァイオリン・ソナタに仕立てるなど、独自の変容を加えて、新たな視点でのベートーヴェン像を模索してきました。フンメルは、ピアノ協奏曲第2番をヴァイオリン協奏曲に編曲するにあたって、ヴァイオリンという単旋律の楽器をピアノに移し替える際にあまり注意を払わなかったせいか、ベートーヴェンの作品の中ではあまり人気のないヴァイオリン協奏曲作品61のピアノ独奏用版の逆を行こうと考え、和声の豊かなピアノという楽器の独奏パートを敢えて歌心溢れるメロディアスなヴァイオリンという楽器に移すことで、ベートーヴェンの独創性が全く新しい角度から際立って捉えられるようになる、という点を重視しています。歌劇「フィデリオ」の3曲のアリアをヴァイオリンとオーケストラ用に編曲した「フィーデリオ」では、原曲のアリアの歌パートをヴァイオリン独奏に担わせるのではなく、歌パートをカットし、オーケストラ伴奏をヴァイオリン独奏とオーケストラに振り分けるというアプローチを取っています。いずれもコロナ禍の中でベートーヴェン・アニヴァーサリーを超えた2021年に相応しい、新たな視点からこの大作曲家に光を当てる、画期的な試みが実現したのです。
(ソニーミュージック)

エレナ・デニソワ/ベートーヴェン~F.フンメル編:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、F.フンメル:フィーデリオ[世界初録音]

1. ベートーヴェン~フランツ・フンメル編:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調[ピアノ協奏曲第2番作品19のヴィオリン独奏版]
2. F.フンメル:フィーデリオ(ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」からの3つのアリア、ヴァイオリンとオーケストラのための)
(1)ここは何という暗さだ~人生の春の時に幸福が私から逃れ去った[第2幕、フロレスタンのアリア]
(2)もしあなたと一緒になれて[第1幕、マルツェリーネ]
(3)非道の者よ、どこへ急いで行くのか?[第1幕、フィデリオ]

エレナ・デニソワ(ヴァイオリン)
アレクセイ・コルニエンコ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団

【録音】2020年2月10日~12日、モスクワ、モスフィルム・スタジオ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2021年06月18日 12:00