鬼才オルガニスト、オリヴィエ・ラトリーによるリスト・アルバム!『インスピレーションズ』
[Latry_Lee 公式チャンネルより]
鬼才オルガニスト、ラトリーがリスト・アルバムをリリース!!
サン=サーンス、ギュー、デュプレ編曲の作品も注目!
世界的に活躍するフランスの天才オルガニスト、オリヴィエ・ラトリーがリストの作品を録音しました!当アルバムではサン=サーンス、ギュー、デュプレそしてラトリーが編曲した作品が収録されております。
「バッハの名による前奏曲とフーガ」はリストの代表作で、1855年の初稿とヴァイマールでの演奏用に大幅に改訂された1870年の改訂稿が存在します。またリストは同曲をピアノ版にも編曲しております。
この作品をオルガニスト、ジャン・ギュー(1930-2019)が編み直したのが「バッハの名による幻想曲とフーガ」【モデラート+アンダンテ+フーガ+マエストーソ】で、初稿、改訂稿、ピアノ版の3つのバージョンを融合させ、音を加えることせず、リストの豊かな響きを作り上げました。天才オルガニスト、ギューがまるでオーケストラを思わせるオルガンの特性を最大限生かした形で編曲したこの版は、言わずもがなの超絶技巧作品。
この他、デュプレ編のバッハのカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」による変奏曲、サン=サーンス編の「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」、オリヴィエ・ラトリー自ら編曲した愛の夢第3番と、リストの作品にフランスの香りが加わった編曲でお楽しみいただけます。
また、最後にはマイアベーアの歌劇「預言者」の主題によるコラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」(「私達へ、魂の救いを求める人々へ」)による幻想曲とフーガを収録。リストらしい技巧と色彩感あふれる旋律を用いたこの作品には新ロマン主義と呼ばれた独特の和声が散りばめられており、演奏時間30分の大曲です。(日本語解説・帯は付きません。)
演奏のラトリーは23歳の若さでパリ・ノートルダム大聖堂に据え付けられた大オルガンの正オルガニストに就任し、以後コンサート・オルガニストとして活躍する世界屈指の卓越した演奏家です。レパートリーはバロックから現代まで網羅し、さらに即興演奏も得意とする圧倒的な存在として知られます。2019年4月、世界に衝撃を与えたノートルダム大聖堂の火災。同年1月に収録された「バッハ・トゥ・ザ・フューチー」(LDV-69)は災害前の聖堂内でのオルガンの響きを収めた貴重な録音となり、現在も大ベストセラーとして注目されております。
(キングインターナショナル)
『インスピレーションズ』
【曲目】
リスト:
1.バッハの名による幻想曲とフーガ(ジャン・ギュー編曲)
2.愛の夢第3番(オリヴィエ・ラトリー編曲)
3.バッハのカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」による変奏曲(マルセル・デュプレ編曲)
4.「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」(カミーユ・サン=サーンス編曲)
5.コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
【演奏】
オリヴィエ・ラトリー(オルガン/リーガー・オルガン)
【録音】
2020年12月27-29日 セッション録音
フィルハーモニー・ド・パリグランド・サル「ピエール・ブーレーズ」
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年06月23日 00:00