クラリネット奏者ニコラ・バルディルーがブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルのクラリネット作品を録音!『対話』
クラリネットの妙技を堪能。
ブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を
名手ニコラ・バルディルーが録音!
クラリネット奏者ニコラ・バルディルーがブーレーズ、マントヴァーニ、ジャレルの作品を録音しました!
マントヴァーニは現代を代表する作曲家。著名な演奏家が積極的に委嘱するなど、近年ますます注目されています。1999年に書かれた「Bug」はクラリネットの無伴奏作品です。
ブーレーズは自身の作品を表現するうえで最も優れた楽器としてクラリネットをあげ、その敏捷性に加えて、幅広い音域のクラリネットを吹き分けることで独自の世界を表現しようとしました。
「ドメーヌ」はブーレーズの代表作のひとつで「オリジナル」と「ミラー」の2曲からなる作品。今回はそのオリジナル版であるクラリネットと21の楽器による演奏で録音されました。弦楽器、木管、金管がクラリネットの旋律と交叉しながら立体的に音楽が進みます。
「2つの影の対話」は先の「ドメーヌ」の一部修正版をなし、6つの楽譜をさまざまな場面に応じクラリネットが演奏し、あらかじめ録音したクラリネットがその音に応えるという実にユニークな作品。テープとはその録音物をさし、クラリネットとテープのための作品とされます。その立体感たるや驚くべきもの。クラリネットの世界にどっぷりつかれます。なお、当曲はルチアーノ・ベリオの60歳の誕生日を記念して作曲されました。
最後にミカエル・ジャレルの「Assonance」で締めくくります。
ニコラ・バルディルーはミュンヘンARD国際コンクール(1998年)、ニューヨークヤング・アーティスト(2001年)で優勝している逸材。度々来日もしており、日本でも人気の奏者です。
(キングインターナショナル)
『対話』
【曲目】
1.ブルーノ・マントヴァーニ:「Bug」~クラリネットのための
2.ピエール・ブーレーズ:「ドメーヌ」【I.オリジナル+II.ミラー】~クラリネットと21の楽器のための
3.ピエール・ブーレーズ:「2つの影の対話」~クラリネットとテープのための
4.ミカエル・ジャレル:「Assonance」~クラリネットのための
【演奏】
ニコラ・バルディルー(クラリネット)
セシル・アガトル(ヴァイオリン)、フロリアーネ・ボナンニ(ヴァイオリン)、オレリア・スヴィネ=コヴァルスキ(ヴィオラ)、ユリアン・ダボネヴィレ(ヴィオラ)、ルノー・ギウー(チェロ)、シャルリーヌ・シャシュロー(チェロ)、ヤン・デュボス(コントラバス)、クリスティアン・リヴェ(ギター)、マガリ・モスニル(フルート)、エレーヌ・ドヴィレネヴー(オーボエ)、ニコラ・バルディルー(バス・クラリネット)、ユリアン・ハーディ(ファゴット)、ユーグ・ヴィアロン(ホルン)、ヤヴィル・ロセト(トランペット)、アントニ・ガナイ(トロンボーン)、ダヴィド・マッケ(トロンボーン)、アレクシス・ラエンス(トロンボーン)、ユレス・ボワティン(トロンボーン)、セドリック・カルセレス(サクソフォン)、ニコラ・チュリエ(ハープ)、ルノー・ムッツォリーニ(マリンバ)[2]
【録音】
2019年6月/ムードン・スタジオ
DDD
ディジパック仕様
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年07月13日 00:00