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シュテファン・テミングによる18世紀ドイツ・リコーダー音楽の精華!『ライプツィヒ1723~バッハと好敵手たち、トーマス・カントルを巡って』

シュテファン・テミング

音楽家がしのぎを削った瞬間に思いを巡らす美しくスリリングな音楽的競争!
18世紀ドイツ・リコーダー音楽の精華

ライプツィヒのトーマス・カントルは18世紀ドイツの音楽家にとって名誉ある重要な仕事のひとつでした。1722年にヨハン・クーナウが死去すると、その後任になろうと何人もの音楽家が名乗りを上げます。市議会の選ぶ第一候補は当時随一の知名度を誇る人気作曲家テレマンでしたが、彼はハンブルクで厚遇が得られることになり辞退。ファッシュとグラウプナーの名が次に挙がるも、ファッシュはテレマンの参戦を知って手を引き、グラウプナーは雇い主のヘッセン公が彼を手放さずこれまた辞退。そしてバッハが1723年にこの地位に就任し、1750年に亡くなるまで続く「ライプツィヒ時代」が始まったのです。

シュテファン・テミングは1978年ケープタウン生まれのリコーダー奏者。鮮やかな技巧を駆使した数々のリリースが高く評価され、近年めきめきと名を上げている奏者です。
今作の「ライプツィヒ1723」では音楽史上においてスリリングなこのトーマス・カントル争いの瞬間をテーマとし、該当の4人の作品を取り上げました。
リコーダーというひとつの楽器を通して繰り広げられる音楽家たちの丁々発止のせめぎ合い。牧歌的なイメージのヘ長調が多く用いられていますが音楽の充実度はどれも譲らず、18世紀ドイツのリコーダー芸術の精華がとことん堪能できるアルバムとなっています。
フライブルク・バロックやビー・ロック・オーケストでも弾いているセバスティアン・ヴィーナントのチェンバロも聴きもの。
(キングインターナショナル)

『ライプツィヒ1723~バッハと好敵手たち、トーマス・カントルを巡って』
【曲目】
1.グラウプナー(168-1760):リコーダー協奏曲 ヘ長調 GWV323
2.ファッシュ(1688-1758):2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ ニ短調 FaWV N:d3
3.J.S.バッハ(1685-1750):2本のリコーダーとチェンバロのための協奏曲 ヘ長調 BWV1057
1.テレマン(1681-1767):リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための四重奏曲 ト短調 TWV43:g4
5.ファッシュ:リコーダー協奏曲 ヘ長調 FaWV L:F6
6.テレマン:リコーダー協奏曲 ハ長調 TWV51:C1

【演奏】
シュテファン・テミング(リコーダー)
セバスティアン・ヴィーナント(チェンバロ)[3]
ヴィープケ・ヴァイダンツ(通奏低音チェンバロ、リコーダー)[3]
カプリコルナス・コンソート・バーゼル

【録音】
2020年8月10‐13日
スイス、ゼーヴェン、サン・ジェルマン教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年08月11日 00:00