Adrian Younge(エイドリアン・ヤング)、Ali Shaheed Muhammad(アリ・シャヒード・ムハマド)、Brian Jackson(ブライアン・ジャクソン)|〈Jazz Is Dead〉のリリース第八弾は数々のジャズ・ファンク・クラシックを残してきた偉人、ブライアン・ジャクソン
伝説的なブラック・ジャズ・レーベル〈Tribe〉の創設者であるウェンデル・ハリソンとフィル・ラネリンの奇跡的な共演ライヴや、ジャズ・ラップの先駆者として有名なディガブル・プラネッツの再結成ライヴなど、ここ数年、その類まれな企画力とコンセプトで人気を博すLA のジャズ・イヴェント〈Jazz Is Dead〉。そんな〈Jazz Is Dead〉が遂にレーベルとして始動!!
レーベルの仕掛け人は、鬼才エイドリアン・ヤングとATCQ のプロデューサー、アリ・シャヒード・ムハンマドによるデュオ:ザ・ミッドナイト・アワー。第八弾となる今回は、これまでのシリーズでリリースされたロイ・エアーズやダグ・カーンと並んで、ジャズ・ファンク~レア・グルーヴ・フリークから愛されるギル・スコット・ヘロンを音楽的に支えた鬼才、ブライアン・ジャクソンが満を持して登場!!
1971 年の『Pieces of a Man』からコンビとしての最終作『1980』まで、ゲットーの吟遊詩人であるギル・スコット・ヘロンの痛烈なメッセージの触媒となる音楽を作り続けてきた鬼才、ブライアン・ジャクソン。相方のギルは〈XL Recordings〉のボスであるリチャード・ラッセルのプロデュースで、音楽的なアップデートに臆すことなく挑んだ遺作『I'm New Here』を2010 年にリリースしているが、それに遅れること10 年、ブライアン・ジャクソンのカムバックをお膳立てしたのは、温故知新を得意とするザ・ミッドナイト・アワーのお二人。結果として本作は、一発目のレーベル・コンピレーションを除いてこれまでリリースされてきたシリーズ六作の中で最もサウンド的に挑戦的な作品に。第一弾のコンピレーションにも収録されたシングル “Nancy Wilson”は、涼風のようなフルートの音色がリスナーを白昼夢に誘うメロウな曲で、いまにもギルのポエトリー・リーディングが始まりそうな雰囲気を醸し出していたものの、そういった曲と並列して、ソウルクエリアンズやジ・ウマーを通過した後のサウンドと言うべき “Duality”のようなゼロ年代~テン年代のソウル・ミュージックにも果敢にチャレンジ。ジャズ系DJ のインスタント・クラシックになること間違いない未来派志向のジャズ・ダンサー “Ethiopian Sunshower”で幕を閉じるまで、ヴォーカル曲は一切ないものの、音楽そのものがあまりに雄弁な21 世紀型ジャズ・ファンクの最高峰がここに誕生!!
輸入盤:国内流通仕様CD
帯・デジタルライナーノーツ付き
輸入盤CD
輸入盤LP
【収録曲】
01. Under the Bridge
02. Mars Walk
03. Young Muhammad
04. Nancy Wilson
05. Baba Ibeji
06. Duality
07. Bain De Minuit
08. Ethiopian Sunshower
タグ : ソウル/R&B
掲載: 2021年08月30日 16:53