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アタッカ四重奏団の新録音はルネッサンスとミニマリストをつなげる独自のコンセプト・アルバム『オヴ・オール・ジョイズ』

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年10月01日 16:00

アタッカ四重奏団

2020年グラミー賞受賞を受賞した俊英カルテットが提示する、ルネッサンスとミニマリストをつなげる極めてユニークな接点。

2020年グラミー賞受賞を受賞したアタッカ四重奏団。それまでヴァイオリンを務めていた徳永慶子が退団し、ドメニク・サレルニが加入。2021年にソニークラシカルへ移籍し、ダンスビートによる独自アルバム『REAL LIFE』(デジタル配信限定)を発表し、新たな活動でも話題を呼んでいます。そして今回はルネッサンスとミニマリストをつなげる独自コンセプトアルバムとして『オヴ・オール・ジョイズ』をリリースします。

アルバムのキーワードは「シンプルであることの強さ」。アルヴォ・ペルトのミニマリスト作品と、ジョン・ダウランド、オルランド・ギボンズ、アレグリなどのルネッサンス作曲家の作品とが収録されています。これらの音楽に共通するのは、明瞭な流れとシンプルな和声・リズム・構造を持ち、精神の美しさが体現されていること。

アルバムの中心には、ポール・シュレイダーの1985年作の映画『ミシマ~ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』のフィリップ・グラスのスコアから抜粋した6楽章の『弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」』が置かれています。20世紀の日本で最も重要で影響力のある作家の1人と見なされている三島由紀夫の生と死を音楽で描きだしたグラスの音楽へと聴き手を導くのは、もう一人の現代作曲家ペルトの2つの作品。その代表作「スンマ」と「フラトレス」がアルバムの最初と最後を飾っています。

このアルバムはコロナ禍のロックダウンの中で制作されました。アルバムタイトルはダウランドの歌曲「流れよ、わが涙」の一節“...And tears and sighs and groans my weary days /Of all joys have deprived…” 「わが苦痛が癒えることは決してあるまい。なぜなら主の慈悲はとうに逃げ去って、涙と、ため息と、うめきの声が、わが煩わしき日々から、わが煩わしき日々から、すべての喜びを奪い取ったのだから」に寄っています。チェリストのアンドルー・イーはこう説明しています:「コロナ禍でのレコーディングでは、僕らが奪われた音楽を録音しているんだという実感がありました。カルテットの仲間と和音を弾いたり、完全5度を弾きあうことすらできなかったからです。演奏しながら涙が止まらず、レコーディングを中断しなければならないほどでした。この音楽を演奏する喜びがこのアルバムには満ちています。」
(ソニーミュージック)

『オヴ・オール・ジョイズ』
【曲目】
アルヴォ・ペルト:スンマ
ルカ・マレンツィオ:独り物思いに沈み
ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙
オルランド・ギボンズ:6声のファンタジア ニ短調
フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」
グレゴリオ・アレグリ:ミゼレーレ
ジョン・ベネット:涙せよ、我が眼
クレメンス・ノン・パパ:われは野の花
アルヴォ・ペルト:フラストレス

【演奏】
アタッカ四重奏団
[メンバー]
エイミー・シュローダー(ヴァイオリン)
ドメニク・サレルニ(ヴァイオリン)
ネイサン・シュラム(ヴィオラ)
アンドリュー・イー(チェロ)

【録音】
2021年3月、アメリカ、インディアナ州、ゴーシェン、ソーダー・コンサート・ホール

<アタッカ四重奏団>
2003年、ジュリアード音楽院の学生により結成。ジュリアードやグァルネリ、エマーソン、フェルメールおよび東京SQといった名だたる弦楽四重奏団に師事。現在アメリカでも注目を浴びている屈指の若手弦楽四重奏団のひとつで。2007年にカーネギーホールでデビュー。翌年ニューヨーク現代美術館にて行ったコンサートは、ニューヨーク・タイムズ紙に「彼らのコンサートはセンセーショナルの一言につきる!」と大絶賛をうけ、以降南北米各国、ヨーロッパ、オーストラリア、日本で精力的に演奏活動を行っています。2011年に大阪国際室内楽コンクールで第1位、メルボルン国際室内楽コンクールで第3位を立て続けに受賞。その後も2014-15年にかけてニューヨーク・メトロポリタン美術館のレジデント・カルテットをつとめ、2016年秋からはテキサス州立大学でレジデント活動。2013年には米国を代表する作曲家、ジョン・アダムスの弦楽四重奏曲全集CD『フェロー・トラベラー』をリリース。また2011年から16年にかけて6年間にわたってハイドンの弦楽四重奏68曲すべてを演奏するプロジェクト「The 68」を行い、2015年にセカンドアルバム「キリストの十字架上の七つの言葉」では、クラシカル弓などを使用したピリオド奏法で演奏するなどを各紙から絶賛を受けています。2019年にNonesuch Records/New Amsterdam Recordsからリリースされた『キャロライン・ショウ:オレンジ』は、2020年グラミー賞(最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞)受賞。それまでヴァイオリンを務めていた徳永慶子が退団し、ドメニク・サレルニが加入。2021年にソニークラシカルへ移籍し、ダンスビートによる独自アルバム『REAL LIFE『』(デジタル配信限定)を発表し、新たなる新路線活動でも話題を呼んでいます。2014年、2017年にも来日し、高い評価を得ています。