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今回も強力ラインナップ!ソニー・クラシカル「MASTERS BOX」第22回発売(5タイトル)

SONY CLASSICAL MASTERS BOX 第22回発売

大好評、ソニー・クラシカルによるバジェット・ボックス「MASTERS BOX」。100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファンならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにて続々リリース中の好評シリーズです。今回も強力なラインナップによる5タイトルがリリースされます。

※初回生産限定盤
※白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
※制作時点での最新のリマスターを使用。
※ このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。
(ソニーミュージック)



ブーレーズの前にウェーベルンの全作品を開拓したパイオニア、ロバート・クラフト最重要の業績がついに世界初CD化!
ロバート・クラフト /ウェーベルン作品全集(Sony Classical Masters)

 オーストリアの作曲家アントン・ヴェーベルンの作品は、1900年代初頭にかけて、ウィーンで活動した新ウィーン楽派の師アルノルト・シェーンベルクの作品よりもはるかに大きな影響を与えるはずでしたが、彼の1945年の悲劇(喫煙のためにベランダに出てタバコに火をつけたところを、オーストリア占領軍の米兵により、闇取引の合図と誤解され射殺)が起きたとき、彼の作品は音楽界にほとんど知られていませんでした。しかしその作品のストイックな魅力は、ストラヴィンスキーや現代音楽の解釈者と知られる20世紀後半を代表する知の巨人、ロバート・クラフト(1923-2015)が監修・指揮をし、アメリカの若手の名演奏家達を起用して、約2年をかけてニューヨークのコロンビア・スタジオで録音した、「ヴェーベルン作品全集」(1957年4枚組LPでリリース)によって劇的に広く知られることになりました。「壮大な事業であり、大きな成功とともに達成された、ヴェーベルンを理解したその演奏は、コロンビア・レコードとの素晴しいコラボレーションであり、現代のディスコグラフィの主要な記念碑の1つとして非常に長い間残るもの」と、ハイ=フィデリティ誌は評しています。
 クラフトは、晩年のストラヴィンスキーのアシスタントを務め、ストラヴィンスキー没後はその遺産継承者となり、指揮者として、あるいは著作や書簡集の編纂を通じてその作品の普及に力を注いだため何よりもストラヴィンスキー作品の解釈者として知られていますが、それと並行して1950年代からシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの新ウィーン楽派3巨頭や、ヒンデミット、ヴァレーズらの作品を数多くコロンビアに録音しています。中でも1960年代の「シェーンベルク全集」とこの1950年代の「ヴェーベルン全集」は、この2人の作曲家の作品を網羅的に録音した世界で初めての企画であり、彼らの作品を広く世に届けるうえで極めて重要な役割を果たしました。いずれも日本国内でLPとして発売されており、前者は1971年度「レコード・アカデミー賞」企画部門賞を受賞するなど高く評価されています。後者はモノラル録音であったこと、1979年にブーレーズ指揮・監修の全集版が発売されたこともあって、1959年発売の日本コロムビア盤(RL140~43)以降再発売も含めて日の目を見ることがなく、今回の正規マスターからのCD化は大いに歓迎されるところです。今回のMastersシリーズの中でも最も重要な再発売と言えるでしょう。
(ソニーミュージック)

20世紀の類稀なモーツァルティアン、サー・コリンの業績を刻み込んだ名演譜。
コリン・デイヴィス/コリン・デイヴィス・コンダクツ・モーツァルト・セレナード、協奏曲&序曲集(Sony Classical Masters)

 コリン・デイヴィスは、オペラハウスとレコーディングスタジオの両方で、間違いなく20世紀の最も偉大なモーツァルト指揮者の1人でした。1990年代初頭のミュンヘンで、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者としての任期の終わり近くに、人気のあるセレナーデ4曲と管楽器のための2つの協奏曲を録音し「デイヴィスはこの音楽を完全に把握しており、適切な解釈と見事なバランスで、壮大さと繊細さをもたらします」とグラモフォン誌で評されています。そして1998年、シュターツカペレ・ドレスデン名誉指揮者として、オペラの序曲集を録音しています。「美しく巧みな弦楽器、管楽器のセクションの掛け合いは、モーツァルトの透明な質感をもたらしています。すべてが現代の伝統における素晴らしい「ビッグバンド」のようにモーツァルトを表している」とClassics Todayは評しています。
(ソニーミュージック)

国やジャンルのボーダーを自由自在に超えていくスーパー・ミュージシャン、ヨーヨー・マの姿を刻印した刺激的な音楽体験がここに。
ヨーヨー・マ /ヨーヨー・マ~ クロッシング・ボーダーズ~ミュージカル・ジャーニー(Sony Classical Masters)

 チェロ奏者ヨーヨー・マのきわめて多岐にわたる活動は、彼が聴衆とのコミュニケーションの方法を絶えず模索し続けてきたこと、ヨーヨー・マ本人が彼自身の芸術的な成長と革新を望んでいることを物語っています。また異文化のクラシック音楽以外の音楽形式に挑戦する時であっても、ヨーヨー・マは想像力を刺激するつながりを常に見出そうとしています。50枚を越えるアルバム(うち15枚がグラミー賞を獲得)には彼の幅広い興味、関心が反映されています。多くのアルバムから、9枚のアルバムを収録したこのボックスセット「クロッシング・ボーダーズ」には、ラテンアメリカやアジアの音楽だけでなく、アメリカのブルーグラスやジャズなどを情熱的に受け入れ演奏したもので、彼の野心的なものとして高く評価されているものです。
 マーク・オコーナー、エドガー・メイヤーとの『アパラチア・ワルツ』と『アパラチア・ワルツ2』(グラミー1998:「ベストクラシック・クロスオーバーアルバム」)、『ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ』(グラミー1997:「ベストクラシック・クロスオーバーアルバム」)、『オブリガード・ブラジル』(グラミー2000:「ベストクラシック・クロスオーバーアルバム」)、ボビー・マクファーリンとの『ハッシュ』、ステファン・グラッペリやクロード・ボリングとのジャズ・アルバムや、日本で録音した『日本をうたう』、この方面への関心をさらに深めたヨーヨー・マが創設した「シルクロード・アンサンブル」とのモンゴル、中国、アゼルバイジャンのメロディなど、人間の内面に到達する音楽を通して、世界各地に暮らす私たちの生活と文化の理解を深めようという驚きと新たな魅力をもって、新しい音楽として送りだしています。
(ソニーミュージック)

20世紀最高の音楽的頭脳によって生み出された異形のモーツァルト。
グレン・グールド/グレン・グールド・プレイズ・モーツァルト・ピアノ・ソナタ(Sony Classical Masters)

 グールドのモーツァルトは、それまでのモーツァルト弾きといわれる名ピアニストたちのそれに比較しても非常に個性的かつ圧倒的な説得力がみなぎっているのは言うまでもありません。1966年から1974年にかけて、ほぼ9年の歳月を費やして、ニューヨークとトロントのお気に入りのスタジオで収録されました。しばしば啓示的で、時には風変わりともいえるものですが、常に刺激的で物議を醸す彼の演奏は、グールド自身の限りなく魅力的な音楽的精神を反映したもので、モーツァルトへのグールドの敵対心にも似た関係を露わにするかのようです。4枚組CDボックスでの再発売となります。
(ソニーミュージック)

ショパンの神髄を見極め、それを個性的なピアニズムで表出する名手ルイサダのショパン録音を初めて一つに集成。
ジャン=マルク・ルイサダ/ ジャン=マルク・ルイサダ・プレイズ・ショパン(Sony Classical Masters)

 1958年チュニジア生まれのフランス人ピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダは、6歳でピアノを始め、マルセル・シャンピとドゥニーズ・リヴィエールについてパリで、その後はイギリスのユーディ・メニューイン音楽学校で、16歳でパリ国立高等音楽院に入学しピアノをドミニク・メルレらに師事しています。1985年ワルシャワでのショパン国際ピアノ・コンクールで5位に入賞し、あわせて国際批評家賞を獲得。このショパン・コンクールでの成功が彼を国際的キャリアに導くきっかけとなりました。それ以来、独特のショパン解釈者として評判を得ています。たびたび来日し、この7枚組CD中、5枚は日本での録音となっています。2005年には、「NHKスーパーピアノレッスン-ショパン編」の講師として出演し、好評を博しました。ルイサダは、2021年のショパン・コンクールに出演した角野隼斗さんの先生の一人で、角野さんはワルシャワに赴く前にパリでルイサダのレッスンを受けています。
1998年から2013年にかけて、ルイサダはRCAに断続的にショパン作品を録音、マズルカ、ワルツ、バラードの全曲、ピアノ・ソナタ第3番、幻想曲、幻想ポロネーズ、舟歌、スケルツォ第2番・第4番、ピアノ協奏曲第1番の室内楽版(ターリヒ四重奏団が参加)などが含まれています。コルト―を思わせる濃密な感情のこもったショパン演奏の最右翼で、気品ある音色、絶妙なテンポの揺れ、内声部の個性的なバランスなど、現代のショパン演奏としては極めて珍しい特質を備えています。特に2007年に大賀ホールで録音されたCD7はそうしたルイサダの特質が極まったもので、「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」に始まり、ワルツ第3番で閉じる構成も絶妙で、ディスクの中心をなす舟歌→幻想ポロネーズと続く感情の深まりはルイサダとしても超絶的。2010年に岐阜サラマンカホールで録音されたバラード(CD1)では、作品の内奥への踏み込みが恐ろしいほどで、冒頭を「ショパンの心臓の音を思わせる」とルイサダが描写するバラード第4番のコーダでの破滅的なパワーは他に例を見ないもの。また2013年のワルツ集(CD3)は、ミケランジェリの録音としても知られるコード・ガーベンによるプロデュースによっており、DGへの旧録音に比べて落ち着きがあり、独特の沈鬱な気分が醸し出されている点が極めて個性的です。
MusicWeb Internationalはこれらの録音について、「ルイサダの芸術性の最も素晴らしい点は、ショパン音楽の本質を探究しようとしていることだ。現代のスタインウェイをフルに活かして、ショパンの音の世界と精神を音として表現している」と絶賛しています。また、ClassicsTodayはルイサダのショパンについて「この演奏からは一瞬たりとも気を逸らすことができない」とも書いています。 ルイサダのRCAへの全ショパン録音を、7枚組のCDボックスセットとし初めて一つのパッケージにまとめたものです。
(ソニーミュージック)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2021年10月29日 13:00