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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.161

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2022年01月14日 10:00

バディ・デフランコ『スウィート・アンド・ラヴリー』(1956)

BD

バディ・デフランコ(cl)
ソニー・クラーク(p, org)
タル・ファーロウ(g) on Track1~5
ジーン・ライト(b)
ボビー・ホワイト(ds)

1954年9月1日、1955年8月12日、26日、ロサンジェルス録音

曲目:
01.ゲッティング・ア・バランス
02.ザッツ・オールド・ブラック・マジック
03.ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル
04.バット・ビューティフル
05.ザ・ニアネス・オブ・ユー
06.ホワット・キャン・アイ・セイ・アフター・アイム・ソーリー
07.モー

【アルバム紹介】
1.モダン・ジャズ・シーンで活躍した名クラリネット奏者バディ・デフランコ
2.ビバップの時代にクラリネットで自身のジャズを追求した稀有な存在
3.ピアニストのソニー・クラークやギターのタル・ファーロウを得たベストなレコーディング・メンバーでの演奏

前回から続く「美人ジャケット」第2弾は、モダン・ジャズ・シーンで活躍した名クラリネット奏者バディ・デフランコの50年代の隠れ名盤です。

クラリネットという楽器は30年代~40年代のスイング時代にはベニー・グッドマンやアーティ・ショウといった名プレイヤーが多く花形楽器でした。やがてビバップの時代になるとサックスにその地位が取って代わられましたが、それでもなおクラリネットで自身のジャズを追求したバディ・デフランコのような存在は極めて稀有だったと言えます。

本作はバディ・デフランコのキャリアの中でも、ピアニストのソニー・クラークやギターのタル・ファーロウを得たベストなレコーディング・メンバーでの演奏になっており、1曲目はデフランコとクラークの共作、ラストはクラーク作というオリジナルを最初と最後に置いている以外はスタンダード・ナンバーでの快演が収録されています。5曲目“ザ・ニアネス・オブ・ユー”では珍しいソニー・クラークのオルガンでのプレイが聴けます。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
軽快なテンポに乗って流麗なフレージングが光る“ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル”。

バディ・デフランコは、活躍した同時代にクラリネットで同じバップ・スタイルのジャズをプレイする奏者が現れなかったため、ほぼこの楽器のジャズ・プレイヤーとしては第一人者でした。
本作ではその独壇場ともいうべき演奏が聴ける、ジャズ史に残るジャズ・クラリネットのモダン・ジャズ期の記録ともいうべきものです。
この曲はイントロからデフランコのソロで始まり、軽快なテンポでスイングする中、流麗なフレージングで魅了する名演になっています。テーマの提示後も見事なソロを展開し、続いて、ソニー・クラーク、タル・ファーロウへとソロを回してゆきます。
60年代以降も数々のリーダー作をリリースし、多くのアーティストとも共演したバディ・デフランコは2014年に91歳で没するまで生涯現役でジャズ人生を歩み続けました。

国内盤CD