18世紀フランスの作曲家サン=ジョルジュの映像ドキュメンタリー!『シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ ~光の弓~』
[Bel Air Classiques 公式チャンネルより]
カリブ海に浮かぶ西インド諸島のひとつ、グアドループ島で、プランテーションを営む地主とウォロフ族出身の奴隷の女性の間に生まれたジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799)。
8歳の時にフランスへ移住し、ジャン=マリー・ルクレールにヴァイオリンを、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を師事。1769年にはゴセックのオーケストラのメンバーとなりヴァイオリン奏者として卓越した腕前を披露。さらに歌劇、交響曲、室内楽など数多くの作品を作曲し人気を集めました。サン=ジョルジュは音楽にとどまらず剣術や乗馬にも優れた才能を示し、フランス革命に際しては革命政府の要請により、軍人として自身で編成した黒人部隊を率いて活躍。しかし革命前に王室と懇意であったことを理由に軍を追われた上、投獄され、ロベスピエールの失脚後に釈放されたものの病を得て没し、死後、その音楽は奴隷制の復活した第二帝政時代に急速に忘れられていきます…。
このマルタン・ミラベル監督によるドキュメンタリーは、サン=ジョルジュの作品の演奏を交えながら、18世紀フランス音楽の研究家や音楽家の証言をもとに、その数奇な生涯と音楽作品に新たな光を当てています。
特典映像としてサン=ジョルジュの楽曲を中心に、同時代のモーツァルト、ハイドンの作品を加えたコンサート映像を収録。カンビーニ=パリ四重奏団がオペレッタ、フランス歌曲をレパートリーとするソプラノ歌手マガリ・レジェとともにサン=ジョルジュが遺した音楽をみずみずしく奏でています。
(ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
映像ドキュメンタリー『シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ ~光の弓~』
監督: マルタン・ミラベル
製作: 2021年フランス
ドキュメンタリー内の演奏楽曲
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
・弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 14 No. 6
・歌劇《エルネスティーヌ》より〈エルネスティーヌどうするつもり?〉
・歌劇《匿名の恋人》より〈しつこい人々から…〉
・歌劇《匿名の恋人》より〈これが甘味なる愛の力…〉
●ボーナス映像(コンサート)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
・歌劇《エルネスティーヌ》より〈エルネスティーヌどうするつもり?〉
・歌劇《匿名の恋人》より〈これが甘味なる愛の力…〉
ヨーゼフ・ハイドン: 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op. 64 No. 6
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
・弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 14 No. 6
・歌劇《匿名の恋人》より〈しつこい人々から…〉
【収録】
2020年11月22日 サン=ニコラ教会、ヴィレル=コトレ(フランス)
マガリ・レジェ(ソプラノ)
カンビーニ=パリ四重奏団
【メンバー】
ジュリアン・ショーヴァン(vn)
カリーヌ・クロクノワ(vn)
ピエール=エリック・ニミロヴィチ(va)
酒井淳(vc)
収録時間: 97分(本編)+52分(コンサート)
音声: フランス語PCMステレオ2.0
字幕: 日本語・英語・韓国語
画角: 16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年02月17日 00:00