著書『ROCK&ROLL RECORDER』発売記念!真島昌利ソロワークス特集!
真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)初めての著書『ROCK&ROLL RECORDER』の発売を記念し、これまでのソロワークスを特集!
フォーキーなサウンドでノスタルジックな歌世界、超名盤ソロファースト
真島昌利『夏のぬけがら』
THE BLUE HEARTS大ブレイクのサード『TRAIN-TRAIN』('88)翌年のファーストソロ。発表当時、パンクロッカーイメージとは一線を画するフォーキーな佇まいへの驚きと、少年~青年の夏休みの成長の度に脱ぎ捨てていく”夏のぬけがら”を1曲1曲として掬い取ったようなナイーヴなマーシーのメロディ・歌詞への絶大なる賞賛を持って迎えられた超・名盤!シングル(8)"アンダルシアに憧れて"(近藤真彦~ジャニーズ後輩に継承)でのキレキレのストーリーテリング、青春の挫折(3)"さよならビリー・ザ・キッド"切ないラブソング(4)"風のオートバイ"、マーシー地元三多摩が舞台の(9)(10)(11)など名曲揃い。録音メンバーは、友部正人、ディープ&バイツ、白井幹夫(のちにザ・ハイロウズを結成)今川勉(元エコーズ)篠原太郎 (ザ・ブレーカーズの盟友)など。親密かつ歌心溢れるプレイが絶品。
2曲をシングルカット!ポップさを増した傑作セカンド!
真島昌利『HAPPY SONGS』
スプリングスティーンやコステロのような煌びやかで爽やかな(1)"オーロラの夜"フィル・スペクター風ラブソング(6)"夜空の星くず"、モータウンビート(2)"砂丘"小林旭,甲斐バンドで有名なロカビリー(7)"ダイナマイトが150屯"、ヒロト参加のファンキーグルーヴな(8)"サンフランシスコの夜はふけて"ロッド・スチュワートを浅川マキ日本語版でカヴァーした(11)"ガソリンアレイ"などファースト由来のフォーキーもありつつも加味されたPOPさが魅力!ピアノはファーストと同じく白井幹夫(後にザ・ハイロウズ)、リズム隊はブルハ結成前のザ・ブレーカーズの盟友篠原太郎、大槻敏彦。ゲストに甲本ヒロト、内田勘太郎(憂歌団)、こだま和文(MUTE BEAT)、菊地成孔、村田陽一、山川のりお(ディープ&バイツ)川上剛(ザ・ヴィンセンツ/ザ・タイマーズ)ら。
最もロック度高いソロ3作目のリマスター拡大盤!
真島昌利『RAW LIFE-Revisited-』
ファースト、セカンドのアコースティック&ノスタルジックな手触りから一転、THE BLUE HEARTSセカンド『YOUNG AND PRETTY』('87)をプロデュースした佐久間正英(四人囃子/プラスチックス)がプロデュース&ベース、ドラムにはそうる透を擁したトリオ体制で制作された“プロフェッショナルによる強靭なロックアルバム”。(2)"俺は政治家だ"(3)"GO!GO!ヘドロマン"(4)"エゴでぶっとばせ"(9)"関係ねえよパワー"などヒリヒリするような切迫感、緊張感溢れる反骨精神が前面に。一方、フィル・スペクター風(5)"かしこい僕達"レゲエ(6)"煙突のある街"、ポップな(7)"ドライブしようよ"など幅広さにも文句ナシ!DISC2は93年渋公ライヴ音源ファースト『夏のぬけがら』(2)(5)、セカンド『HAPPY SONGS』(1)(3)(6)アルバム未収録曲は(7)+THE CLASHで有名な(8)"I FOUGHT THE LOW"!
アルバム未収録の隠れ名曲②「ドクターペッパーの夢」収録!
真島昌利『アンダルシアに憧れて』
(1)"アンダルシアに憧れて"
ザ・ブルーハーツ以前のバンド、ザ・ブレーカーズ時代の楽曲でファーストソロ『夏のぬけがら』(1989.11.21)先行シングル。近藤真彦版は同年11月10日に発売、2作が同時期にチャート20位以内入り。まるで映画のようにドラマチックな若きギャングの悲劇を描写する歌詞の巧みさ、畳みかけるようなシャウトの切実さが心揺さぶる!
(2)"ドクターペッパーの夢"
スローなフォークもので、夜の車内ソング部門でリリカルさでRCサクセション"スローバラード"にヒケをとらない隠れた名曲。ファーストソロ『夏のぬけがら』好きであれば聴き逃しは勿体ない!
91年ソロLIVE!ここでしか聴けないカヴァーもアリ。
真島昌利『LIVE Another Summer』
セカンド『HAPPY SONGS』後91年8月29日新宿日清パワーステーションでのライヴ。篠原=大槻の元THE BREAKERSリズム隊に、古川を加えたTHE BRICK'S TONE3人+ヒロトとはザ・コーツの盟友山川のりお...という東京モッズシーン選抜メンツ+後にはザ・ハイロウズを組む白井を加えた気心知れた,かつ演奏の爆発力に文句ナシのメンツによる熱いライヴをとらえた名作!ファースト、セカンドの楽曲+これでしか聴けないソロモン・バークカヴァー"Everybody Needs Somebody To Love"、ザ・キンクスカヴァー"うな重"(CD廃盤)で凝縮の8曲・37分!
Guitar:山川のりお(DEEP & BITES)
Guitar:篠原太郎(THE BRICK'S TONE)
Bass:古川英俊(THE BRICK'S TONE)
Drums:大槻敏彦(THE BRICK'S TONE)
Keyboard:白井幹夫
92年パワステ93年渋公+PVをセットに!
真島昌利『RAW LIVE/2nd Rated』
92年日清パワーステーション、93年渋谷公会堂ライヴを収録した93年6月21日発売作品『RAW LIVE』とソニー時代のPV4曲を収めた95年9月1日発売『2nd Rated』を映像作品2作をセットに。ライヴは『RAW LIFE』録音メンバー佐久間正英(bass)そうる透(dr)に三宅伸治(g)を加えたメンツで過去にない骨太でダイナミックな演奏が強烈!ソロ・アルバム曲以外のシングル『夜空の星くず』のカップリング2曲(5)"バラ色の人生"(8)"うな重"(ザ・キンクスのカヴァー)ザ・ブルーハーツ『TRAIN-TRAIN』収録の(10)"ブルースをけとばせ"が貴重!
(バンドマンではなく)"ソロアーティスト"としての深化を見せた傑作4作目!
真島昌利『人にはそれぞれ事情がある』
前作『RAW LIFE』でのストロングなロックモードから変化。楽曲のセンチメンタルなタッチはファースト『夏のぬけがら』~セカンド『HAPPY SONGS』に回帰しつつも、無垢さよりも苦み、直球な怒りやハシャギより諦観やシニカルさが歌詞に滲み、作曲面でも、これまでにない高度なメロディ展開を見せるなど深化が伺える。プロデュースは佐久間正英(Ba.その他楽器)加えてそうる透(Dr.)参加と『RAW LIFE』3人組体制だが、これまでとは、まったく異なるアプローチで、”ピュアなアコースティック、シンプルなバンドサウンド”ではなくスタジオ録音ならではの楽器・音色の幅広さ緻密なアレンジで構築され過去作に比べわかりやすさに劣るが明らかにネクストレベルに踏み込んだアルバム。名曲の呼び声高い(2)"空席"、退廃的な危うさを秘めたラブソング(4)"ロマンス"(5)"二人の夏の日"も傑作。ホーン入りジャンプ・ブルース(9)"MR.SPEED"ジャジーな(10)"世界を笑う男"など、ジャズ~ブルーズの引き出しも開けてみせる。モータウン調(3)"アイスキャンディー"原曲はザ・ブレーカーズ時代の(8)"カレーライスにゃかなわない"ではいつものユーモアと可愛げが垣間見え◎。
真島昌利がサントラを担当!宮藤官九郎脚本ドラマ!
『TBS系 日曜劇場 ごめんね青春! オリジナル・サウンドトラック』
ドラマサントラのヒットメーカーでピアニスト羽毛田丈史と共に真島昌利がサントラを手掛けた、錦戸亮が主人公教師を演じる学園コメディドラマのサントラ。疾走感のあるサーフロック系ナンバー"SHAKIN'&ROLLIN'"(歪んだエレキの音色!一聴してマーシーとわかるタッチのリードギターがカッコイイ!)アコースティックギターでセンチメンタルなメロディを奏でる"COLD MORNING DEW"などマーシーならではの作風のインストを提供!
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真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)、初めての著書『ROCK&ROLL RECORDER』
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掲載: 2022年02月18日 17:30