輸入盤も情報解禁!内田光子によるベートーヴェン晩年の大作 “ディアベッリ変奏曲”
Decca/ (C) Justin Pumfrey
円熟のピアニズムが解き明かすベートーヴェン晩年の妙なる変装技法
内田光子が近年のコンサートでメインとして度々取り上げ、昨秋の来日リサイタルでは、熱狂的な喝采とスタンディング・オベーションを巻き起こしたベートーヴェン晩年の傑作「ディアベッリ変奏曲」を遂に録音。前々回の来日時には彼女が「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と大事にしている同作品について演奏も交えたトーク・イベントを行い、作品に対するひたむきな愛情と深い洞察を日本の音楽ファンの前で披露していました。作曲家のアントン・ディアベッリから自作のワルツの主題を用いた作品を作って欲しいとの依頼を受けたベートーヴェンは、当初その依頼を拒否したものの、最終的に独自で33もの変奏を作曲しました。ディアベッリの主題が徹底的に活用された多彩な変奏は、まさにベートーヴェンの変奏技法が駆使された集大成といえましょう。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120
【演奏】
内田光子(ピアノ)
【録音】
2021年10月 サフォーク、スネイプ・モルティングス・コンサートホール
カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020
掲載: 2022年03月17日 00:00