レオンスカヤ/シューベルト:ピアノ・ソナタ全集~EaSonusレーベルの全集をワーナーが廉価BOX化!
2018年《東京・春・音楽祭》で絶賛を博したレオンスカヤのシューベルト。来日直前にスタジオ録音されEaSonusレーベルより発売されていた全集が、ワーナークラシックスよりお買い得価格全集BOXになって再発売。
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い直輸入盤のみ、長井進之介 氏による書き下ろし解説と、スペインの音楽学者でシューベルトのピアノ曲の権威ミゲル・アンヘル・マリン氏の最新の研究に基づく解説の日本語訳付き。
リヒテルとのデュオで世界の注目を集め、今もなお本国ロシア、欧州で多くの音楽家から尊敬を集めるレオンスカヤ。彼女が贈る深淵なるシューベルトの世界。既に1992-1998年録音したシューベルト:ピアノ・ソナタ集(第7,13, 18-21番/品番:9029.597495)もBudget Boxes Series から発売中で、こちらも女性らしい優しさと細やかさ、楽譜への深い造詣があいまって、非常に明度の高い音列のきらめきが紡ぎ出されたシューベルト演奏で高い評価を得ており、ベストセラー盤のボックスとなっております。
今回発売されるものは、2015年と2017年に録音され、EaSonusレーベルより発売されていましたが、今回レオンスカヤがワーナークラシックスと専属契約となったため、こちらの音源をまとめて発売することとなりました。レオンスカヤが長年深い思いを込めて取り組んできた作曲家がシューベルトであり、「取り組めば取り組むほど、その先に行きたいという気持ちが湧いてくる作曲家。今の私にとってそれがシューベルトなのです。なぜならシューベルトの作品は本当に多彩で、音楽的、哲学的、文学的な創意にあふれています。どのソナタにも彼の個性や横顔が感じられて興味深く、初期のハイドン的な様相、後期のマーラーのような時代を先取りしたものまでピュアなリリシズムが感じられるもの」と、語っています。
2018年には、東京・春・音楽祭にて、シューベルトのピアノ・ソナタのうち18曲と「さすらい人幻想曲」を演奏し高評価を得た名演奏でしたが、レオンスカヤの、時間の感覚を超えて、それらを自然に感じ取ってきたシューベルト像がここに感じられるものです。
第2、11番の欠落楽章ではないかとされる小品を挿入して1つの曲として。さらに第3番も「3つのピアノ曲」を加えた5楽章構成としている部分も特徴的といえましょう。
※輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。
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(ワーナーミュージック・ジャパン)
【曲目】
シューベルト:
《CD1》
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D.157
ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566 (第1、2楽章のみ)
ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
《CD2》
ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 D.279
(+アレグレット ハ長調D.346)
ピアノ・ソナタ第3番ホ長調 D.459
《CD3》
ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
《CD4》
ピアノ・ソナタ第11番ヘ短調 D.625 (+アダージョ 変ニ長調D.505)
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
幻想曲ハ長調 D760 Op.15『さすらい人』
《CD5》
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894
《CD6》
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
《CD7》
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
《CD8》
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
【演奏】
エリザーベト・レオンスカヤ(ピアノ)
【録音】
2015, 2017年
ブレーメン・ゼンデザール
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2022年06月08日 00:00