巨匠フレイレの未発表録音集『メモリーズ』(2枚組)~シュタインとのブラームス:ピアノ協奏曲第2番、ほか
没後1周年を記念し、未発表他貴重な録音を集めたアルバム。CD2枚組
昨年11月に亡くなったブラジル出身のピアニスト、ネルソン・フレイレ。その1970年から2019年の未発売の録音を集めたアルバムがCD2枚組で発売されます。
2014年ベルリンでの、グルック、バッハ、ベートーヴェンの録音。ベートーヴェンの『アンダンテ・ファヴォリ』はネルソン唯一のこの作品の録音となります。そして1970年から1985年のベートーヴェンの第4番、ブラームスの第2番、バルトークの第1番の協奏曲とR.シュトラウスの『ブルレスケ』はラジオ放送局に残されていた貴重なテープの録音です。ヴィラ=ロボスとドビュッシーの作品は初CD化。ブックレットには、ネルソンのプロデューサーを長い間務めたデッカのドミニク・ファイフ氏による新規エッセーが掲載されています。
「ネルソンはこの上ないレコーディング・アーティストでした。彼は私が出会ったどのアーティストよりもスタジオに細心の注意を払って準備し、その録音には最も編集が少なかったアーティストの一人でした。私たちは彼の並外れた芸術性のためだけでなく、その厚い友情、ユーモア、謙虚な人柄のために亡くなったことが残念でなりません。彼は偉大な真にかけがえのない人物でした」―ドミニク・ファイフ(デッカ・プロデューサー)
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
《CD 1》
1) グルック:精霊の踊り(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)(ズガンバーティによるピアノ編)
2) J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番BWV147より)
ベートーヴェン:
3) アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO57
4-6) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
7) バガテルOp.119 No.11
8) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
9) ドビュッシー:レントより遅く
10) ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番より前奏曲
《CD 2》
1-3) バルトーク:ピアノ協奏曲第1番イ長調Sz.83
ブラームス:
4-7) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
8) 6つの小品Op.118より第2曲:間奏曲イ長調
【演奏】
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
ユリ・シーガル(指揮)シュトゥットガルト放送交響楽団(CD 1: 4-6)
ゾルターン・ペシュコー(指揮)バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団(CD 1: 8)
ミヒャエル・ギーレン(CD 2: 1-3)
ホルスト・シュタイン(CD 2: 4-7)
(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
【録音】
[CD 1]
2014年2月、ベルリン(1-3)
1972年10月、シュトゥットガルト(4-6)
2006年4月、ラ・ショードフォン(7)
1985年12月、バーデン=バーデン(8)
2008年6月(9)、2019年2月(10)、ハンブルク
[CD 2]
1970年10月(1-3)、1977年4月(4-7)、フランクフルト
2006年(8)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年08月31日 18:00