2021年ザルツブルク音楽祭ライヴ!メッツマッハー&ウィーン・フィル~ルイジ・ノーノ:“イントレランツァ1960”(不寛容)
[参考映像:SalzburgerFestspiele 公式チャンネルより]
2021年ザルツブルク音楽祭ライヴ
奇才ヤン・ロワース新演出《イントレランツァ1960》
指揮はノーノ解釈の巨人インゴ・メッツマッハー
2021 年ザルツブルク音楽祭で上演されたルイジ・ノーノの《イントレランツァ1960》がブルーレイでリリースされます。演出を手がけたのは、ベルギーを代表する舞台芸術集団「ニードカンパニー」を率いる奇才ヤン・ロワース。2018 年のザルツブルク音楽祭で上演されたクリスティ指揮《ポッペアの戴冠》の演出もロワースが担当し大成功を収めています。
《イントレランツァ1960》は、アンジェロ・マリア・リペリノの構想に基づき、ノーノが再構成・作曲した初めての「演劇的アクション」で、第24 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際現代音楽祭からの委嘱によって書かれました。社会的抑圧、人種差別と難民の問題、大きな自然災害など人間を脅かす恐怖の状況を巡って、2部に分けられた11 の場面で構成されています。この中で取り上げられる出来事はどれも1960 年頃に実際に起こったことですが、2022 年の現在でもこれらの問題は世界中が直面している危機・問題でもあります。
今回のロワースによる新演出は、ザルツブルク音楽祭100 周年記念のために制作。音楽・ダンス・演劇、現実と虚構の境を飛び越えたかのような、革新的な演出で観る者の心を掴みます。また指揮は、ノーノのエキスパートとして知られるドイツ楽壇の鬼才、インゴ・メッツマッハー。社会の中で芸術が何を意味するのか、芸術が何を伝えられるのか、現在この作品を上演する意味を改めて説いた内容です。
(キングインターナショナル)
[国内仕様盤は日本語帯・解説付き]
画面:16:9、1080i、HD
音声:PCM ステレオ2.0
リージョン:All
原語:イタリア語
本編字幕:ドイツ語、英語、韓国語、日本語
ドキュメンタリー字幕:ドイツ語、英語
85 分(本編)+ 56 分(ドキュメンタリー)
【演目】
ルイジ・ノーノ(1924-1990):《イントレランツァ1960》(不寛容)
ボーナス映像:
ドキュメンタリー[Intolleranza Luigi Nono’s scenic action as seen today]
監督:ベッティーナ・エアハルト
制作:2004 年
【出演】
ショーン・パニッカー(移民/テノール)
サラ・マリア・サン(彼の仲間/ソプラノ)
アンナ・マリア・キウリ(女性/メゾソプラノ)
アントニオ・ヤン(アルジェリア人/ バリトン)
ムサ・ングクングワナ(拷問の犠牲者/バス)
ヴィクトール・アフン・ロワース(盲目の詩人/ 語り)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
インゴ・メッツマッハー(指揮)
演出:ヤン・ロワース
衣装:ロット・レム
本編日本語字幕:水野みか子
【収録】
2021年8月、フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年09月09日 00:00