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トレヴィーノ&バスク国立管によるラヴェル:管弦楽曲集第2集

ラヴェル

ラヴェルの生まれ故郷バスクのオーケストラによる好評第2弾、今作は一層フランス風の響きが強調された作品集

前作の「ボレロ」を中心に名曲を揃えた選曲とローカル色を感じさせる音色、洗練され過ぎず荒々しさを残した演奏が話題となった、トレヴィーノ率いるバスク国立管によるラヴェル作品集の第2弾。

今作は「マ・メール・ロワ」を中心としたプログラムを、めくるめくような陶酔感をもって聴かせています。通常組曲版の演奏機会が多いこの作品ですが、トレヴィーノはバレエ版の全曲を演奏。より物語に即した精緻な演奏を披露しており、他の作品も含めて前作にも増して緻密な響きが楽しめます。

注目はピエール・ブーレーズによる「口絵」の管弦楽版。これはもともと2台ピアノ5手のための作品で、たった15小節、演奏時間は2分ほどの短い曲です。リチャード・カヌードの「ヴァルダルの詩」という詩集の挿入曲として書かれた作品で、3つの独立した旋律が各々奏でられながら絡み合い、最後は全てが冒頭の旋律に集約されるというもの。ラヴェルの生前に一度だけ演奏され、以降は忘れられていました。この作品を蘇演したのがほかならぬブーレーズであり、オーケストラ版への編曲も行っています。ピアノ版よりも各旋律が際立つとともに、この作品が持つアヴァンギャルドな側面が強調され、たいへん耳に残ります。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]
※国内仕様盤には井上さつき氏による日本語解説が付属します。

 

【曲目】
モーリス・ラヴェル(1875-1937):管弦楽曲集 第2集
1-8. 高雅で感傷的なワルツ
9. 古風なメヌエット
10. 口絵(ピエール・ブーレーズによる1987年管弦楽版)…世界初録音
11. シェヘラザード、おとぎ話への序曲

マ・メール・ロワ – バレエ完全版
12. 前奏曲
13. 第1場 紡車の踊りと情景
14. 間奏曲
15. 第2場 眠れる森の美女のパヴァーヌ
16. 間奏曲
17. 第3場 美女と野獣の対話
18. 間奏曲
19. 第4場 親指小僧
20. 間奏曲
21. 第5場 パゴダの女王レドロネット
22. 間奏曲
23. 終曲 妖精の園

【演奏】
ロバート・トレヴィーノ(指揮)
バスク国立管弦楽団

【録音】
2021年12月14-18日
Miramón, Donostia–San Sebastián(スペイン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年10月07日 00:00