モーリス・エマニュエル(1862-1938)INA歴史的音源集~交響曲第2番“ブルターニュ”&室内楽曲集
モーリス・マレシャル、ジャンヌ=マリー・ダルレ、パレナン四重奏団などによる録音集!
モーリス・エマニュエルの作品に捧げられたこの新しいCDのリリースに際し、作曲家の孫娘であるアンネ・アイクナー(Anne Eichner)の長年にわたる多大な努力に敬意を表したいと思います。彼女のたゆまぬ努力と、レコード製作者や音楽家への誠実な支援は、この博学な祖父の音楽をよりよく知らしめることに貢献しています。このプログラムの作品は、INAの無尽蔵のアーカイブから、モーリス・マレシャル(チェロ)、ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)、パレナン四重奏団、アンドレ・ブタール(クラリネット)など一流のアーティストによって演奏され、その名前だけでも、これらの作品がすでに録音されていたとしても、新しい発見を誘うものです。
(イヴェット・カルブー/レーベルHPより翻訳 タワーレコード)
モーリス・エマニュエル(1862年5月2日、バール=シュル=オーブ~1938年12月14日、パリ)はフランスの作曲家、音楽学者。1880年にパリ音楽院に入学し、テオドール・デュボアに和声を、ブルゴー=デュクドレーに音楽史を、レオ・ドリーブに作曲を師事。また、ソルボンヌ大学とエコール・ドゥ・ルーヴルで古典言語学と美術史を学んだ。リズムの「自由さ」の追究やフリギア旋法の導入でドリーブの非難を受け、ローマ大賞への参加を阻まれた。その後、エルネスト・ギローに師事し、同門のドビュッシーと親交を深めた。1896年、古代ギリシャの舞踏に関する論文で博士号を取得。1909年、ブルゴー=デュクドレーの後任として、パリ音楽院の音楽史の講師となり、弟子にはロベール・カサデシュ、イヴォンヌ・ルフェビュール、アンリエット・ピュイグ=ロジェ、ジョルジュ・ミゴー、オリヴィエ・メシアン、アンリ・デュティユーなどがいる。1877年から1938年までの間に73曲の作品を作曲したが、自己批判の強さから30曲しか残さなかった。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【収録曲目】
1. チェロ・ソナタ Op.2
モーリス・マレシャル(Vc) ジャンヌ・マリー・ダルレ(P) 1959年11月24日録音
2. クラリネット、フルートとピアノのためのソナタ
アンドレ・ブタール(Cl) ジャック・カスタニェ(F) ジャニーヌ・サシエ(P) 1959年1月.31日録音
3. 交響曲 第2番「ブルターニュ」Op.25
ストラスブール放送交響楽団/シャルル・ブリュック指揮 1959年1月21日録音
4. 弦楽四重奏曲 第2番 Op.8
パレナン四重奏団 1962年4月16日録音
5. ギリシャ民謡組曲 p.10
モーリス・フューリ(Vn=レーヴェングート四重奏団の第2Vn奏者) ジャン・ユボー(P) 1959年11月24日録音
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年11月22日 12:00