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Naxos~2023年3月第1回発売新譜情報(6タイトル)


[Tippett Quartet performs Korngold's String Quartets Nos. 1–3/
Naxos Music 公式チャンネルより]

今回は数多くの映画音楽で知られるダニー・エルフマンと、アドルファス・ヘイルストークの20世紀半ばに生まれた2人のアメリカ人作曲家の協奏曲集に、ティペット四重奏団によるコルンゴルト:弦楽四重奏曲第1番-第3番、ブラームスの「ハンガリー舞曲」とそのルーツをたどる音楽集、レナード・スラットキンとデトロイト交響楽団のラフマニノフ:交響曲全集がBOX化など、世界初録音を含むCD6タイトルがリリースされます。

エルフマン:ヴァイオリン協奏曲「イレヴン・イレヴン」/ヘイルストーク:ピアノ協奏曲
ジョアン・ファレッタ(指揮)バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団、サンディ・キャメロン(ヴァイオリン)、スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)

20世紀半ばに生まれた2人のアメリカ人作曲家による協奏曲集。一人はロックバンドのオインゴ・ボインゴの元リーダーで、『バットマン』や『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』など数多くの映画音楽で知られるダニー・エルフマン。このヴァイオリン協奏曲は、作曲中に知り合ったヴァイオリニスト、サンディ・キャメロンのために書かれており、彼の作品の中で初めて古典的な様式に沿って作曲されたものです。「イレヴン・イレヴン」というタイトルは、全曲がちょうど1,111小節で構成されていることによるもので、またエルフマンの苗字の中にはドイツ語の11(elf)も隠されているという偶然もありました。ショスタコーヴィチやプロコフィエフを思わせる雰囲気も持ちながら、極めて個性的な作風が楽しい作品です。
対するヘイルストークの作品は、アフリカ系アメリカ人としてのルーツとジャズへの愛が感じられるとともに、グレゴリオ聖歌などの西洋の古典的な伝統に対する畏敬の念も込められており、ブルースの豊かな伝統を反映したエネルギーと高揚感にあふれた協奏曲に仕上がっています。この作品でピアノを演奏しているのはカナダの中堅、スチュワート・グッドイヤー。卓越した技術と切れの良いリズム感が楽しめます。
(ナクソス・ジャパン)


[Naxos Music 公式チャンネルより]

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):弦楽四重奏曲第1番 - 第3番
ティペット四重奏団

コルンゴルトは少年期から円熟期にかけて10作ほどの室内楽作品を遺しました。この3つの弦楽四重奏曲は第1番は20代、第2番は30代、第3番は40代後期とそれぞれ作曲時期が異なっており、その作風にも違いが感じられます。1924年に初演された第1番は、躍動感と魅力的なハーモニー、そして饒舌な和声が融合した作品で、当時の音楽界における彼の地位をより堅固なものとしました。その10年後に書かれ、アメリカで出版された第2番は、素直で明瞭な旋律と勢いの良いリズムが特徴です。そして第二次大戦後に書かれブルーノ・ワルターに献呈された第3番は、すでにヨーロッパでの彼の人気が凋落していた失意の時期の作品ですが、古典的な作風と現代的な味わいが並存し、曲の最後は喜びに満たされるという予想外の展開が耳に残ります。イギリスのティペット四重奏団の演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ユージン・ザードル(1894-1977):管弦楽作品集全集 第7集
マリウシュ・スモーリー(指揮)MÁVブダペスト交響楽団、他

ハンガリーのバータセクで生まれ、1939年にヨーロッパからアメリカに移住、1940年代のアメリカ映画音楽の発展に著しく寄与したユージン・ザードル。彼の作品は巧みなオーケストレーションと躍動感あふれるリズム、そして調性へのこだわりと時にアクセントとして用いられる不協和音が特徴で、NAXOSレーベルへの7枚目となるこのアルバムにも、彼らしい作品が収録されています。室内協奏曲は、ザードルがまだウィーンにいた頃に書かれたもの。「ホルン、弦楽と打楽器のための組曲」は彼の死後、初めて演奏された作品。他、「1975年のハンガリー風スケルツォ」など40年以上にわたるザードルの創作活動における作風の変遷が味わえます。また、アルバムの最後には人生の喜びを歌い上げる華やかな「祝祭の音楽」が置かれています。マウリシュ・スモーリーはポーランド出身、世界中で活躍する指揮者。NAXOSには、一連のザードル作品の他、アンジェイ・パヌフニクやミクローシュ・ロージャ、グラジナ・バツェヴィチなどの録音があります。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
フレデリック・ジェフスキー(1938-2021):後期ピアノ作品集
ボビー・ミッチェル(ピアノ)

「不屈の民」変奏曲ばかりではない、ジェフスキー後期作品を所縁のピアニストが収録。フレデリック・ジェフスキーは、20世紀から21世紀にかけて活躍したポーランド系アメリカ人の作曲家・ピアニストで、1975年作曲の「不屈の民」変奏曲が代表作。このアルバムには彼と親交のあったボビー・ミッチェルの演奏で後期の作品を収録しています。「戦争の歌」は中世フランスの流行歌「ロム・アルメ(武装した人)」から20世紀に至るフランス、イギリス、アイルランド、ドイツ、アメリカの反戦歌と戦争に関わる歌計6曲を素材に編み上げた作品で、ジェフスキーらしいメッセージ性の高い作品。一方、他の作品ではテーマはより抽象的・一般的となり、音符の密度も減って瞑想的な傾向が見られるようになります。アルバム最後に置かれた「聖者と罪人」は、ジェフスキーの親族から葬儀に招かれたミッチェルが葬儀の後で演奏した曲。ミッチェルが自ら書いたライナー(英語のみ)によれば、ジェフスキーは彼に自分の葬儀ではブラームスの間奏曲作品118の第2番を弾いて欲しいと繰り返し言っていたそうで(ミッチェルはこの曲も演奏したそうです)、ジェフスキーのロマンティックな一面を伝えるエピソードと言えるでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲集 WoO 1(4手ピアノ編)とハンガリーの伝統音楽(2枚組)
シルヴィア・エレク(フォルテピアノ、ピアノ)、イシュトヴァーン・カッシャイ(フォルテピアノ、ピアノ)、アドリエン・ミクシュ(ソプラノ)、他

大ヒット作『ハンガリー舞曲集』と、そのルーツを探る2枚組!
20歳のブラームスは、ハンガリー出身のユダヤ系ヴァイオリニスト、エドゥアルト(エデ)・レメーニと知り合い、レメーニの伴奏者として演奏旅行に出かけました。この時、ハンガリーの伝統音楽やロマの民族音楽に触れ合う機会を持つとともに、ヨーゼフ・ヨアヒムと会ったことが、彼のその後の創作活動に大きな影響を及ぼしたことは良く知られています。このアルバムでは、ブラームスの代表作の一つである『ハンガリー舞曲』のピアノ4手版を中心に、ブラームスが聴いたハンガリーの旋律や、ほぼ名も知れぬ作曲家たちによる膨大な作品をとりまぜて紹介。アルバムに収録されている素朴な民謡や勇壮な舞曲、変奏曲などを聴くと、ブラームスがこれらの原曲を、どのように自らの作品の素材として用いたかが垣間見えることでしょう。ハンガリーを中心に活躍する奏者たちによる演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):交響曲全集(3枚組)
レナード・スラットキン(指揮)デトロイト交響楽団

ラフマニノフ生誕150周年記念、スラットキンのベストセラーをセット化!
2022年11月にも来日、NHK交響楽団を指揮して見事な演奏を披露した指揮者レナード・スラットキン。この交響曲全集は2009年から2012年にかけて録音されたもので、初出時には「理想的で心に残る解釈」(グラモフォン誌)と高く評価されました。基本的にはセントルイス響盤の解釈を引き継いでいますが、第2番だけはすべての楽章で演奏時間が短くなり、情緒に溺れることなくスタイリッシュな演奏に仕上がっています(この曲のみ最後に拍手あり)。デトロイト響の力強く輝かしくゴージャスな響きを余すことなく捉えた高音質の録音が魅力を増しています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年01月31日 00:00