チェコのホルニスト、プジェミスル・ヴォイタによるトリオ・アルバム!『近現代のホルン三重奏作品集』
ARDミュンヘン国際音楽コンクール覇者、チェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタによるトリオ・アルバム!
若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2010年のホルン部門で第1位、聴衆賞、最優秀新作演奏賞、ニュー・フィルハーモニー・ヴェストファーレン特別賞を受賞するなど圧倒的な成績を収め、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ(1983-)。
続く2011年のベートーヴェン・フェスティヴァル・ボンでもベートーヴェン・リング賞を受賞するなど目覚ましい活躍を繰り広げたヴォイタは、ドレスデン・シュターツカペレのアカデミーからベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席奏者へと転身。2015年から2019年まではケルンWDR交響楽団の首席ホルン奏者を務めるなど世界屈指のホルニストです。
これまでに、ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲全曲録音や、作品の時代ごとに3本のホルンを吹き分け、それぞれの作品が書かれた当時のホルンの響きや奏法の再現を見事に表現した 《メタモルフォージス》 など、優れたアルバム制作で国際的に高い評価を得ているヴォイタ。
ホルン、ヴァイオリン、ピアノという編成による作品を確立したのはブラームスが初めてですが、本アルバムでは、この編成による魅力を追求した近現代の作曲家たちの作品を取り上げています。
コンサート・マスターとして、クルト・マズア、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハなど、著名な指揮者の下で演奏し、多くのオーケストラと共演してきた女流ヴァイオリニストのイェ・ウー。パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年まで、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共演するなど、現代音楽界の第一線で活躍するフローレンス・ミレーという万全の体制で、この編成の新たなレパートリーを開拓します。
(東京エムプラス)
『近現代のホルン三重奏作品集』
【曲目】
ハンス・アブラハムセン(エイブラハムセン)(b.1952):ゼクス・スティッカー ~ホルン、ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
ジョン・ケージ(1912-1992):ミュージック・フォー・スリー(ヴァイオリン、ホルンとピアノのための版)(世界初録音)
シャルル・ケクラン(1867-1950):4つの小品 Op.32
ヘルマン・シュレーダー(1904-1984):ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲第2番 Op.40(世界初録音)
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
【演奏】
プジェミスル・ヴォイタ(ホルン)
イェ・ウー(ヴァイオリン)
フローレンス・ミレー(ピアノ)
【録音】
2020年7月&2021年6月、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年02月20日 00:00