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アンサンブル・レ・シュルプリーズによる『ヴェネツィアの夜 ~17世紀ヴェネツィアの教会音楽、世俗音楽』


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

フランス古楽シーン最前線の実力あればこそ、17世紀の生々しい響き!

ヴェロニク・ジャンスやマティアス・ヴィダルといった名歌手たちとの緊密なアンサンブルで、フランス17~18世紀の知られざる声楽作品の魅力を脈々と伝えてきたアンサンブル・レ・シュルプリーズ。
演奏作品が作曲された当時のあり方と妥協なく対峙し、現代のリスナーの興奮を誘う演奏へと昇華させるそのセンスは、フランスのバロック音楽様式にも大きな影響を与えたイタリア音楽にも抜群の適性をみせることが、今回のアルバムで立証されました。

17世紀の“水の都”ヴェネツィアを舞台に、その音楽活動の一大拠点だったサン・マルコ教会の音楽監督として巨匠モンテヴェルディが迎えられていた時代に光を当て、知られざる作曲家たちの作品も含め声楽・器楽および聖俗両面の作品を鮮やかに組み合わせ、17世紀後半に至る豊かな音楽遺産を起伏に富んだプログラムで堪能させてくれます。

弦・管・鍵盤8人からなる器楽勢のアンサンブルも魅力なら、詩句とメロディの官能性を鮮やかに引き出してゆく歌手それぞれの声と各楽器の音色の溶けあいや交錯も実にエキサイティング。
サン・マルコ教会に限られない諸々の教会や貴族の私邸、アーケードの下に陣取った楽隊などの音楽によるヴェネツィアの祝祭シーズンを再現したかったと語る指揮者ベスティオン・ド・カンブラの狙いは、ALPHAならではの自然派録音が捉えた響きの克明さも手伝って十二分に実現していると言ってよいでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
1. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): Dixit Dominus secondo 主は言われた(ディクシット・ドミヌス)第2番 SV 264 ~『宗教的・倫理的な森』第13曲

2. ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690): Adagio La Cetra アダージョ ~4声のソナタ集『ラ・チェトラ』作品10 第6ソナタより*

3. アレッサンドロ・グランディ(1590-1630): O quam tu pulchra es おお、あなたはなんと美しいことか

4. タルクィニオ・メールラ(1595-1665): Ballo detto Eccardo 舞踏曲「エッカルド」~『カンツォーネ集または教会様式および室内様式によるコンチェルト式ソナタ集』Op.12 第19曲より*

5. ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ(1613-1648): Magnificat わたしの魂は主を讃え(マニフィカト) ~『ミサ曲、および3声のコンチェルト式アリアによる詩篇曲集』第9曲

6. モンテヴェルディ: Longe mi Jesu わたしはイエスさまから遠く隔たれ ~『マドリガーレ集 第7巻』所収の「哀れなわたしは語るべきか、それとも黙すべきか」SV 136によるコントラファクトゥム

7. モンテヴェルディ: Troppo ben può 腕達者にもほどがある、恋の神という暴君は SV 102~『マドリガーレ集 第5巻』より*

8. モンテヴェルディ: Pulchrae sunt genae tuae あなたの頬は美しく ~『マドリガーレ集 第5巻』所収の「その胸を傷つけるというの」(連作マドリガーレ「見たまえシルヴィオ」第4部SV 97d)によるコントラファクトゥム

9. モンテヴェルディ: Laudate Dominum primo 主を誉め讃えよ(ラウダーテ・ドミヌム)第1番 SV 272 ~『宗教的・倫理的な森』第21曲

10. レグレンツィ: Ingemisco わたしは呻き苦しんでいます ~『死者に捧ぐ続唱』より

11. レグレンツィ: Oro supplex わたしは祈ります、跪き頭を低くして ~『死者に捧ぐ続唱』より

12. アントニオ・ロッティ(1667-1740): Crucifixus a 8 8声の「その方は十字架にかけられ」

13. サロモーネ・ロッシ(1570-1630): Sinfonia grave a 5 5声の荘重なシンフォニア ~『シンフォニアとガリアルダ集 第1巻』より*

14. ロッシ: Gagliarda detta La Massara ガリアルダ「ラ・マサラ」 ~『シンフォニアとガリアルダ集 第1巻』より*

15. ロッシ: Gagliarda detta La Norsina ガリアルダ「ラ・ノルシーナ」 ~『シンフォニアとガリアルダ集 第1巻』より*

16. フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676): Agnus Dei 神の仔羊(アニュス・デイ) ~「コンチェルト式ミサ曲(ミサ・コンチェルタータ)」より

17. ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589-1630): Sonata 16 ソナタ第16番 ~『1、2、3声のための18のソナタ』より*

18. レグレンツィ: Salve Regina 元后あわれみの母(サルヴェ・レジーナ) ~『連祷・応唱精選曲集』作品7 第6曲

19. レグレンツィ: De Profundis 深き淵より ~『コンチェルト式の聖唱歌・祝典歌集』作品9 第16曲

*…器楽曲

【演奏】
アンサンブル・レ・シュルプリーズ(古楽器使用)
[メンバー]
ジャンヌ・アムザル、ウジェニー・ルフェーヴル(ソプラノ)
ジュリア・ボーミエ(メゾソプラノ)
ポラン・ビュンドゲン(アルト=カウンターテナー)
クレマン・ドビューヴル、セバスティアン・オブレシュト(テノール)
フランソワ・ジャロン、ギヨーム・オルリ(バス)
ガブリエル・グロスバール、アナエル・ブラン=ヴェルダン(ヴァイオリン)
サラ・デュビュ(木管コルネット、リコーダー)
ジュリエット・ギニャール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リュシル・テシエ(ドゥルツィアン、リコーダー)
ガブリエル・リニョル(テオルボ、バロックギター)
マチュー・ブティノー(チェンバロ)[1,17]
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ(オルガン、チェンバロ、指揮)

【録音】
2022年5月 セント女子大修道院(フランス中西部シャラント地方)

収録時間: 69分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月16日 00:00