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エヴァ・ザイシクの新録音は『MAYRIG(母)~アルメニアの母たちに捧ぐ』~ 歌、ヴァイオリン、ピアノによるアルメニアの音楽


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

苦難の歴史を辿った東ヨーロッパの国に生きる女性たちに、ザイシクらが迫る

古代の王国にまで遡る民族と言語の歴史を持ちながら、近世にはトルコやペルシャ、ロシアなどの大国の支配を受け、ソ連崩壊とともに再び独立国家となったアルメニア。ハチャトゥリアンやアルチュニアンなどソ連時代の作曲家たちの故郷としても有名ですが、ここではマーラーやR.シュトラウスと同世代でアルメニア音楽の国際的認知に大きな貢献を果たしたコミタスと、メシアンに師事しパリのシパン=コミタス合唱団を長く指揮してきたガブリス・アプリキアンの曲を中心に、ソプラノ、ピアノ、ヴァイオリンという編成でアルメニアの近代音楽を紹介する内容となっています。

土の香りを感じさせるコミタスの舞曲や歌、アプリキアンの柔軟な音作りによる「東」を感じさせる音楽を通じて打ち出されるテーマは「母」。女性という存在の社会における大きさに迫りながら、個人としての喜怒哀楽を描き出す音の機微は、フランスの古楽シーンで圧倒的な存在感を誇る新世代歌手エヴァ・ザイシクの声を得て迫真の表現で浮き彫りになってゆきます。
カントロフとベルキンの門下でヨーロッパ東西それぞれの演奏伝統を受け継ぐアルメニア出身の名手ダヴィド・ハルトゥニアンのヴァイオリンが紡ぎ出す妖艶な響きにも陶然とさせられます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ガルビス・アプリキアン(1926-)/ニコラ・ウォルムス編:
1. Lamento 嘆き

コミタス(1869-1935):
2. Qeler, tsoler 陽光のごとき眼差しの恋人よ
3. Shogher jan 親愛なるショゲル
4. Shushiki (Dances, No.4, from Vagharshapat) シュシキ(ヴァガルシャパトの舞曲)~『踊り』第4曲

パルセグ・ガナチアン(1885-1967)/ウォルムス編:
5. Oror(Lullaby) 子守唄 コミタス
6. Tsirani tsar スモモの樹(アヴェト・ガブリエリアン編)
7. Hoy, Nazan ああ、わたしのナザン
8. Oror(Lullaby) 子守唄
9. Krunk 鶴(セルゲイ・アスラマジアン編)
10. Antuni 宿なし

ハコブ・アガバブ(1875-1926)/ウォルムス編:
11. Jan, ay loosin ! (Loosin yelav) 月が昇り(ジャン、ああ月のような君)

コミタス:
12. Yerangi エランギ(エレヴァンの舞曲)~『踊り』第1曲

アプリキアン/ダヴィド・ハルトゥニアン編:
13. Oror(Lullaby) 子守唄 ~メメメに捧ぐ

コミタス:
14. Akh, meral jan / Ervum em ああ、わが女鹿の君よ/わたしは灼ける思いで
15. Garun a 春のことだったが
16. Chinar es あなたはプラタナスの樹のよう(ウォルムス編)
17. Kaqavik ヤマウズラ(ガブリエリアン編)
18. Yerkiqn ampel e 空は曇っている
19. Qele, qele 歩け、歩け
20. Het-Araj ヘト=アラジ(カリンの舞曲)~『踊り』第5曲


アプリキアン(ハルトゥニアン編):
21-24. Petite suite nuptiale (dedicated to Ara and Virginie)婚礼小組曲(アラとヴィルジニに捧ぐ)
21. I. Romance sans paroles – Barcarolla 無言歌/舟唄
22. II. Kovk – Louange et voeux 仔牛/賛辞と誓約
23. III. Hymne – Bénédiction 讃歌/祝福
24. IV. Scherzo – Réjouissances スケルツォ/歓喜

【演奏】
エヴァ・ザイシク(メゾ・ソプラノ)
ダヴィド・ハルトゥニアン(ヴァイオリン)
クセニャ・マリアレヴィチ(ピアノ)

【録音】
2022年10月23~27日 ドイツ・プロテスタント教会、パリ

収録時間: 69分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月16日 00:00