ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾録音!『禁断の果実』
[Alpha Classics 公式チャンネルより]
ベンヤミン・アップルが問いかける、禁断の果実とは?
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。
エデンの園でアダムとエバ(イヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。
長くパートナーを務めるジェームズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度から堪能することの出来るアルバムです。
(ナクソス・ジャパン)
『禁断の果実』
【曲目】
1. 作者不詳: 恋人にりんごを
2. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): 楽園にて ~『レクイエム』 (ピアノ独奏)
3. 「主なる神はエデンの園に木をはえさせた」
4. アイヴァー・ガーニー(1890-1937): りんご畑
5. 「主なる神は人を連れてエデンの園に置いた」
6. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903): ガニュメート ~『ゲーテの詩による歌曲集』第50番
7. クルト・ヴァイル(1900-1950): ユーカリ
8. 「人が一人でいるのはよくない」
9. フランシス・プーランク(1899-1963): 捧げもの ~『陽気な歌』 FP 42-6
10. 「喜びの園」
11. レイナルド・アーン(1874-1947): クロリスに
12. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): ばらの花輪 ~『4つの歌』 Op. 36-1
13. ヴォルフ: 恋人に
14. 「アダムとその妻は、いずれも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった」
15. ロジャー・クィルター(1877-1953): 今、深紅の花びらは眠り ~『3つの歌』 Op. 3-2
16. 「そして彼らは結び合い、一体となる」
17. ヴォルフ: 恋人の死を見たいなら ~『イタリア歌曲集』
18. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 髪 ~『ビリティスの3つの歌』 L 90-2
19. 「おまえは園のどの木からでも心のままに取って食べてよい」
20. プーランク: バッカスのクプレ ~『陽気な歌』 FP 42-5
21. アーノルト・シェーンベルク(1874-1951): アリア ~《アルカディアの鏡》
22. 「その木の実は目に美しいかった」
レオネッロ・カスッチ(1885-1975): ジャスト・ア・ジゴロ
23. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): 悪魔へ
24. 「さて、野の生き物の中で蛇が最も狡猾であった」
25. プーランク: 蛇 ~『動物詩集』 FP 15b-1
26. 「しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない」
27. ロベルト・シューマン(1810-1856): ローレライ ~『ロマンスとバラード』 第3集 Op. 53-2
28. シューマン: 春の旅 ~『ロマンスとバラード』 第1集 Op. 45-2
29. 「おまえは神のようになり、善悪を知るものとなった」
30. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847): 尼僧
31. 「彼女はその実を取って食べた」
ローター・ブルーネ(1900-1958): Kann denn Liebe Sü nde sein 愛は罪になりうるか? ~『Der Blaufuchs 青狐』
32. ジェイク・ヘギー(1961-): 蛇 ~『イヴの歌』
33. 「二人の目が開けた」
34. フランツ・シューベルト(1797-1828): 野ばら D 257
35. シューベルト: 糸を紡ぐグレートヒェン D 118
36. ハンス・アイスラー(1898-1962): パラグラフのバラード 218
37. 「蛇が私をだましたのです、それで私は食べました」
38. シューマン: 涙とともにパンを食べたことのない者は ~『「ヴィルヘルム・マイスター」による歌曲集』 Op. 98a-4
39. 「神はケルビムを置き命の木への道を守らせた」
40. フォーレ: 楽園にて ~『レクイエム』 (ピアノ独奏)
41. グスタフ・マーラー(1860-1911): 原光 ~『子供の不思議な角笛』
【演奏】
ベンヤミン・アップル(バリトン)
ジェームズ・ベイリュー(ピアノ)
【録音】
2020年7月27-30日、オーディトリオ・ステリオ・モロ RSI、ルガーノ、スイス
収録時間: 69分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年05月18日 00:00