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『アヴァン・ギャルド・シリーズ』(21枚組)~ドイツ・グラモフォンによる55年前の最先端芸術シリーズ

アヴァン・ギャルド・シリーズ

時代を先取りした画期的な最先端芸術のシリーズがまとめられて再発売 CD21枚組ボックス・セット

ドイツ・グラモフォンは55年前、当時まだ最先端の芸術や音楽が多くの作り手たちから疑問視されていた頃に、クラシック音楽の新たな時代の幕開けを明らかにする画期的な新シリーズの発売を始めました。「ドイツ・グラモフォンのアヴァン・ギャルド・シリーズ」はその時代の最も進んだ思考から生まれた衝撃的な音楽を4セットのLP6枚組ボックスにまとめたものです。作曲家はジェルジュ・リゲティ、ジョン・ケージ、ルチアーノ・ベリオ、マウリシオ・カーゲル、ルイジ・ノーノ、クシシュトフ・ペンデレツキ、ベルント・アロイス・ツィンマーマン、ディーター・シュネーベル、ヴィトルト・ルトスワフスキなど。今回初めてドイツ・グラモフォンにより、このカリスマ的な地位を確立した画期的なシリーズすべてが一つにまとめられました。CD21枚組ボックス・セット(オリジナルの「アヴァン・ギャルド・シリーズ」に入っていたシュトックハウゼンの3枚のアルバムは作曲家の意図を尊重し、今回のシリーズには含まれていません)。初CD化となる録音も多数含まれています。
リゲティの有名な合唱曲『ルクス・エテルナ』、革新的なオルガン曲『ヴォルーミナ』、エチュード第1番『ハーモニー』を収録。ペンデレツキ、ルトスワフスキ、リゲティ、黛敏郎、アール・ブラウン、ヴォルフ・ローゼンベルクによる美しい弦楽四重奏曲は、20世紀音楽の名演奏で名高いラサール弦楽四重奏団が演奏しています。またジョン・ケージの3つの作品(アトラス・エクリプティカリス/ウィンター・ミュージック/カートリッジ・ミュージック)の驚異的な同時演奏がアンサンブル・ムジカ・ネガティヴァとライナー・リーン(指揮)により行われています。ノーノやレオ・クッパーなどによる革新的、衝撃的なエレクトロニクス音楽の作品も収録されています。
186ページのブックレットには英語とドイツ語のオリジナル・ライナーノーツ付き。作曲家本人や専門家によるエッセー、ドイツ・グラモフォンに保存されていた貴重な写真も多く掲載されています。有名なグラフィック・デザイナーによる色彩豊かなオリジナル・ジャケット仕様です。サイズ:約9.5x13.5x13.5cm、重量:約1kg
(ユニバーサルミュージック/IMS)

CD収録予定
《CD 1》1-2) ヴィトルト・ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲、3) クシシュトフ・ペンデレツキ:弦楽四重奏曲、4) 黛敏郎:弦楽四重奏のためのプレリュード
【演奏】ラサール弦楽四重奏団(ヴァルター・レヴィン、ヘンリー・メイヤー[ヴァイオリン]、ピーター・カムニツァー[ヴィオラ]、ジャック・キルステイン[チェロ])
【録音】1967年12月、ドイツ
《CD 2》1-3) マウリシオ・カーゲル:オブリガートを伴うオルガンのためのファンタジー、4) フアン・アレンデ=ブリン:Sonorite、ジェルジュ・リゲティ:5-6) ヴォルーミナ、7) エチュード第1番『ハーモニー』
【演奏】ゲルト・ザッハー(オルガン)
【録音】1968年4月、ハンブルク
《CD 3》1-2) デイヴィッド・ベッドフォード:ケネス・パッチェンによる合唱のための2つの詩、3) ジェルジュ・リゲティ:ルクス・エテルナ、4) アルネ・メルネス:スクシム、5-7) マレク・コペレント:マトカ
【演奏】ゲルハルト・オットー(フルート)(5-7)、ヘルムート・フランツ(指揮)北ドイツ放送合唱団
【録音】1968年4月(1-2)、5月(3-7)、ハンブルク
《CD 4》1-5) ヴィンコ・グロボカール:ディスクール第2、6) ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァ第5番、7-8) カールハインツ・シュトックハウゼン:メロディ楽器とフィードバックのためのソロ、9-11) カルロス・ロケ・アルシーナ:コンセクエンツァOp.17
【演奏】ヴィンコ・グロボカール(トロンボーン)
【録音】1968年6月、ベルリン
《CD 5》マウリシオ・カーゲル:1-6) 3人の奏者のための試合、7-13) ルネサンス楽器のための音楽
【演奏】クリストフ・カスケル(パーカッション)(1-6)、ジークフリート・パルム、クラウス・シュトルク(チェロ)(1-6)、マウリシオ・カーゲル(指揮)コレギウム・インストゥルメンターレ(7-13)
【録音】1968年6月(1-6)、1967年4月(7-13)、ドイツ
《CD 6》[即興曲集]グルッポ・ディ・インプロヴィザジオーネ・ヌオーヴァ・コンソナンツァ:1-5) ...E Poi?、6) Quasiraga、7) Light Music、8) Ancora Un Trio、9) Credo
【演奏】グルッポ・ディ・インプロヴィザジオーネ・ヌオーヴァ・コンソナンツァ
【録音】1969年2月、ローマ
《CD 7》ベルント・アロイス・ツィンマーマン:1-5) プレザンス、6-13) インテルコミュニカツィオーネ
【演奏】サシュコ・ガヴリロフ(ヴァイオリン)(1-5)、ジークフリート・バルム(チェロ)、アロイス・コンタルスキー(ピアノ)
【録音】1969年5月、ミュンヘン
《CD 8》1) ジョン・ケージ:アトラス・エクリプティカリス/ウィンター・ミュージック/カートリッジ・ミュージック、2-5) ディーター・シュネーベル:グロッソラリー
【演奏】ライナー・リーン(指揮)アンサンブル・ムジカ・ネガティヴァ他
【録音】1969年5月、オランダ(1)、ケルン(2-5)
《CD 9》1-6) マウリシオ・カーゲル:ハレルヤ、7-9) ディーター・シュネーベル:声のために(…ミサ)
【演奏】クリトゥス・ゴットヴァルト(指揮)シュトゥットガルト・スコラ・カントルム
【録音】1969年6月、シュトゥットガルト
《CD 10》ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニヒ:1-6) テルミヌス II、7) フンクツィオン・グリューン、8) ゾルタン・ポングラツ:フォノテーゼ、9-13) ライナー・リーン:マルドロールの歌
【演奏】ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニヒ(1-7)、ゾルタン・ポングラツ(8)、ライナー・リーン(9-13)(リアリゼーション)
【録音】1967年(1-7)、1966年(8)、1969年(9-13)、オランダ
《CD 11》1-2) マウリシオ・カーゲル:音響
【演奏】Kolner Ensemble fur Neue Musik
【録音】1969年11月、ケルン
《CD 12》1-5) ジェルジュ・リゲティ:弦楽四重奏曲第2番、6-7) アール・ブラウン:弦楽四重奏曲、8-9) ヴォルフ・ローゼンベルク:弦楽四重奏曲第3番
【演奏】ラサール弦楽四重奏団
【録音】1969年12月(1-5)、3月(6-7)、1968年12月(8-9)、ミュンヘン
《CD 13》リュック・フェラーリ:1) ほとんど何もない第1番、2-8) ソシエテ 2
【演奏】リュック・フェラーリ(リアリゼーション)(1)、ジェラール・フレミー(ピアノ)(2-8)、ジャン=ピエール・トルーエ、シルヴィオ・グァルダ、ガストン・シルヴェストル(パーカッション)(2-8)、コンスタンティン・シモノヴィチ(指揮)パリ現代音楽合奏団(2-8)
【録音】1970年2月、ハノーファー(1)、1969年12月、パリ(2-8)
《CD 14》1-6) ルーカス・フォス:パラダイム、レジャレン・ヒラー:7-9) アルゴリズムI、ヴァージョンI、10-12) アルゴリズムI、ヴァージョンIV、13) エリオット・シュワルツ:Signals
【演奏】ジャン・ウィリアムズ(パーカッション)(1-6)、Stephen Bell(エレキギター)(1-6)、Charles Haupt(ヴァイオリン)(1-12)、ジェリー・カークブライド(クラリネット)(1-12)、マレイケ・フェルベルヌ(チェロ)(1-12)、ペトル・コーティック(フルート)(7-12)、ジェイムズ・フルカーソン(トロンボーン)(13)、Nicholas Molfese(コントラバス)(13)、ルーカス・フォス(1-6)、レジャレン・ヒラー(7-12)、エリオット・シュワルツ(13)(指揮)他
【録音】1969年6月、ニューヨーク
《CD 15》1-2) ローランド・カイン:Cybernetics III、3-8) ルイジ・ノーノ:コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ
【演奏】ローランド・カイン、マリーノ・ズッケリ(磁気テープ・リアリゼーション)(1-2)、リリアーナ・ポリ(ソプラノ)(3-8)、マリサ・マッツォーニ、カディージャ・ボーヴェ、エレーナ・ヴィチーニ、ウンベルト・トローニ(語り手)(3-8)、ニーノ・アントネッリーニ(指揮)ローマRAI室内合唱団(3-8)
【録音】1969年10月(1-2)、1968年6月(3-8)、ミラノ
《CD 16》1-7) フランコ・エヴァンジェリスティ:Die Schachtel、8-16) ハインツ・ホリガー:魔法の踊り手
【演奏】エーベルハルト・シェーナー(指揮)ミュンヘン歌劇場オーケストラ・ゾリステンアンサンブル(1-7)、ドロシー・ドロウ(ソプラノ)(8-16)、エヴァ・ジルホーファー(アルト)(8-16)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)(8-16)、ハンス・リーディカー(バス)(8-16)、バーゼル劇場合唱団(8-16)、ハンス・ツェンダー(指揮)バーゼル交響楽団(8-16)
【録音】1968年4月、ミュンヘン(1-7)、1970年9月、バーゼル
《CD 17》1-2) コーネリアス・カーデュー:グレート・ラーニング
【演奏】コーネリアス・カーデュー(指揮)スクラッチ・オーケストラ
【録音】1971年2月、ロンドン
《CD 18》1-3) ローマン・ハウベンシュトック=ラマティ:交響曲『K』、4-7) ヴィンコ・グロボカール:民族音楽のためのエチュードII
【演奏】ミラン・ホルヴァート(指揮)ウィーン放送交響楽団(1-3)、リュブリャナ放送交響楽団(4-7)
【録音】1970年3月、ウィーン(1-3)、1970年10月、スロヴェニア(4-7)
《CD 19》1-11) ハインツ・ホリガー:7つの歌、12-15) カールハインツ・シュトックハウゼン:シュピラール
【演奏】ハインツ・ホリガー(オーボエ)、シュトゥットガルト・スコラ・カントルム(1-11)、フランシス・トラヴィス(指揮)バーゼル交響楽団(1-11)、カールハインツ・シュトックハウゼン(指揮)(12-15)
【録音】1970年10月、バーゼル(1-11)、1969年12月、ケルン(12-15)
《CD 20》1-5) シルヴァーノ・ブッソッティ:5つのイタリアの断章、6-8) ニコラウス・A.フーバー:Versuch uber Sprache
【演奏】ヘルムート・フランツ(指揮)北ドイツ放送合唱団他
【録音】1971年4月、ハンブルク
《CD 21》レオ・クッパー:1) L’enclume des forces、2) Electro-poeme、3-7) Automatismes sonores
【演奏】Jean-Claude Frison(語り)(1)、レオ・クッパー(リアリゼーション)
【録音】1971年(1)、1967年(1)、1971年2月(3-7)、ブリュッセル

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年05月26日 12:00