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コルネリウス・マイスター&ウィーン放送響による2017年ライヴ!ヘンツェ:オラトリオ“メデューサの筏”

ヘンツェ

19世紀前半に活躍した画家テオドール・ジェリコーの代表作の一つ「メドゥーサ(メデューズ号)の筏」。1816年に実際に起きた凄惨な海難事故をテーマにした巨大なこの絵画は、フランス絵画におけるロマン主義の台頭を示すものとして数多くの芸術家たちの想像力を刺激しました。
ヘンツェもこの絵に触発された一人で、1967年にエルンスト・シュナーベルの台本を用い、2人のソリストと語り手、大合唱団とオーケストラのための大規模なオラトリオを書き上げました。
しかし翌年、ハンブルクで初演を試みた際は、過激な演出に反対した人々が乱闘騒ぎを起こしたために上演が中止されてしまい、結局1971年まで初演が行われることのなかった問題作です。

このアルバムには作曲から50年目に行われた演奏会形式上演のライヴを収録。2人のソリストにヴェゲナーとヘンシェルという実力派を迎え、語り手にはウィーン国立歌劇場の《指環》やザルツブルク音楽祭のダ・ポンテ3部作を演出したベヒトルフ、更にアルノルト・シェーンベルク合唱団とウィーン少年合唱団という万全の布陣で臨み、マイスターの指揮の下、ドラマティックな演奏を繰り広げています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):オラトリオ『メデューサの筏』(1967)
2部のオラトリオ
台本:エルンスト・シュナーベル

【演奏】
ラ・モルト(死)…ザラ・ヴェゲナー (ソプラノ)
ジャン=シャルル…ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
シャロン…スヴェン=エリク・べヒトルフ(語り)

アルノルト・シェーンベルク合唱団
(合唱指揮…エルヴィン・オルトナー)
ウィーン少年合唱団
ウィーン放送交響楽団
コルネリウス・マイスター(指揮)

【録音】
2017年11月1-2日(ライヴ)、Vienna, Konzerthaus(オーストリア)

総収録時間:74分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年08月01日 00:00