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トムソン、ゲレーロ&サンパウロ交響楽団/ミニョーネ:4つの協奏曲(ギター、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン)

サンパウロ交響楽団

ついにミニョーネの協奏曲を聞くことができる!それも、この作品を知り尽くしたブラジルの名手たちのソロで。ロレンゾ・フェルナンデスと同じく1897年に生まれ、88歳で亡くなるまで膨大な曲を残したフランシスコ・ミニョーネ。我が国では「街角のワルツ」などのピアノ作品が良く知られていよう。彼の個性を一言に纏めることなどできないが、色彩豊かで、ブラジル的な情緒の溢れるメロディがそのひとつであることは確かである。ここに収められた協奏曲は、いずれもそれらが横溢した超名曲。一聴して、ブラジルだ!と叫びたくなること請け合いである。とくにファゴット小協奏曲は圧巻!
―― 木許裕介(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)

イタリアから移り住んだフルート奏者アルフェリオの息子として生まれたミニョーネは、13歳でピアニスト=指揮者として活動するなど幼い頃から楽才を発揮しました。サンパウロ音楽院とミラノ音楽院で学び、ブラジルに戻ってからは教職と作曲を両立させ、数多くの作品を書き上げ、ヴィラ=ロボス以降のブラジルにおける最も重要な作曲家の一人と称えられています。
このアルバムには4曲の協奏曲を収録。オーケストラとソリストがブラジルの詩と歌の形式である素早いエンボラーダ(掛け合い)を駆使する彼の協奏曲は、ドラマティックかつ、陽気さと豊かな情緒を備えており、どれも聴きごたえのあるものばかり。
なかでも「ブラジル音楽史上、この挑戦的なジャンルの最高傑作」と評されたヴァイオリン協奏曲では、サンパウロ交響楽団のコンサートマスター、エマヌエーレ・バルディーニがソリストを務めます。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

※国内仕様盤には木許裕介氏(指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長)の日本語解説が付属します。

 

【曲目】
フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
1-3. ギター協奏曲(1975)…世界初録音
1. I. Allegro moderato
2. II. Lento e molto romantico
3. III. Allegro non troppo

4-6. クラリネット小協奏曲(1957)
4. I. Lento - Moderato mosso
5. II. Toada: Andantino non troppo
6. III. Final: Allegro

7-8. ファゴット小協奏曲(1957)
7. I. Assai moderato
8. II. Allegro

9-11. ヴァイオリン協奏曲(1960)…世界初録音
9. I. Allegro moderato
10. II. Lento
11. III. Allegro con brio

【演奏】
ファビオ・ザノン(ギター)…1-3
オバニル・ブオジ(クラリネット)…4-6
アレクサンドリ・シウヴェリオ(ファゴット)…7-8
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)…9-11

サンパウロ交響楽団
ニール・トムソン(指揮)…1-3
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)…4-11

【録音】
2021年9月8-1日…1-3
2022年8月4-6、8日…4-8
2022年7月27-29日、8月1日…9-11
サラ・サンパウロ(ブラジル)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年06月05日 00:00