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レコードで聴きたい「日本のアシッド・フォーク」特集

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朝生愛『The Faintest Hint』


完璧に作り上げられたミニマル・ポップ・ミュージック。彼女のサウンドには静けさが支配し、夢想、メランコリア、ノスタルジア...あるいはサウダージの空気が存在する。2018年から2020年にかけてピースミュージックでSoichiro Nakamuraによってレコーディング。伝説的なロックバンドBorisが2曲で参加。

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音羽信『わすれがたみ』


日本のデヴィッド・アレンこと音羽信が1974年に自主制作で発表したアルバム。12弦ギターを駆使し、ほぼプロデュースを手掛けたといってもいいほど全体のサウンドに貢献した久保田麻琴をはじめ、スライドギターで幻想的な空間を作り出す藤田洋麻、淡々と小気味良いベースの恩蔵隆、といった夕焼け楽団のメンバーが全面的に演奏を務め、それらは簡素ではあるが、音羽の歌の世界を豊かに大きく広げ、我らの意識を“向こう側”に遥かに拡がる世界へ誘いつつ、しかし不思議な安らぎを与えてくれる、つまりアシッド・フォークの傑作となった。

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角銅真実『Ya Chaika』


2020年にリリースされた3rdアルバム『Oar』が記憶に新しい注目の音楽家・角銅真実の2ndアルバム『Ya Chaika』が待望のアナログ化。些細な物音、叙情的な旋律と和音、打楽器奏者ならではの拍との戯れを集積した『時間の上に夢が飛んでいる』での個(もしくは"孤")を凝縮したような世界。その集積を継承しつつアンサンブルと「うた/ことば」へと広がっていった作品。 (C)RS

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金延幸子『み空』


金延幸子が1972年9月に発表したURC時代唯一のソロ・アルバム。澄みきった歌声と清冽なアコースティック・サウンドは女性シンガー・ソングライターの鑑となった。 (C)RS

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切明畑遼『××クラゲ』


THE 天国畑 JAPON や、ヘンタイカメラ ブギウギオールスターズでの活躍でも知られる切明畑 遼が10 年以上の月日を経て完成させた楽曲集『×× クラゲ』を CD&LPでリリース決定!奇才・切明畑 遼の記憶であり記録と化した、ビフォー・ザ・コロナ・ミュージック、ここにあり! (C)RS

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久保田麻琴『まちぼうけ』


久保田麻琴、裸のラリーズ在籍時のファースト・ソロ・アルバム。松任谷正隆との共同プロデュース。 世界的に名高いこのアシッドフォークの大名作、演奏は松任谷の他、大野克夫(PYG)、駒沢裕城(はちみつぱい)、藤田洋麻(夕焼け楽団)、後藤次利など、コーラスに瀬川洋、又、現在その再評価著しい音羽信も参加。オリジナル:1973年発表。

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佐井好子『1976.6.29 ライブ・アット 京都山一ホール』


その耽美な世界観で国内外を問わず多くのファンを魅了し続けるシンガー佐井好子の秘蔵ライブ音源が、初のアナログ化で待望のリイシュー。
日本屈指の伝説的な女性シンガー・佐井好子の1976年ライブ音源。佐井好子は1975年にアルバム『萬華鏡』でデビュー。現在でも世界的に名盤と評価の高いセカンドアルバム『密航』を1976年7月に発表するが、この音源はそのアルバム発売直前の長尺ライブを録音したものである。2008年にライブ音源集『LIVE 1976/79』としてCDで発売された際にこの日の録音が7曲収録されているが、今回は演奏1曲目からラスト&アンコールまでの全17曲を完全収録。なんとアルバム『密航』収録曲を全曲演奏、さらに未発表曲やカバー曲も登場するという佐井好子ファン垂涎の豪華盤。

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Sky Mata『Smile Hotel』


札幌発の奇才ベッドルーム・フォークS.S.W.、Sky Mata(幽体美人)の'21年作がアナログ化。
札幌を拠点に活動する宅録プロジェクトSky Mataの最新作がLPリリース。それぞれのサイドが7~8曲で構成されたノスタルジックでシネマティックな圧巻のローファイ・アヴァン・ポップ組曲。
2010年代中頃から作品を発表し続け、2021年にアナログ化された幽体美人名義のセルフタイトルEPも大きな話題を呼んだSky Mata。最新作となる『Smile Hotel』がBandcampで発表した音源を再構成、本人によって新たに作成されたアートワークでアナログ化です。半世紀前のフォークのようなロマンチックさと無機質でフューチャリスティックな世界が同居する唯一無二のサウンド。ジャズ~ラウンジ・ミュージック~エキゾチックが交差する即興的で流れるような演奏と、ユーモラスにポップなメロディを紡ぐ独特のボーカル・スタイルにも不思議な魅力が詰まった1枚。あえて同時代のアーティストを挙げるのであればSam GendelやHomeshakeを引き合いに出したい大名盤です。

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タイムスリップ『タイムスリップ』


まるで映画のような独特の詩世界。ネオアコ~アシッドフォーク調の中毒性のある独特なポップサウンド。B面3曲目「新宿ストーリー」のリードギターはなんとあの遠藤賢司!あまりにも早すぎた伝説のバンド"タイムスリップ"。アナログ盤用に新たに佐野史郎本人が編集した曲順で初LP化。

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ににんがし『Heavy Way』


1974年作・日本の自主制作アシッド・フォーク・激レア・アルバムが公式再発。 ニール・ヤングやはっぴいえんどにも通じるサイケロック感満載の超隠れ名盤。

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森田童子『FM東京 パイオニア・サウンドアプローチ実況録音盤』


1975年にシングル「さよならぼくのともだち/まぶしい夏」でデビューした森田童子。サングラスとカーリーヘアという特徴的で謎めいた存在感で成熟期に入ったフォーク・シーンで異彩を放ちながら、同年リリースの『GOOD BYEグッドバイ』を皮切りに、『マザー・スカイ=きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか=』(76年)、『a Boy ボーイ』(77年)と、立て続けに傑作アルバムを発表していきます。本作は短くも濃密な森田童子のキャリアでも、充実期にあった1978年春、FM東京(現TOKYO FM)の人気番組「パイオニア・サウンドアプローチ」に出演した際の実況録音盤。ベスト的な選曲と繊細な歌唱と演奏、貴重なMCもそのままに、ファンならずとも必携のライヴ・アルバムです。

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吉野大作『ランプ製造工場』


音羽信がプロデュース参加した1974年作。哲学的で現代詩を思わせる詩世界をストレートなアメリカン・ロック、ダイナミックで渇いたカントリー・ロック、アシッド・フォーク的手法で表現、“ジャックス・ミーツ・夕焼け楽団”と評価された。

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羅針盤『ソングライン』


強烈なギター・ソロと穏やかで揺ぎ無い歌とのパートの対比が印象的な「がれきの空」で幕をあけるサード・アルバム。全2作以上にスケールが大きな歌と演奏を前に聴き手は時間の感覚を放棄せざるを得ない。まるで彼岸の彼方から聴こえてくるような歌。いわゆるアシッド・フォークの名盤としても重宝されるであろう一枚。もちろん一切の芝居っ気も感じられない。深度と純度を兼ね備えた湖のようでもある。ここまでのワーナーの3枚、山本精一(ヴォーカル&ギター)、須原敬三(ベース)、伴野健(ドラムス)、吉田正幸(キーボード)というラインナップによるバンドの作品を三部作とするのはラストに収録された、その名もずばり「羅針盤」のせいだろう。トータル55分、45RPMで2LP。

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ゑでぃまぁこん『Yahho no Potori』


怖(COA)のゑでぃと、LSDマーチのまぁこんの二人による和製アシッド・フォーク・デュオ“ゑでぃまぁこん”が2009年にリリースしたフル・アルバム。プロデュースはテニスコーツのさや、レコーディングは西川文章(かきつばた)が担当。

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Various Artists『Nippon Acid Folk 1970-1980』


昭和のカウンター・カルチャー音楽の歴史を紐解くコンピレーション。はっぴいえんどや西岡たかしのURCカタログからレア自主制作盤まで幅広いアシッド・フォークを収録。

タグ : アナログレコード

掲載: 2024年07月12日 15:11