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エルビョルグ・ヘムシング、サロネン&スウェーデン放送響/アンデシュ・ヒルボリ:ヴァイオリン協奏曲第2番、リキッド・マーブル~ヒルボリ70歳記念!

アンデシュ・ヒルボリ

スウェーデンの現代作曲家アンデシュ・ヒルボリの70歳を記念した新録音が登場。

スウェーデンの現代作曲家アンデシュ・ヒルボリの70歳を記念して、指揮者エサ=ペッカ・サロネンとスウェーデン放送交響楽団が、ヴァイオリニストのエルビョルグ・ヘムシングと、ソプラノのホルゲションをソリストに迎え、ヒルボリの作品「リキッド・マーブル」「クヴェル」「ヴァイオリン協奏曲第2番」を録音しました。

アンデシュ・ヒルボリは、ロサンゼルス・フィル、ニューヨーク・フィルシカゴ交響楽団、ベルリン・フィル、ストックホルム・フィル、カーネギー・ホールから委嘱され演奏された作品により、現代を代表するクラシック作曲家の一人となっています。彼は、クラリネット奏者のマルティン・フレスト、ソプラノのルネ・フレミング、ヴァイオリニストのリサ・バティアシュヴィリ、ヴィオラ奏者のローレンス・パワー、そしてエサ=ペッカ・サロネン、アラン・ギルバート、グスターボ・ドゥダメル、デイヴィッド・ジンマンなどの著名な面々と共演しています。

オーケストラ作品「リキッド・マーブル」では、極端な実験を行っています。導入部の音の上昇するカスケード、弦楽器と木管楽器の素早い連打、そして恍惚としたラグタイムのエピソードは、作品の構成要素のほんの一部です。他の多くの作品と同様に、示唆に富んだタイトルでリスナーを刺激したいと考えています。「リキッド・マーブルは矛盾であり、音楽との関連を喚起できればと思います」と、彼は説明しています。ヴァイオリン、ソプラノ、管弦楽のための作品「クヴェル」には、民謡の要素が取り入れられています。

ヒルボリのヴァイオリン協奏曲第2番は、非常にエネルギッシュでありながらも瞑想的な作品です。空気のような音に、オーケストラとソリストの執拗な呼びかけがアクセントを添えています。音楽は夢見心地であることが多いですが、力強くリズミカルな部分も含まれています。彼のヴァイオリン協奏曲第1番は、アンナ・リンダルのヴァイオリン・ソロと、サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団との録音がOndineよりリリースされていました。

エルビョルグ・ヘムシングは、この作品とヒルボリの音楽の魅力について次のように述べています。「ヒルボリの音の世界に初めて出会ったのは数年前ですが、とても魅力的で美しく、わくわくする曲だと感じました。彼のヴァイオリン協奏曲第2番を演奏するのは爽快です。これまで聴いたことのないような空気のような瞬間から、印象的でキャッチーなリズムセクションまで、この協奏曲はあなたを包み込み忘れられない旅へと連れて行ってくれます。ヴァイオリニストとして、この協奏曲は演奏するたびに新たな興奮と楽しさを与えてくれます。エサ=ペッカ・サロネンとスウェーデン放送交響楽団と素晴らしい録音できたことは、私のキャリアのハイライトでした。」
(ソニーミュージック)

【曲目】
アンデシュ・ヒルボリ(1954- ):
1. リキッド・マーブル
2. クヴェル(夕方)
3. ヴァイオリン協奏曲第2番

【演奏】
エルビョルグ・ヘムシング(ヴァイオリン:2, 3)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ:2)
スウェーデン放送交響楽団
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)

【録音】
2024年1月18-19日、ストックホルム、ベルワルド・ホール

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年07月12日 00:00