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インタビュー

ライヴ・レポートでフィニッシ!!


 超満員のクアトロ。80's直撃世代と若いパンクスが入り混じった客層から、幻想とあきらめと期待感がひしひしと伝わってくる。確かに“Love Missile F1-11”はいまだにカッコいいナンバーだ。しかし16年も経てばメンバーのほうがヨレヨレの可能性が高い。これまで数々の復活失敗ものを見てるだけに不安もよぎる。果たしてジグ・ジグ・スパトニックはどうなるのだろうか……。


 さて、しょっぱなから全裸で登場のロマンポルシェ。。スイカをヘッドバットで割って客席にブチ込むなど、21世紀のスターリン・スタイルでジグ・ジグを歓迎している。そしてスモークの中からマーティン・ディグヴィル、ニールX、トニ-・ジェイムス、ジェーンZが現れた。“Sex Bomb Boogie”でライヴ・スタート! ヤバい、カッコ良い。メンバーはかなりの年齢だというのにルックスもバッチリ仕上げてる。さすが〈21st Century Boy〉!! 20年を先取りしていたら、時代の変化でサウンドもボーダレス。まさに時代が彼らに追い付いて、今の音になってる。やっぱり“Love Missile F1-11”は無敵の名曲。エレクトロニクスとロックンロール、そしてジグ・ジグの素晴しさが全開だ。またステージ運びが巧い。当時だって基本的にはパチもの路線に見られてただけに、誰がここまでライヴを楽しませてくれると思っていただろうか? ライヴ後のお客さんに笑顔が溢れていたことは言うまでもない。夏のイヴェント、夜の野外パーティーなんかにもバッチリ合いそう。また観たい!      

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年07月11日 18:00

更新: 2003年02月12日 14:06

ソース: 『bounce』 233号(2002/6/25)

文/土屋恵介

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