インタビュー

モーサム・トーンベンダー、〈響き〉の軌跡

『DRIVE』
クアトロ(1999)
すでに域を越えていた、歌に込めるハンパない情念、ドライヴィンなアンサンブルで、〈こ、これは!〉と強烈な第一印象を与える、初のCD作品。のちに再録され、シングルとしてリリースされる“未来は今”を収録。

『DAWN ROCK』
クアトロ(2000)
ファースト・フル・アルバムということもあって、インストゥルメンタル曲をはさむなど、バラエティーに富んだ内容に。静から動に至るまで、バンドが持つさまざまなグルーヴを体感できる。戦闘態勢は整った!

『echo』
クアトロ(2001)
オープニング“DAWN ROCK”でボディー・ブロウをかまし、持ち前のライヴ感でこれでもか!とラッシュをかけていくミニ・アルバム。ライヴ・テイクとスタジオ・テイクが混在しているのだが、そのテンションに誤差はほぼナシ。

『HELLO』
ユニバーサルJ(2001)
強烈な先制攻撃“冷たいコード”で、早くもグロッキー。しかし、怯んでも攻撃は止まない。終始メッタ撃ちを喰らった12ラウンドを終えたとき、聴き手の胸のなかには、心地良い感傷が。メジャー・ファースト・アルバム。

「未来は今」
ユニバーサルJ(2002)
モーサム・トーンベンダー初のシングル作品。バンド史上もっとも多く演奏されてきた楽曲であり、ここで再録するということは、彼らのたくましさ、その尋常ならぬ成長を誇示することに。もちろん、自信たっぷりで。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年11月07日 12:00

更新: 2003年02月12日 16:35

ソース: 『bounce』 237号(2002/10/25)

文/久保田泰平